心理状態がゲームを左右する!?
テレビゲームというものは、コントローラーを使ってプレイします。それは当たり前のことですが、「Ankkoro」はなんとプレイヤーの心の内面と、それに伴う肉体的変化をプレイに反映させるというゲームコントローラーです。それって一体どういうこと!?
プレイヤーの状態をモニタリング
Ankkoroは手首に装着するコントローラー。人間は緊張すると汗を掻きます。同時に心拍数も上がります。他にも姿勢なども変わっていくはずです。
Ankkoroは、プレイヤーの発汗量や姿勢、心拍数、そしてガルバニック皮膚反応を常時モニタリングするデバイス。これらをデータとして検出し、ゲームのプレイに反映させようという製品です。
Ankkoro対応のゲームはすでに開発されているとのことですが、それらはプレイヤーの心理状態を画面に表示します。リアルでの緊張が、結果に直結するというわけです。
ホラーゲームでもシューティングゲームでも
たとえば、ホラーゲームでこのAnkkoroを用いるということを想定してみましょう。
恐怖は身体の具合に直接影響します。心拍数や発汗量にも大きく影響するため、それを利用すればよりリアルなホラーゲームを制作することが可能です。
また、一人称視点のシューティングゲームにもこの仕組みを導入することができます。「銃を撃つ緊張」が、画面の中に表現されるというわけです。
概念を覆すコントローラー
コントローラーを操るテクニックだけでなく、プレイヤーの心理をもゲームに投影してしまうAnkkoro。ゲームというものの概念を覆すような製品でもあります。
Ankkoroはクラウドファンディング「Kickstarter」で106ドル(約1万1900円)での出資を受け付けています。
「プレイヤーの心理を反映させる」、ちょっと怖い気もしますが、これを使えばよりゲームがリアルになることは間違いありません。Ankkoro対応のタイトルも配信予定とのことで、世界的な普及が期待される製品です。