キッチンの片隅に家庭菜園。
プランターでハーブや野菜を育てる。それは今や、高度で手のかかる趣味ではなくなりました。CES2018にも出展された「Plantario」は、誰でも手軽に家庭菜園ができるよう設計された最新機器です。
部屋の片隅の家庭菜園
Plantarioは2種類のラインナップ。ここではサイズの大きい「ONE」について解説します。
しかし「大きい」とはいっても、そのサイズは高さ69×奥行44.5×幅48.4cmです。部屋の片隅に置けるくらいの寸法ではないでしょうか。
天板にはLED照明が設けられ、この光で作物を育てます。水の供給や換気も自動で行います。これにより、天候や気温に左右されることなく、作物がぐんぐん成長していくのです。
成長をスマホで管理
Plantarioは専用アプリと連携し、作物の管理をスマホでチェックすることもできます。
それにしても、小さい。まるで飲料冷蔵庫です。中の作物が成長したら、料理の途中でPlantarioのドアを開けてハーブを収穫する。完全に冷蔵庫感覚の製品です。もちろん、そのハーブには農薬は一切使用されていません。自分の家で作ったからこその信頼感があります。
アメリカとカナダのみの配送
ただし、このPlantarioは残念ながらアメリカとカナダのみの配送です。
日本でも最近、こうした室内菜園機器が市場に流通しています。Plantarioを日本に持っていっても売れるのでは? と考えるのは筆者だけでしょうか。
価格はクラウドファンディングサービス「Kickstarter」の出資枠で、699ドル(約7万5000円)から。
野菜高騰が叫ばれる昨今ですが、それを自宅で作ってしまえば価格変動に影響されることはありません。また、「生産者=自分」という事実がこの上ない安心感にもなります。