これまでとは一線を画す旅客機。
長年「ジャンボジェット」の愛称で親しまれてきたボーイング747などに代表される巨大旅客機。総2階建てのエアバスA380など、各航空会社では引退のニュースが次々と出てきていますが、このカテゴリに今までとは一線を画すようなコンセプト航空機が公開されました。
それではさっそく世界最大のデルタ型航空機「Magnavem」をご紹介しましょう!
ロッキード・マーティンにもとづく
Magnavemは、アメリカ合衆国の航空機や宇宙船の開発製造企業「ロッキード・マーティン」のコンセプトに基づく、スペインのデザイナーであるOscar Vinals氏のデザインによるもの。現実味あふれる機体に未来に大きな期待を寄せてしまいます!
動力がすごい
Oscar Vinalsの電気系統やハイブリッドエンジンを駆動するのは、非常に安全だとされ、そう遠くない将来に実現する可能性について言及する報道もされた小型核融合炉。ココだけでも今までの航空機の概念が吹き飛びそうです。
その他にも超伝導体や、N極かS極しか持たない「磁気モノポール」を利用したデバイスなど、最新鋭のテクノロジーを満載。UFOそっくりなカタチの航空機だけに採用される技術の近未来感も半端ないです!
どんな旅客機?
ではMagnavemは旅客機としてはどんなスペックなのでしょう? エアバスA380と同じく総2階建ての客室キャビンは乗客500人を収容。ファーストクラスとビジネスクラスが140席で、残りが通常の「スーパーツーリストクラス」と呼ばれる席です。
特にファーストクラスでは考えうる最高の贅を尽くした装備で乗客を迎えることに。詳述はされていないものの、サウナやジャグジーを楽しめることもあるスパや、VR体験が可能な設備まで搭載しています。
キャビンの天井は透明度を変更可能で、素晴らしい大パノラマを体験することができる、マッハ1.5の超音速デルタ型旅客機Magnavem。ぜひ、ロッキード・マーティン社で実現してほしいです!
このような巨体であるにもかかわらず、離陸するのに必要な滑走路の距離が通常の3分の1程度となるわずか800mだと謳うMagnavem。デザインを行ったOscar Vinals氏の他の航空機関係の作品は、多くの人の既成概念をよい意味で打ち砕いてくれるコンセプトです。こんな航空機で飛行場が埋め尽くされる日も近いのかもしれません。