ホイールの新しいカタチ。
折りたたみ自転車といえば、折りたたみ機構搭載のフレームに小径ホイールのスタイル。「もう少し大きなホイールならラクに長距離を走れるのに」と思うことも。そんな中、自転車そのものの可能性も広がりそうなプロダクトが登場しました。早速、折りたためるホイール「Revolve」をご紹介しましょう!
折りたためるホイールとは?
折りたためるホイールとは一体どんなものなのでしょうか? それは、おなじみのディスク状のタイヤとホイールが、ほぼワンアクションでラグビーボールのような形に変身する、唯一無二の新発明ホイールなのです!
折りたたみ機構のしくみ
それでは早速Revolveの折りたたみ方を詳しくご紹介。開発チームが折りたたみ方を「オープン・アンド・クローズ」と表現していると通り、ホイールのハブ(軸の部分)をヒョイと持ち上げるだけで形がラグビーボール状に変身します。
「タイヤはどうなっているの?」という疑問に対しては、エアレスタイヤで解決。そのままタイヤごと分割されるというわけです。きっと乗り心地や性能も、これから追求されていくことでしょう!
もたらされる恩恵
元の大きさは直径665mmが折りたたまれることで260mmに縮小されます。そのおかげで、家にコンパクトに収納することはもちろんのこと、バックパックに入れて移動したりと、自転車の持ち運び方が激変する可能性を秘めています。
「ユニバーサル・ハブ」(軸の部分)のおかげで、折りたたみ式を含めてさまざまな種類の自転車に使うことができるのはもちろん、車いすや地上走行ドローン、キャリーバッグにも応用できるという守備範囲の広さが魅力ですね。
現在、製品化されて本格的な生産に入るための協力企業が募集されているRevolve。世の中に現れる日は間近いことでしょう!
従来のホイールのスポークの部分に相当するRevolveのフレームは堅牢なアルミニウム製。素材の選択の洗練による軽量化がなされ、その上パンクしないエアレスタイヤの高性能化により、現在の私たちには想像できないような自転車の未来を到来させるかもしれません。とても楽しみです!