世界第4位のコーヒー産地「インドネシア」。安価なコーヒーを多く栽培していた国ですが、近年ではスペシャルティコーヒーとして楽しめる品質の商品も増えてきました。島ごとに個性のあるコーヒーを産出しており、さまざまな銘柄が有名。なかには非常に高価なモノもあります。

そこで今回はインドネシア産コーヒーのおすすめをご紹介。品種や等級など、選び方のポイントについても解説するので、参考にしてみてください。

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インドネシア産コーヒーの特徴

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インドネシア共和国で生産されるインドネシア産コーヒー。生産量は世界第4位で、コーヒーの主要な産地に数えられます。もともとは安価なイメージの強かった地域ですが、近年ではスパイシーでオリエンタルな風味を備えていることから、アメリカを中心にコーヒーが好きな方から評価が高まっている産地です。

多くの島からなるインドネシアでは、島によって個性の異なるコーヒーが栽培されています。また、栽培されている品種の数が多いのも魅力。栽培地や品種の違いなど、ひと口にインドネシア産コーヒーといっても味わいの幅が広いのもポイントです。

種類によっておいしい飲み方にも違いがあるため、自分の好きな商品を探す楽しみもあります。ぜひさまざまなインドネシアのコーヒーを試してみてください。

インドネシア産コーヒーの選び方

品種をチェック

アラビカ種

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アラビカ種はインドネシアでの生産量は全体の10%程度ですが、世界的には主力品種として知られているコーヒー豆です。インドネシア国内でも、量は少ないものの20種類以上のアラビカ種が栽培されています。

クオリティの高いコーヒー豆として知られており、酸味と甘みを感じる複雑な味わいが特徴。フルーティーでフローラルなアロマを堪能できる品種です。

生産される場所によって異なる名称で販売されているため、味わいの違いに注目して選ぶのもおすすめ。インドネシア産の個性的なコーヒーを楽しみたい方は、ぜひアラビカ種を試してみてください。

ロブスタ種

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ロブスタ種はインドネシア産のコーヒーを代表する品種で、芳醇な香りと苦味の強さが魅力です。一方で酸味は控えめなので、酸味の苦手な方にもぴったりな品種。苦味の少ない品種とブレンドすることで、インスタントコーヒーにもよく使われています。

また、ロブスタ種は病気に強く、栽培しやすい傾向にあるのが特徴です。インドネシアではもともとアラビカ種を中心に栽培を行っていましたが、1990年代に入ると「サビ病」が大流行。アラビカ種が激減してしまいました。

以後、病気に強いロブスタ種を積極的に栽培。現在ではインドネシア産コーヒーの約9割は、ロブスタ種にあたります。インドネシア産コーヒーを選ぶ際は、ロブスタ種にも注目してみてください。

銘柄をチェック

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インドネシアは多様な栽培環境を有しており、生産地によって同じ品種でも異なる銘柄の商品として販売されているのが特徴です。たとえばジャワ島で栽培されるロブスタ種は、苦味とコクが豊かでカフェインを多く含有しており「ジャワコーヒー」と呼ばれています。

スマトラのアラビカ種はカフェオレにぴったりの味わいで、「マンデリン」として出荷。スラウェシ島トラジャ地方のアラビカ種は、バランスのよい味わいで「トラジャコーヒー」として扱われます。

さらに、ジャコウネコが未消化の状態で排出したモノは、「コピルアク」と呼ばれる世界でもとくに高級なコーヒー豆。香りや風味が豊かで、ほかのコーヒー豆にはない個性的な味わいを楽しめます。インドネシア産コーヒーを購入する際は、銘柄もチェックしてみてください。

コーヒー豆の等級をチェック

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インドネシアのコーヒー豆の等級は、300g中の欠点豆の量で決定されます。欠点豆とはコーヒーに悪い影響を与える、質の悪いコーヒー豆のことです。

具体的には加工や運搬の過程で割れてしまった「欠豆」や「潰れ豆」、えぐみの原因となる「生育異常豆」。嫌な風味をもたらす「カビ豆」や「虫食い豆」などが該当します。

等級は「G」と数字で表され、数字が大きくなればなるほど等級は低くなるのがポイントです。もっとも質の高い等級は「G1」で、300g中に11個まで欠点豆が許されています。

コーヒーの産地をチェック

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インドネシアには1万以上の島が存在しており、コーヒーの産地も多様化しているのがポイントです。なかでも主要な産地はスマトラ島とスラウェシ島です。

スマトラ島はインドネシアのコーヒーの7割を産出しており、なかでもマンデリンはスマトラ島を代表する銘柄として知られています。重厚感のあるコーヒー豆ができるのが特徴で、スパイシーな味わいが好きな方におすすめです。

スラウェシ島のコーヒーはインドネシアのコーヒー生産量の1割程度で、栽培される品種のほとんどがアラビカ種。フルーティーな味わいのコーヒーが多く作られています。濃厚な味が好きな方はスマトラ島、果実感のある味が好きな方はスラウェシ島のコーヒーに注目してみてください。

焙煎度合いをチェック

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インドネシアには多様な味わいのコーヒーが存在するため、適した焙煎度合いも種類によって異なります。たとえばマンデリンは香りを引き出せる浅煎りがおすすめ。ミルクを加える場合は、深煎りのモノをチョイスしてみてください。

ジャワコーヒーは、苦味やコクが活かせる深煎りがぴったり。トラジャコーヒーは中煎りから深煎り程度の焙煎度合いが適しています。

また、インドネシア特有の飲み方で濃く抽出したコーヒーに砂糖を入れて楽しむトウブルックには深煎りのコーヒーを用いるのが特徴。飲み方や銘柄に合わせて、焙煎度合いも変えてみてください。

インドネシア産コーヒーのおすすめ

ファクトリーナ マンデリン スペシャルティーコーヒー ザ・シティー 中煎り

ファクトリーナ マンデリン スペシャルティーコーヒー ザ・シティー 中煎り

スマトラ島で栽培されたスペシャルティコーヒーを、シティーローストで仕上げたインドネシア産コーヒー。使用するのは、スマトラのなかでも北部リントン地区のモノに限定している商品です。

スマトラ式の精製方法で、野性的な味わいを引き出しています。酸味と苦味が抑えられており、飲みやすい味わいが特徴。コクがあり、芳醇な風味を楽しめるマンデリンです。

内容量は180g。焙煎から半年はおいしく楽しめますが、開封後は早めに使い切るのがおすすめです。エキゾチックな味わいのコーヒーが好きな方は、チェックしてみてください。

銀河コーヒー バリ神山ハニー 中煎り 無農薬栽培

銀河コーヒー バリ神山ハニー 中煎り 無農薬栽培

バリ島の神が住むと伝えられる活火山・バトゥール山の豊かな自然環境で栽培された、インドネシアのコーヒーです。昼夜の激しい寒暖差が、質の高いコーヒー豆を育てています。

本商品は、コクがあってクリアな苦味と酸味を備えた「バリ神山」に、なめらかな甘さも感じられるのが特徴。コーヒー豆を精製する際に、コーヒーチェリーの甘み成分「ミュジレージ」をつけたまま天日乾燥する「ハニープロセス」を行っているのがおいしさの秘密です。

同製法を行うことで、蜂蜜のような甘さがコーヒーに加わります。開封後も保存しやすいチャック付きのパッケージ入り。クセが少なく、苦味が際立たないコーヒーが好きな方におすすめです。

カカシコーヒー インドネシア マンデリン シナール 中深煎り

カカシコーヒー インドネシア マンデリン シナール 中深煎り

スマトラ島リントンニフタのパランギナン地区のマンデリンです。品種はティピカ。天日乾燥で、スマトラ式精選を行っています。等級はG1です。

太陽光を多く浴びて育っていることから、別命「光のマンデリン」とも呼ばれるコーヒー豆を使用。マンデリン特有の風味に加え、トロピカルなフルーツやエキゾチックなスパイスのような風味を感じられると謳われています。コクがあり、上質な苦味と甘さを堪能できるのも魅力です。

専用ロースターで温度や排気を管理しながら、丁寧に焙煎。焙煎度合いは中深煎りです。焙煎は注文後に行っています。欠点豆を取り除くことで、奇麗な味わいを目指しているのも特徴。こだわりのマンデリンを味わってみたい方におすすめです。

パオコーヒー カロッシ・トラジャ・スラウェシ

パオコーヒー カロッシ・トラジャ・スラウェシ

個性的な味わいを楽しめる、スラウェシ島のトラジャコーヒーです。希少な銘柄をチョイスし、コーヒー豆の持つ個性を活かすように焙煎を施した商品。質の高さで知られるトラジャコーヒーは、栽培における気候条件が厳しく、環境の整った高地でのみ作られています。

なめらかでコクのある味わい。かすかにシナモンのような風味を楽しめると謳われています。コーヒーに精通する方からも愛されるクオリティです。

焙煎はミディアムロースト。苦味は控えめで繊細な味わいなので、ブラックで楽しむのがおすすめです。保存時は密閉容器に入れて、冷蔵か冷凍が適切。ユニークな風味があるコーヒーを探している方にぴったりの商品です。

コーヒーローストビバーチェ ジャワロブスタ

コーヒーローストビバーチェ ジャワロブスタ

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ロブスタ種のジャワコーヒーです。個性的な香り立ちから、ブレンドコーヒーに使用されることが多いコーヒー豆。本商品はジャワ島のロブスタ種のなかでも質の高いモノを厳選することで、スペシャルティコーヒーとして楽しめるように仕上げています。

主張があり、スパイシーで穀物のような味わいが特徴。エスニックな雰囲気を持ったコーヒーを試してみたい方におすすめです。賞味期限は焙煎してから2ヵ月以内。焙煎度合いや挽き方は選べるので、自分の好みの味わいに近づけられます。

焙煎を手がけているのは、東京都目黒区にあるコーヒーショップ。ジャワ島ロブスタ種のコーヒーが持つ味わいを、堪能してみたい方はチェックしてみてください。

ユニマットキャラバン スペシャルティ ランテカルア

ユニマットキャラバン スペシャルティ ランテカルア

インドネシア東部に位置するスラウェシ島で栽培されるコーヒー豆です。ランテカルアとは「8つの山のすそ野」という意味で、コーヒーの栽培に適した土地でもあります。品種はティピカ種です。

寒暖差の激しい場所で、ブルーマウンテンの名産地として知られるジャマイカにも近い気候を備えているのが特徴。地理的特性によってコーヒー豆に豊富に含まれた有機酸が、焙煎によって芳醇なアロマや酸味・甘みへと変化して複雑な味わいに仕上がります。

ボディは軽めですが、キビ糖のような甘さやコクを感じられるコーヒー。軽めでも味わいのあるコーヒーが好きな方におすすめです。

上町珈琲 カロシ

上町珈琲 カロシ

カロシトラジャと呼ばれるインドネシア産コーヒーです。本商品は、インドネシア南部のスラウェシ島の東南部で栽培されています。カロシはスラウェシにある小さな町の名前で、赤道直下で標高は1000~1500mの高地です。

熟したコーヒー豆を丁寧に収穫して精製。質のよい個体のみを集めて商品化しています。コーヒー栽培に適した環境で育つコーヒー豆は、コク・香り・味が揃った味わいが特徴です。

賞味期限は焙煎から1ヵ月程度。コーヒーを挽く際のミルにもこだわりがあるコーヒーショップの商品なので、豆のままはもちろん挽いた状態のモノを購入するのもおすすめです。トラジャコーヒーが気になる方はチェックしてみてください。

土居珈琲 バリアラビカ 神山

土居珈琲 バリアラビカ 神山

コーヒーの持つ苦味を堪能できる商品です。インドネシア産コーヒーのなかでも、芳醇なアロマと質のよい苦味が際立つ銘柄。クリアな苦味は、焙煎を手がけている土居珈琲もコーヒーの持つ苦味の基準として考えているほどです。

コクのあるテイストで、苦味のなかに甘さも感じられます。さらにフローラルな香りで華やかさも兼ね備えているのが特徴です。本商品は、インドネシアのバツール山山腹に位置しているバリアラビカ神山で栽培。完熟したコーヒーの実を、農園スタッフが手作業で収穫しています。

焙煎度合いは、フルシティーローストがおすすめです。良質なコーヒーが備えている、奇麗な苦味に注目して楽しんでみてください。

香福屋 インドネシア ランテカルア スロトコ農園

香福屋 インドネシア ランテカルア スロトコ農園

インドネシアのシングルオリジンコーヒーです。スラウェシ島南部に位置する山・ランテカルアの標高1500~1800m程度のところに位置する、スロトコ農園のコーヒー豆を使用した商品。柑橘のような風味とキレのある味わいです。

余韻にかけて心地よく苦味が広がります。レアチーズケーキとフードペアリングして楽しむのがおすすめ。焙煎の度合いは深煎りです。手がけているのは岐阜の小さなコーヒーショップ「香福屋」。こだわりのシングルオリジンコーヒーを飲みたい方におすすめです。

ホヌ加藤珈琲店 眠れる珈琲 マンデリンスペシャル

ホヌ加藤珈琲店 眠れる珈琲 マンデリンスペシャル

デカフェタイプのマンデリンです。液体二酸化炭素抽出法によって、カフェインを除去。時間をかけて低温・低圧でカフェインを取り除くため、コーヒー本来の味わいを壊しません。

分析においても、コーヒーの持つクロロゲン酸などあまり減少していない点に注目。マンデリンならではのコクのある味わいを、カフェインレスでも保っているのが魅力です。

従来のデカフェ商品では満足できない方にもぴったりの商品。焙煎は中深煎りです。睡眠前にコーヒーを飲みたい方や、カフェインを制限している方はチェックしてみてください。

ジャコウネココーヒー専門店ウフコーヒー コピルアクギフト

ジャコウネココーヒー専門店ウフコーヒー コピルアクギフト

非常に希少で高価な、コピルアクを楽しめるインドネシア産コーヒーです。インドネシア・バリ島にあるコーヒー農園のコピルアクを、日本人が譲り受け販売している商品。注文を受けてから焙煎することで、コピルアクの風味を堪能できるように仕上げています。

コーヒー豆はボトルに詰められており、栓にはコルクを採用することで香りを閉じ込めているのもポイント。コピルアクについて理解が深まるように、説明冊子が入っています。

金額のわかる明細は入らないため、贈答用にも安心して使えるアイテムです。容量は70g。ギフトに適している珍しいコーヒー豆を探している方におすすめです。

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