バーチャルリアリティーの世界に”触る”。
VRヘッドセットで体験できるVR(バーチャルリアリティー)がまた進化しそうです。仮想現実の世界を”見る”だけでは満足できない? 今回ご紹介するのは、バーチャルリアリティーなのに”触って感じる”ことができたら…という発想のKickstarterプロジェクト Gloveone です。
触覚グローブの世界
VRヘッドセットで見えるリアルなリンゴ。Gloveone をはめるとそのリンゴを持って重さを感じることができます。VRの世界なので握りつぶして、その際の感触も感じることが可能。VRの蝶はどうでしょう?ヒラヒラと飛んできたきれいな蝶に見とれていると、ディスプレイのプレーヤーの仮想の手の小指にとまります。そのモジョモジョした感じが小指に伝わってきます。
Gloveone をはめた手で仮想のギターを弾くことだってできます。アルペジオで爪弾く指に弦の感触が伝わるのに興奮するかもしれませんね。
感触を伝えるテクノロジー
Gloveone はどのように感触をもたらすのでしょう?指や手のひらには動きを伝える装置が10個仕込まれています。ディスプレイの物に触った時、その装置は別々に異なった周波数や強さで振動して、その感触を伝えます。Gloveone のテクノロジーの進化を想像してみてください。野球ゲームで剛速球を打った衝撃がビーンと伝わったり、ゾウの体をなでてその感触にビックリしたり。もうスゴいことになりそう!
Gloveone には大きな可能性が。たとえば寝たきりの患者がベッドの上で世界中の行ってみたい場所で、様々な物に触れ"体験"するとか…社会に大きな貢献ができそう!