少ない水で多くの収穫を。
水の惑星である地球。しかし飲料水に用いることのできるものは全体の3%。ある調査によると、人間が使用できる水のうち70%は農業に使われているそうです。水不足が進行しているにもかかわらず、農業の生産量の向上が求められています。今回ご紹介するのは、より少ない水で、多くの収穫を目ざす、植物のためのスマートセンサー SenSprout です。
とてもシンプル
SenSprout の仕組みはとてもシンプル。植物の側の土に刺して置くだけでOK。土と葉の水分量をSenSproutの「葉」の部分に仕込まれたLEDライトが、状態に対応した色に光ることによりお知らせ。
将来的にはLEDライトだけでなく、PCやスマートフォンに水分情報などをワイヤレス送信することも計画されています。確かにこの機能は大規模農場にとって、絶対必要な条件ですね。
SenSproutには土中の部分のセンサーと「葉」の部分のセンサーがあります。これらは水の散布のためだけでなく、病気の予防、肥料の使用量抑制にも役立つというから、シンプルなのにスゴい! しかし、似たようなセンサーのシステムは数千ドルの費用がかかるので、多くの農場主は導入に躊躇しています。
Indiegogoに登場しているSenSproutは45ドルから入手可能。家の観葉植物にも十分利用可能なので、地球環境を守る、このプロジェクトに参加してみませんか!?
小麦1キロ収穫するために1000リットルの水が必要と言われています。この数字を見るだけでも、SenSproutのようなテクノロジーが本当に求められていることが分かりますね。