福島県の内陸部に位置する「会津若松」。古くは会津藩の城下町として栄え、現在では白虎隊記念館や会津若松城(鶴ヶ城)などの観光資源を持つ観光地としても有名です。お土産もさまざまで、選ぶのに迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの会津若松のお土産をご紹介します。定番の和菓子から「赤べこ」などの伝統工芸品まで幅広くピックアップ。会津若松のお土産選びの参考にしてみてください。
- 目次
- 会津若松のお土産おすすめ|名物・人気
- 会津若松のお土産おすすめ|食べ物(お菓子・スイーツ)
- 会津若松のお土産おすすめ|食べ物(おかず・おつまみ)
- 会津若松のお土産おすすめ|お酒・飲み物
- 会津若松のお土産おすすめ|雑貨
- 会津若松のお土産おすすめ|おしゃれ・かわいい
会津若松のお土産おすすめ|名物・人気
オノギ食品 会津のこづゆ
会津若松の郷土料理の代表「こづゆ」が手軽に味わえるお土産です。現地では、お祝いの席・お正月・お盆など、人が集まる場では必ずといっていいほど振舞われています。
調理済みのこづゆをレトルトパックしており、あたためてすぐに食べられて便利。朱色で平たい器に盛れば、本格的なこづゆを視覚的にも再現可能です。
賞味期限は180日と長いので保存にも便利。容量は2人前で、1人でおかわりする「露返し」も楽しめます。会津若松の郷土の味のお土産におすすめです。
会津天宝醸造 会津こしひかり味噌
1871年に創業した老舗の発酵食品メーカーが作る味噌のお土産です。会津産の大豆とコシヒカリ米を100%使用。地元・会津若松の材料にこだわっているのが特徴です。
平成15年には「優良ふるさと食品中央コンクール」で農林水産大臣賞を受賞。県外からも高い評価を受けています。
内容量は500g。定番のお味噌汁のほか、おにぎりに塗って焼いて食べるのもおすすめです。和食を好む方への会津若松のお土産としてチェックしてみてください。
柏屋 薄皮まんじゅう こしあん
「日本三大まんじゅう」のひとつと謳われる和菓子のお土産です。江戸時代の1852年に初代創業者により考案されました。
その名の通り、薄い皮の中にこしあんがたっぷり詰められているのが特徴。皮に混ぜ込んだ黒砂糖の風味と、程よいこしあんの甘さのハーモニーが楽しめます。
口どけのよいなめらかなこしあんのほか、小豆本来の風味が味わえるつぶあんが詰められた商品もラインナップ。どちらも自家製あんを使用しています。そのまま食べるのはもちろん、衣をつけて天ぷらにするなどさまざまに楽しめるのも魅力。会津若松のお土産にぴったりのお菓子です。
会津若松のお土産おすすめ|食べ物(お菓子・スイーツ)
会津長門屋 Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア

美しいビジュアルが印象的なようかんのお土産です。透き通ったシャンパンゼリーの中に、青と黄の2色に着色したようかんを閉じこめ、小豆ようかんでサンドしています。カットする部分ごとにようかん断面の絵柄が変わるギミックが特徴です。
あずき・シャンパン・レモン、3つの味のようかんの上に、鬼クルミ・クランベリー・レーズンをトッピング。6つの異なる風味が一度に楽しめます。
日本画家・舛田玲香氏の書き下ろしたパッケージのカラフルな絵も魅力的。グッドデザイン賞をはじめ数々の賞を獲得しており、会津若松のお土産にもぴったりです。
三万石 ままどおる
会津若松をはじめ、福島県内に広く店舗を持つ製菓メーカーの代表的な焼き菓子です。「ままどおる」はスペイン語の「お乳を飲む子」をイメージした名前。ミルク味のあんをバターを使った生地で包んでおり、ミルキーな味わいが楽しめます。
日持ちは製造日から8日間。10月~5月までの期間はチョコレート味も販売されています。やさしい味わいで、大人から子供まで喜ばれる会津若松のお土産です。
太郎庵 会津の天神さま

会津若松の優れた地域産品として認定された「会津ブランド」の洋菓子。東北地方に古くから伝わる張子玩具が商品名の由来です。
甘さを抑えたソフトなブッセ生地に、北海道産のバターとチーズで作ったクリームをサンド。バターは有塩タイプを使い、程よい塩味をアクセントに加えています。クリームが生地に馴染んで、しっとりとした口当たりが楽しめるのも魅力です。
フレーバーは、チーズ・ラムレーズンのほか、夏みかん味・キャラメルりんご味など、季節品もラインナップしています。日持ちは6日。甘すぎず食べやすい風味は、会津若松のお土産にぴったりです。
白亜館 会津山塩のシュークリーム
会津若松にあるパティスリーのシュークリームです。会津産の牛乳「べこの乳」をクリームに使用し、温泉水を煮詰めて作る「会津山塩」を加えて甘じょっぱい味に仕上げています。
軽い歯ごたえのあるシュー生地にたっぷりと詰められたクリームは、くどすぎない甘さで何個でも食べられる口当たり。ほどよい塩味がクリームの濃厚なミルク感をより引き立てます。
賞味期限は製造日から30日、解凍後は2日。会津山塩にべのこ乳と会津らしさを感じさせるデザートなので、会津若松のお土産におすすめです。
松本家 水ようかん

会津若松市の東山温泉街に店を構える老舗ようかん屋の水ようかん。昔ながらの製法でみずみずしく甘さを抑えた味わいに仕上げています。小豆は北海道産・寒天は信州産・そのほか栗やくるみなども国産物を使い、原材料にこだわっているのが特徴です。
保存料などは一切使っておらず、日持ちは冷蔵で2~3日ほどと短め。寒天は食物繊維を豊富に含む食品です。控えめな甘さは、甘党の方はもちろん、お酒が好きな方への会津若松のお土産としてもぴったりなので、チェックしてみてください。
会津若松のお土産おすすめ|食べ物(おかず・おつまみ)
会津中央乳業 べこの乳発 会津の雪
搾りたての会津産生乳で作られた無添加ヨーグルトのお土産。商品名の由来となった、雪のような口どけ感が魅力です。
酸味は控えめで、濃厚ながらもしつこくない味わいが特徴。熱をかけずに水分を搾り取る「低温濃縮製法」でチーズのようなコクを引き出しています。
加糖タイプと無糖タイプの2種類。ほんのり甘い加糖タイプは、ジャムやフルーツソースをかけなくても食べやすいのがメリットです。賞味期限は製造より16日間。甘さが気になる方には、砂糖を加えていない無糖タイプがおすすめです。
会津ブランド館 焦がし醤油仕込み会津じゅうねんドレッシング
会津若松にあるセレクトショップが扱うえごまドレッシングです。福島県ではえごまのことを「じゅうねん」と呼び、「食べると十年長生きできる」といわれ親しまれています。
使用しているじゅうねんは奥会津三島町産。ほかには焦がし醤油・にんにく・黒ゴマなどを使い、素材感を活かした香ばしさが特徴です。
化学調味料・合成着色料・保存料は不使用で、安心して口にできるのもメリット。サラダ好きな方や健康志向の方への会津若松のお土産にぴったりです。
八二醸造 会津高田梅酢の梅醤油

みそ田楽で有名な会津若松「満田屋」の梅酢を使用しただし醤油です。梅酢の原料である「会津高田梅」は会津の特産品。日本で一番大きい梅と称され、その品質から「青いダイヤ」と呼ばれています。
この梅酢に木桶仕込みの醤油とかつおだしをブレンド。さわやかな梅の香りと酢の酸味がきいた風味が特徴です。
内容量は150mlで食卓に置いていても邪魔にならないサイズ。手軽に使えて便利です。刺身・冷奴・おひたしなどのほか、卵かけご飯にもよく合います。自宅で使う会津若松のお土産にも好適です。
内池醸造 昔ながらのソースカツ丼のたれ
会津若松を中心に親しまれているご当地グルメ「会津のソースカツ丼」。そのカツに絡めるソースをイメージして作られたお土産です。
現地で食べられるソースカツ丼を自宅で手軽に再現できるよう、会津の老舗洋食店関係者が開発に参加しています。トマトペーストやりんごのピューレをブレンドしたソースは中濃に近い甘口タイプです。
ソースカツ丼はもちろん、コロッケなどのフライ料理全般にもおすすめ。会津若松のご当地グルメを自宅でも味わってみたい方はチェックしてみてください。
会津天宝醸造 塩糀ドレッシング
会津若松の特産品「塩糀」を使ったドレッシングのお土産です。原料の米には会津産「ひとめぼれ」をセレクト。地産地消にこだわり、「平成24年度優良ふるさと食品中央コンクール」では最高賞を獲得しています。
程よい甘みの糀に柚子の果汁を加え、くどさのない爽やかな風味に仕上げているのが特徴。ノンオイルなのでサラダ以外の料理にも合わせやすいのも魅力です。賞味期限は270日。容量は200ml入りと使い切りやすいサイズです。発酵食品が気になる方はチェックしてみてください。
ニヘイフーズ 会津産馬刺し もも肉

会津若松にある肉屋が取り扱う馬刺しのお土産です。会津名物・馬刺しが登場したのは昭和30年ごろ。プロレスラーの力道山が生で馬肉を食べたことが始まりとされています。
醤油とニンニク味噌を合わせたタレにつけて食べるのが会津馬刺しの食べ方。くせがなく、あっさりとした味わいの馬刺しによく合います。
馬刺しは真空パックされており、消費期限は配送から10日。辛子にんにく味噌が添付されています。タンパク質が多くカロリーは控えめな馬刺しは、ダイエットが気になる方などへの会津若松のお土産としてもおすすめです。
会津若松のお土産おすすめ|お酒・飲み物
猪苗代地ビールThe 17846 BEER
会津磐梯山のふもとにあるビール醸造所のクラフトビール5本セットです。磐梯山の湧き水を使い、麦とホップにはビールの本場ドイツ産を使用。副原料を一切使わない本格派の味わいが特徴です。
セット内容は、定番のピルスナータイプのほか、ホワイトビールや黒ビールなどバラエティ豊かにラインナップ。5種類すべてが国際的なビール審査会で毎年のように賞を獲得しています。会津の地ビールの本商品は、ビール好きな方への会津若松のお土産におすすめです。
末廣 純米大吟醸 ゆめのかおり
江戸年間の1850年に創業した会津若松の老舗が作る日本酒です。地元会津の原料にこだわり、仕込み水には会津の天然水、米は会津産の「ゆめのかおり」を使用しています。フルーティーな香りと、酸味と甘みが調和した飲みごたえのある味わいが特徴です。
0~5℃程度に軽く冷やして飲むのがおすすめ。酒の風味がより引き立ちます。2022年にはフランスの日本酒コンテストで金賞を受賞。国際的にも評価を受けている会津の地酒は、お酒好きな方へのお土産にぴったりです。
会津若松のお土産おすすめ|雑貨
福西惣兵衛商店 デザートカップ 洗朱内金
400年以上の歴史を持つ伝統工芸「会津塗」を現代風にアレンジしたデザートカップです。1919年創業の会津若松の漆器店が手がけています。
天然木をくり抜き、小ぶりなサイズに造形。手に馴染みやすい丸みを帯びたデザインが特徴です。カップの内側は金色に塗装されており、華やかな印象を添えています。
アイスクリームやぜんざいなどのデザートにはもちろん、コーヒーや紅茶用のカップ、おひたしなどの小鉢に使うのもおすすめです。多彩なカラー展開も魅力。モダンな和食器が欲しい方にぴったりの会津若松のお土産です。
山形屋本店 手描きろうそく
会津の伝統工芸品「会津絵ろうそく」のお土産。会津若松で250年以上の歴史を持つ会津絵ろうそく専門店が手がけています。江戸時代から受け継いだ技法で、1本1本を手描きして作っているのが魅力です。
オーソドックスな細長タイプではなく、かわいらしいキャンドルサイズ。会津にゆかりのある植物や民芸品をモチーフにした絵柄がユーモラスに描かれています。子供へのプレゼントにも適した会津若松のお土産です。
工房鈴蘭 お月見グラス

会津若松の工房によるグラスに塗りを施したオリジナル漆器です。「かわいい漆器」をコンセプトに、気軽に日常使いできるよう和やかなデザインを採用。素材には、一般的に使われる木ではなくグラスを用いているのも特徴です。
鮮やかな色彩の塗りを施したグラスに、丸窓のような透明部分を残しているのがポイント。注ぎ入れた飲み物が減るにつれ、変化していくグラスの表情が楽しめます。カラーは、ピンク・白・オレンジなど6種類。お土産のほか、ギフトやウエディングの引き出物としてもおすすめです。
会津若松のお土産おすすめ|おしゃれ・かわいい
野沢民芸 赤べこ

会津の民芸品「会津張り子」のお土産です。会津に古くから伝わる昔話に登場する赤い色をした牛をモチーフにしています。会津地方では牛のことを「べこ」と呼ぶのが名前の由来です。
胴体に描かれた丸い模様とメインカラーの赤には「疫病退散」「家内安全」「無病息災」の願いが込められています。サイズは1〜8号の8種類。送る相手に合わせて選べます。
子供の健やかな成長を祈る意味もあることから、出産祝いの品としてもぴったり。ユーモラスな牛の表情が見る人の心を和ませてくれる、会津の代表的な玩具のお土産です。
イーラボ(IIE Lab.) 会津木綿IIE Analog stole 04 ストール
約400年の歴史を持つ会津の特産品「会津木綿」で作ったストールです。素朴な印象を与える縞柄のデザインが特徴。通気性がよく、また保温性も高いためオールシーズン身に付けられます。
旧式の織機を使い、昔ながらの手法で織りあげたアナログな風合いも魅力です。飽きのこないシンプルなデザインと丈夫な織りで、長く愛用できるのもメリット。ファッション好きな方におすすめのお土産です。
山田民芸工房 起き上がり小法師
会津地方に古くから伝わる伝統工芸品のお土産です。会津若松では、毎年1月10日に開かれる「十日市」の縁起物としても知られています。横に転がしても元の姿勢に起き上がる、「おもり」の性質を利用したギミックが特徴です。
何度転んでも起き上がる「七転八起」という意味から、健康と忍耐を表す縁起のよい贈り物としてぴったり。親しみやすい表情の動く玩具として、子供への会津若松のお土産にもおすすめです。
古くは会津藩・鶴ヶ城の城下町として栄えてきた会津若松。現在は、白虎隊や野口英世にゆかりのある観光地としても人気です。伝統的な郷土料理やさまざまな銘菓、「赤べこ」など全国的に知られる工芸品も豊富。お土産選びに迷ったら、ぜひこの記事を参考にしてお気に入りの会津若松のお土産を見つけてみてください。