より豊かな人生を送るための手助けとなる「自己啓発本」。20世紀初頭にはすでに存在していたとされる分野で、現代でもビジネスシーンを中心に多くの方から親しまれています。
そこで今回は、自己啓発本のおすすめ作品をご紹介。ベストセラー作品や著名人の作品を中心に、注目したい作品をピックアップしました。気になる作品があれば、ぜひチェックしてみてください。
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自己啓発本とは?
自己啓発本とは、読者の考え方や生き方を問い直すきっかけとなることを想定した作品のこと。20世紀初頭に誕生したジャンルといわれており、自己啓発本にあたる作品のなかにはベストセラーになったモノも少なくありません。
自己啓発本の魅力は、成功までの道のりをシンプルに示してくれる点です。他人の考えを参考にし、自分なりのやり方に落とし込んでいくことで、人生がより豊かになる可能性が高まります。
また、モチベーションを保つことに繋がりうるのもポイントです。気になる内容の作品があればぜひ手にとってみてください。
自己啓発本のおすすめ
一瞬で心に火を点ける88のマジックフレーズ
コミニケ出版 著者:中山マコト
多くの自己啓発本を読んだ経験がある方にも適した1冊。言葉の魔力に精通した著者が厳選した、読者の心を鼓舞する力のある言葉が満載の自己啓発本です。
起業家たちと仕事をするなかでの気づきや思考に加え、著者自身が書籍などから影響を受けた言葉をピックアップ。著者の解説が付くことで、言葉の持つ意味をより深く理解できるのがポイントです。
活力に繋がるフレーズを88個収録。自己啓発本難民に贈る1冊とも謳われています。やる気を出したいときにおすすめの自己啓発本です。
人は話し方が9割
すばる舎 著者:永松茂久
2020年から2022年まで、日本出版販売「年間ベストセラーランキング」のビジネス書部門で1位を獲得している話題作です。コミュニケーションの基本となる会話のレベルアップを目的としているのが特徴。簡単なことだけれど、意外に実践されていないテクニックが詰まっています。
会話への抵抗が薄まりコミュニケーションが円滑になることで、人間関係はもちろん人生自体よい方向へ進めるためのきっかけになる1冊。会話に苦手意識のある方や、もっと話し上手だったら人生はより豊かになっていたかもと考えている方におすすめです。
超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由
文響社 著者:Testosterone/久保孝史
筋肉によって日々の生活が変化する理由を、科学的に解説する自己啓発本です。自己啓発的な学びはもちろん、ユーモアのある内容で筋肉や筋トレに関する知識も深まる1冊です。
健康・ダイエット・メンタルヘルス・アンチエイジングなど、筋トレの持つ魅力を分かりやすく解説。筋トレによって人生を変えた6人の実話を漫画形式で紹介しているのも特徴です。
筋トレを生活へ取り入れるか悩んでいる方に適した自己啓発本。筋トレは身体や精神へプラスに働くということを、ロジカルに楽しく理解したい方におすすめです。
人を動かす
創元社 著者:D・カーネギー
時代を問わずに読み継がれている自己啓発本の古典です。邦訳版は500万部を越えるベストセラーに。『人は話し方が9割』の著者・永松茂久も推奨している自己啓発本です。
人生で大切な要素となる人間関係の原則を、実話や具体例を交えて解説する1冊。他人から好かれたり他人の行動に影響を与えたりするために必要な行動や考え方が記されています。初版は1936年刊行。時代の変化に応じて細かな部分を訂正しているため、現代人にとっても役に立ちます。
さまざまな自己啓発本のベースとなった作品ともいわれる名著。自己啓発本の世界的なロングセラーを読んでみたい方におすすめです。
1%の努力
ダイヤモンド社 著者:ひろゆき
インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」の創始者として知られるひろゆき。「論破王」とも呼ばれた著者が、自らの考え方について語った自己啓発本です。
自身の生い立ちから起業やビジネス、さらにはこれからのことなどが記されています。「ラク」に生きることを考える著者が、人生について初めて真面目に語った1冊です。
本作品を読むことで、著者がどのようにして自己プロデュースしてきたのかが分かります。頭のよい生き方について考えたい方におすすめです。
夢をかなえるゾウ1
文響社 著者:水野敬也
自己啓発小説という新しいジャンルを生み出し、ドラマ化されることで話題にもなった自己啓発本です。シリーズ化されている点にも注目してみてください。
有名社長に芸能人、きらびやかな成功者たちが集まったパーティに参加し、虚しくなった平凡な会社員のもとにインドの神様・ガネーシャが出現。ガネーシャは独自の方法によって主人公を成功へ導こうとして…。
ガネーシャに成功の法則を語らせることで、言葉を素直に受け入れられるのがポイント。小説として主人公に共感することで自己啓発に繋がります。エンタメ系自己啓発本を読みたい方におすすめです。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
KADOKAWA 著者:草薙龍瞬
ブッダの言葉を引用しながら、悩みを消し落ち着いた日々を過ごすための手がかりを掴める自己啓発本です。著者は、原始仏教から役に立つ仏教を説く独立派出家僧。ブッダの合理的で非常にシンプルな教えを生活に取り入れることで、無駄な心の反応を減らしていくことを推奨しています。
反応しないことは簡単なことではありませんが、本作品を通して少しずつでも実践したくなるのがポイント。心のわだかまりを言語化したような自己啓発本を探している方におすすめです。
ずるい考え方
あさ出版 著者:木村尚義
「ラテラルシンキング」について説いた自己啓発本。ラテラルシンキングとは、問題の解決に対して固定観念に捉われずに多様な角度からアプローチする思考法です。
ロジカルシンキングよりも簡単に問題を解決する思考法として、著名なビジネスパーソンを中心に広がっているのがポイント。本作品では同思考法を「ずるい思考」と称し、本質に迫っていきます。
ラテラルシンキングを実践することで、目標を実現するための近道になるのが魅力。新しい発想を生み出したい方や、スマートな問題解決のための思考法を学びたい方におすすめです。
チーズはどこへ消えた?
扶桑社 著者:スペンサー・ジョンソン
世界中で人材育成のために使われている自己啓発本。日本国内では400万部を突破したベストセラーです。寓話形式のビジネス書で、ストーリーを通して変化を認めて受け入れることの必要性を記しています。
ある日突然、2人の小人と2匹のネズミが毎日食べていたチーズが消失。ネズミのスニッフとスカリーは、すかさずチーズを探しに出かけます。一方で、小人のヘムとホーは、チーズが自然に戻ってくることを期待しているのでした。
しかし、ホーはこのまま待っていてもチーズは戻ってこないと考え、腰を上げないヘムを残してひとり旅立ちます。登場人物のやり取りや行動から、学ぶべき部分が多い作品です。
多動力
幻冬舎 著者:堀江貴文
実業家として知られる堀江貴文の自己啓発本。内容はもちろん、文章のリズムや言葉選びなど、著者のセンスをぞんぶんに味わえる作品に仕上がっています。
ひとつのことに専念する時代が終わりを告げ、インターネットを通してさまざまなモノ同士が繋がっていく現代。本作品では、生き残るための能力としてフットワーク軽く多様な領域を行き来できる「多動力」の必要性を訴えます。
多動力を身に付けた人間は、仕事も人生も豊かになると語る著者。実業家として、自身も分野の壁を越えてさまざまなチャレンジを続ける著者ならではの、説得力を持った言葉に注目してみてください。
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
ダイヤモンド社 著者:岸見一郎/古賀史健
アドラーの思想について理解が深まる自己啓発本。アドラーは、フロイトやユングと並び称される心理学のスペシャリストです。特に欧米ではアドラー心理学を取り入れている方が多く、自己啓発本においても影響が強く見られるといわれています。
本作品は、哲学者と青年のダイアローグを通して、アドラーの思想をわかりやすく解説。アドラー心理学に精通する哲学者・岸見一郎と、ライター・古賀史健によって書かれています。
刺激的なメッセージを多く含んだ内容に注目。アドラー心理学に興味のある方や、日々の生活に取り入れたい方におすすめの1冊です。
服が、めんどい 「いい服」「ダメな服」を1秒で決める
ダイヤモンド社 著者:大山旬/須田浩介
最低限の身だしなみを整えるために必要な情報が得られる自己啓発本です。著者は、メンズ専門のスタイリストとして活躍する大山旬。本作品を通してファッションのクオリティを高めることで、自身のテンションを高めたり周りからの印象がよくなったりすることが期待できます。
シャツ・ジャケット・スラックス・ジーンズ・コート・バッグ・靴など、身だしなみを整えるために必要な40アイテムをチョイスするコツを紹介。質のよい服を選ぶ知識が身に付きます。また、流行に左右されないアイテムを揃えることで、時間もコストもかけずにファッションを楽しめるのもポイントです。
服に必要以上の労力をかけないようにすることで、クオリティオブライフを高められるのが魅力。ビジネススキルとしてファッションセンスを磨きたい方にもおすすめです。
弱いつながり 検索ワードを探す旅
幻冬舎 著者:東浩紀
SNS全盛の現代社会における、著者流の人生論を展開している自己啓発本。著者は、すぐれた知性を持つ批評家・作家として知られる東浩紀です。
ネットと親和性の高い批評家だった著者。本作品では、ネットと距離をとるべきだと主張しています。ネットの世界が固定化されて刺激がなくなってしまったことに触れつつ、人生を豊かにするために必要なのは「旅」であると論じているのがポイントです。
身体的な移動を伴う旅先での偶発的な出会いは、弱いつながりとなって人生の糧になります。新しい経験や知識を得れば、より深くネットを使いこなせるという考えにも注目。日々の生活に刺激を感じなくなっている方におすすめの自己啓発本です。
その悩み、哲学者がすでに答えを出しています
文響社 著者:小林昌平
哲学を通して人生に対する希望を見出せる自己啓発本。本格的な哲学者の思想を、分かりやすい言葉で学べるのが特徴です。
将来への不安・死への恐怖・お金の問題。現代人が持つ悩みの多くは、昔から人類が考え続けてきた命題です。本作品は、そんな悩みに対する答えを、すでに多くの偉大な哲学者たちが残している点に注目しています。
アリストテレス、アンリ・ベルクソン、マックス・ウェーバーなど、一度は名前を聞いたことのある哲学者をピックアップ。哲学を通して自己研鑽をしたい方におすすめです。
喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと
すばる舎 著者:永松茂久
やさしさや懐かしさを感じられる自己啓発本です。本の帯では“読み終えた瞬間、お母さんに電話したくなる本”と謳われています。
著者は、毎年1万人が来店する大繁盛店の店主。2020年には『人は話し方が9割』で、ビジネス書年間ランキングで日本一になった人物でもあります。
本作品は、著者が母親から学んだ「ある教え」を軸に、自らの人生を成功へと導くまでを記した長編ノンフィクションです。家族・友情・師弟・仕事・愛情の本質が詰まった1冊。自分や周りにいる人の、大切さや価値を改めて問い直したい方におすすめです。
自己啓発本は、使い方しだいで毒にも薬にもなる本です。本記事でも多様な作品を紹介しているので、自分に合った作品を探すのがおすすめ。作品を通して他人の考え方を取り入れつつも、ただ単に真似するだけでなく、自分流に解釈して実践していくことが成功への近道です。