歯間ブラシは、歯ブラシでは届きにくい、歯のすき間を掃除するのに便利なアイテムです。持ち手とブラシで構成されており、ブラシを歯間に挿入することで歯の汚れを除去。毎日の歯磨きに歯間ブラシを加えると、より口内環境をキレイにできます。
しかし、歯間ブラシは製品によって形状や素材などが異なり、どれを選べばよいのか悩むことも多いはず。そこで今回は、歯間ブラシの選び方とおすすめ製品について解説します。
歯間ブラシの選び方
太さをチェック

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歯間ブラシは、無理なく歯に挿入できる太さを選ぶ必要があります。代表的な太さは、SSS(超極細)・SS(極細)・S(細め)・M(普通)の4種類。製品によっては、LやLLなどのサイズ展開もあります。
太すぎる歯間ブラシを選ぶと歯茎をキズつけてしまう恐れも。逆に細すぎる歯間ブラシは歯垢を落としにくくなるので、歯間に合う適した太さの製品を選ぶことが大切です。
SSSは、前歯部のような特に狭いところにおすすめで、0.8mmまでの歯間距離に適しています。SSは、前歯部や臼歯部のやや狭いところの掃除にぴったりで、0.8~1.0mmの歯間距離が目安です。
Sは、歯茎が下がっていたり歯並びが悪かったりする箇所用で、1.0~1.2mmの歯間距離におすすめ。Mは、歯茎下がりやブリッジを装着しているような、歯間がやや広いところの掃除に適しており、1.2~1.5mmの歯間距離が目安です。
形状をチェック
前歯に使うなら「I字」

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歯間ブラシは大きく分けて、I字型(ストレート)とL字型(アングル)タイプの2種類を展開。I字型とL字型で使い方に違いはありませんが、掃除する箇所によっては使いやすさが異なります。
I字型は、グリップ部分から毛先にかけて真っ直ぐな形状のタイプです。口の正面から真っ直ぐに歯間へ差し込めるので、前歯周辺を掃除するのに適しています。
奥歯でも使いやすい「L字」

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L字型の歯間ブラシは、名前の通りL字のように先端が曲がったタイプ。奥歯のような、横から差し込む必要のある歯の掃除におすすめです。ケアする場所に応じて、I字型とL字型で使い分けると、効率的に歯垢を除去できます。
なかには、I字型のタイプでL字型のように先端を曲げて掃除できるタイプもあるので、チェックしてみてください。先端が曲げられるタイプは、掃除する箇所に応じて使い分けるのが手間な方におすすめです。
ブラシの素材で選ぶ
ゴム

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歯間ブラシの素材は、ゴム(ラバー)タイプと、ワイヤータイプの2種類があります。ゴムタイプは、ワイヤータイプに比べて素材が柔らかいので、歯や歯茎をキズつけにくく、歯茎をやさしく刺激しながら使えます。
そのため、歯茎を傷めるのが心配な方は、ラバータイプを選ぶのがおすすめです。金属ワイヤーに抵抗のある方や痛みを避けたい方にも適しています。一方で、ワイヤータイプよりも清掃効果に劣る点には注意が必要です。
ワイヤー

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ワイヤータイプは、主にナイロンでできた毛を金属ワイヤーでねじって固定しており、歯垢の除去力に優れたブラシ。効率よく汚れを除去したい方におすすめです。
ゴムタイプに比べて硬さがあるほか、歯ブラシでは届きにくい箇所でもナイロン毛が隙間に入り込むので、歯垢を除去しやすい特徴があります。
ただし、ゴムタイプに比べて歯茎への負担が大きいため、歯周病などでキズつきやすい状態にある場合は、ワイヤータイプよりもラバータイプの使用を検討してみてください。
歯間ブラシのおすすめ|I字タイプ
小林製薬 やわらか歯間ブラシ ゴムタイプ SS-Mサイズ 40本
ブラシの先端と根元でサイズが異なるI字型の歯間ブラシです。ブラシの先端は細い形状で狭い歯間にも挿入しやすく、ブラシの根元は太めに設計してあることで広い歯間をカバー。さまざまな歯間に対して効率的に歯垢を除去できます。
ブラシの素材はゴム製で、優しい使い心地。歯茎への負担を抑えて掃除をしたい方や、歯茎を心地よく刺激しながら使いたい方におすすめです。また、内容量が40本入りなので、買い替えの手間を省きたい方にも適しています。
持ち手部分は幅広の形状で持ちやすく、濡れた手でもつかみやすい設計。サイズは、超極細(SSSS~SS)・極細(SSS~S)・細い(SS~M)・太い(M~LL)の4種類を展開しています。
ガム(GUM) 歯間ブラシ I字型 20P サイズSSS
薄型ロングハンドルで、届きにくい箇所の掃除もしやすいI字型の歯間ブラシです。端部からブラシまでの長さが55mmと長いほか、首元はフラット形状で曲げやすい設計。ブラシは毎日清潔に使用できるように、抗菌毛を採用しています。
ブラシはガム独自の三角毛を採用。歯垢の引っかかりがよく、歯ブラシでは落とし切れない汚れを効率的に除去します。また、出先でも歯間ブラシを持ち運べるように、1パックあたりに保管キャップを2個付属しているのもおすすめです。
歯間ブラシの内容量は、1パックあたり20本入り。サイズはSSS~Lまでの5種類をラインナップ。サイズごとにカラーが分けられていて、ひと目でサイズを見分けられます。
デンタルプロ 歯間ブラシ I字型 サイズ2(SS) 15P
サイズ展開が豊富で、さまざまな歯間に適したブラシを選べるおすすめのモデルです。サイズは0~6までの7種類をラインナップ。同シリーズで最も細いサイズ0は、最小通過径が0.6mmと細く、狭い歯間にも無理なく対応します。
ブラシはワイヤー仕様ながらも柔らかい素材で、歯茎と歯の負担を軽減。I字型で前歯部の掃除が簡単です。パッケージは自宅での保管や持ち運びに便利。持ち運び用にキャップを付属しているのも嬉しいポイントです。
サムフレンド プチ歯間ブラシ SSS 10本入
首元がフレキシブルに曲げられるI字型の歯間ブラシ。本製品は使いやすい角度に首元を曲げられるため、横からブラシを挿入しなければならない箇所の掃除も簡単です。ハンドルはブラシ近くを持てる設計で、安定した操作を実現します。
ブラシ素材はワイヤーを採用しており、歯垢の除去力は良好。キャップ付きで、外出時でも衛生的に持ち運べます。サイズはSSS~Lの5種類から選べるおすすめの製品です。
エビス プレミアムケア歯間ブラシ M ふつうタイプ
超合金ワイヤーにより、優れた耐久性を有するI字型歯間ブラシです。数回使用してもワイヤーがヘタりにくいので、歯間ブラシを長持ちさせたい方におすすめ。ネック部分は柔らかくて曲げられるため、前歯だけでなく奥歯の掃除も簡単です。
最小通過径は1.2~1.5mmに対応。ハンドルは長めに設計されているため、持ちやすく操作しやすい仕様です。携帯用のキャップ付きで、パッケージは保管ケースとしても機能します。
歯間ブラシのおすすめ|L字タイプ
ライオン DENT.EX 歯間ブラシ 4本入 4S
折れにくくて扱いやすいL字型の歯間ブラシ。本製品は「超合金SAワイヤー」の採用により、耐久性に優れた設計です。従来品よりも耐久性が向上し折れにくいと謳われています。
L字の角度は110°で歯間に挿入しやすく、快適なブラッシングを実現。ワイヤーを無理に曲げなくても臼歯部へ挿入できます。本体の長さは85mmと長さがあるため、ペンのように握れるのもおすすめポイントです。
また、グリップは自由な角度で持てるように丸いホルダーを採用。グリップの「クリスタルカット」は、歯間に対して微妙な角度をつけたいときに便利です。サイズは、4S~LLまでの計7種類と豊富で、さまざまな歯間に対応できます。
デンタルプロ 歯間ブラシL字型 サイズ0(SSSS) 10本
細目の仕様で狭い箇所にも対応しやすいL字型の歯間ブラシです。本製品のサイズ0のタイプは、最小通過径0.6mmを実現。これまで挿入しにくかった歯間にも対応しやすいモデルです。サイズは0~5までの計6種類をラインナップしています。
ブラシは「先端やわらか植毛」により、歯茎への負担を軽減。L字型の形状で、舌側と頬側のどちらからでもスムーズにブラシを挿入できます。ブラシのキャップが付属しているので、旅行先などへの持ち運びにもおすすめのアイテムです。
ガム(GUM) 歯周プロケア 歯間ブラシ L字型 10P サイズSS

ガム独自の三角毛により、歯垢除去力を向上したと謳っているモデルです。優れた清掃力が期待できるので、歯間部の歯垢を少しでも多く除去したい方におすすめ。ブラシは抗菌仕様のため、使用後も衛生的です。
本体形状はL字型を採用。奥歯でもブラシが挿入しやすく、快適に使用できます。ハンドル断面は六角形状で滑りにくく、しっかりと握れるのもポイントです。ワイヤーは折れにくくて曲がりにくい高強度ワイヤーを使用。耐久性においても安心です。
システマ 歯間用デンタルブラシ SSS 超極細タイプ 8本入り
ロングハンドル仕様で、奥歯の歯間をしっかりケアできるモデルです。本体の長さは108mmと長く、形状はL型のため、奥歯周辺の汚れを簡単に除去できます。ヘッドがコンパクトなので、狙った箇所を掃除しやすいのもポイントです。
ワイヤーは折れにくくて曲がりにくい超高強度仕様。先細ノズルの採用で、よりワイヤーの強度を向上しています。サイズはSSS~Mの4種類。歯間ブラシが8本入りで価格が安いため、お試しで歯間ブラシを使用したい方におすすめです。
オーラルB 歯間フレックスピック L字型 18個
1種類のブラシで、さまざまなサイズに対応できるL字型歯間ブラシ。また、価格が安く、1パックあたりの本数が18本と多いのも嬉しいポイントです。
ブラシ先端は、SSSサイズから根元に行くにつれてMサイズまで太くなる設計。歯間が狭い方、広い方問わず使用できます。サイズ選びに迷うことがないので、初めて歯間ブラシを使う方にもおすすめです。
ブラシ素材はゴムを採用し、歯と歯茎への負担を軽減。形状はL字型で横方向への挿入がしやすく、奥歯の掃除が簡単です。
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歯間ブラシは製品により、太さ・形状・素材などに違いがあるので、自身に合うモノを選びましょう。歯間に合う太さが分からない方は、ブラシ先端から根本にかけて太さの異なるタイプを選ぶのもおすすめ。さまざまな箇所を快適に掃除したい方は、ブラシの首元が柔らかくて曲げられるモノを検討してみてください。