未就学児でも大丈夫!?
プログラミングというと難しい響きがあるかもしれません。未就学児のような小さな子供にプログラミングの基礎を教えるとなったらどうでしょう?お父さんたちはちょっと…と思うかもしれません。でも、大丈夫!今回ご紹介するのは、シンプルなシステムで、子供がプログラミングの原則を楽しみながら学ぶことができるロボット Dragonbotです。
MITメディアラボ発プログラミング学習システム
米国マサチューセッツ工科大建築・計画スクール内に設置されたMITメディアラボには、学習にコンピュータを取り入れる研究など、子供が楽しくなるプロジェクトが数多くあります。未就学児であっても、今回MITメディアラボが開発したシステムによってプログラミングの原則を学びながら、Dragonbotをプログラムしていくことができるのです。
どのように楽しく学べるの?
Dragonbotは「見たり」「聞いたり」ビデオスクリーンで表情を表わすこともできます。子供たちは、Dragonbotの反応を見てプログラミングを学んでいきます。
やり方自体はとても簡単。ラミネート加工された紙に特定のシールを貼るだけ!まず円や三角といった特定の意味をもつシールを貼ります。そして、その中にGood!などのサムズアップ、ダウンのシールを。それを、Dragonboが「見る」ことになります。このように、シールを貼る→刺激が与えられて、Dragonbotが目を細めたり、体を動かしたり、発声したりする→反応を得る…というプロセスを繰り返すことが狙いです。
子供たちは「この組み合わせのシールで、、Dragonbotはこんな風に反応するんだ!」とルールを体感し、プログラミングの基礎を学んでいくわけです。大人でも楽しそう!
Dragonbotはプログラミング学習での利用のみならず、子供たちがどのくらいの年齢でコンピュータの概念をつかめるのかという研究などにも使われるようです。MITメディアラボのプロジェクトはどれも楽しいですね。