パーソナル人工衛星の時代が到来?
かつて大企業や研究機関にしかなかったコンピューターが個人で所有できるパソコン(パーソナルコンピューター)となったように、次にパーソナル人工衛星がやってくるかも!? まさか! と思いますか? でももうあるんです! では、Makuake プロジェクト、自分で作れる人工衛星キット ARTSAT KIT をご紹介しましょう。きっと夢が広がりますよ!
本格派の人工衛星キット
自分で作る人工衛星キットだけあって、ちょっとだけクオリティーが気になるでしょうか? でもご安心を。ARTSAT KIT は宇宙でのミッションをすでに成功させた超小型衛星「ARTSAT1:INVADER」をもとに設計された本格的な衛星キットなのです。
まずキットの内容を簡単にご紹介。ARTSAT基盤×4、テスト用基板、太陽電池、日本語組み立てマニュアル、ソフトウェアソースコード、ほかにも開発に必要なパーツなどがあります。
本当に作れるのかな…
開発チームによると、基礎的な電子工作とプログラミングの知識を要するとのこと。ここは、週末の勉強で乗り切ることができるかもしれませんね。
輸入キットには英語版しかなかったところ、詳しい日本語マニュアルが助かります。また、ハンダ付けなしでパーツ組み立て可能なのがうれしいところ。
ミッションのためのプログラミングもソースコードが公開されているので、自分仕様にカスタマイズすることも、ちょっとだけお手軽になって安心です。
そして大事なのは宇宙に興味があること。親子でキットを組み立てているうちに、将来もっと大規模な宇宙開発にかかわりたい! とお子さんが考え始める可能性だってあります。
どんなことができるの?
気になるのは、ARTSAT KIT で何ができるのか? ということ。まず、自分でシステムを作り上げていくことで、人工衛星がどのように機能しているのかが理解できるように。親子で取り組むと大喜びされそう!
では打ち上げは? 大丈夫です。開発チームのサポートのもと、さらに必要な準備を行い、 国際宇宙ステーション「きぼう」放出を採用すると300万円で軌道に投入できます。そして、なんと、JAXAの無償プログラムも利用可能! すばらしい!
本当に自分のパーソナル人工衛星を打ち上げられる可能性が高い ARTSAT KIT は600,000円! この機会に親子で宇宙開発、はじめてみませんか?!
プロジェクトリーダーの久保田晃弘氏によると「コンピューターが空を飛べばドローンになり、宇宙に行けば衛星に」なります。そう考えれば、いろいろアイデアわいてきそうですね!