どんどん精度が上がっていく。
スイスの技術会社senseFlyが発表したeXomは様々なセンサーを搭載し、精密飛行を可能にした新しいドローンです。
技術に定評のある会社が製作
senseFlyは固定翼をもつドローン開発に定評のある会社で、過去にeBeeやswinglet CAMなどをリリースしてきました。その後4つの回転翼をもつクアッドコプターに定評のあるParrot社に買収され、数年が経ちました。今回発表されたeXomはその技術の結晶です。
機体の下部に搭載されたセンサー
eXomの機体には様々なセンサーが組み込まれています。超音波センサーは音波を放出してその音波が返ってくるまでの時間で対象物との距離を測定。ビジュアルセンサーは地面の映像を解析して縦軸・横軸のポジショニング調整を行います。
Parrot社のAR Droneにもすでに導入されていたこの技術ですが、AR Droneは機体下部のみに設置されていたのに対しeXomは前面・背面・左右と底面の5箇所に設置。それによって360度すべての物体の距離を正確に測り、安定飛行ができるのです。
カメラも高性能
取り付けられたカメラは270度回転が可能で、HDビデオ/カメラとサーマルイメージ撮影が可能です。Parrot社は主に産業において、たとえば橋の欄干の下を調査するのに使用してはどうか、と提案しているようです。
実際に飛行している様子はこちら▼
ドローンも日々進化していてより細かい動きができるようになってきているようですね。建物の中など障害物が多い場所だとこういったセンサーの進化はとても大事だと思います。