財布やバッグなど革製品のお手入れに欠かせないレザークリーム。適切なお手入れを行うことで、革本来の美しさを長く楽しめます。レザークリームといってもさまざまな種類があるため、手持ちの革製品にどれを使えばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、レザークリームのおすすめアイテムをご紹介します。選び方についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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レザークリームの選び方
種類をチェック
デリケートクリーム

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レザークリームは、油分・ロウ・水分を主成分として作られています。そのなかでもデリケートクリームは水分が多く、ごく少量のロウが含まれているのが特徴です。水分をメインとしているので伸びがよく、塗布時にシミやムラになりにくいというメリットがあります。
デリケートクリームは、強い光沢は出ず、革本来の自然な風合いを活かした仕上がりになるのが魅力。ツヤが控えめな革や、シミができやすい繊細な素材にも安心して使えます。また、カーフレザーやラムスキン、淡い色の革など幅広い革製品に対応できるため、初心者にも扱いやすいアイテムです。
乳化クリーム

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乳化クリームは、油分・ロウ・水分がバランスよく配合されているのが特徴。保湿などの栄養補給や光沢出し、表面の保護など幅広いケアができる万能タイプなので、手軽にお手入れを済ませたい方におすすめです。
デリケートクリームに比べてロウの含有量が多いため、自然なツヤが出るのもメリット。水分が含まれていることで、油性クリームよりもシミになりにくく扱いやすい点も魅力です。
乳化クリームには、無色のほかに黒や茶色などの色付きもあり、革製品と同色の乳化クリームを選ぶことで補色効果も期待できます。
油性クリーム

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油性クリームは、油分とロウのみで作られており、水分を含まないのが特徴です。主に革製品のツヤ出しや表面の保護を目的として使われますが、保湿効果はほとんど期待できません。乾燥が進行している場合は、乳化クリームと併用するのがおすすめです。
油性クリームは水分を含まない分、乳化クリームに比べて革への浸透にやや時間がかかります。塗布後は少し時間を置いてからブラッシングを行うのがポイント。油分がしっかりと革に馴染み、ムラのない滑らかなツヤが生まれます。
油性ワックス

油分に対してロウの量が多く配合されている油性ワックス。革の表面にロウの膜を作り、光沢感と防水性を高める役割があります。油性クリームよりも強いツヤを出せるのが特徴。鏡面仕上げと呼ばれる、鏡のような輝きを与えたいときに効果的です。
しかし、水分を含まないため、油性ワックスだけでお手入れを続けると通気性が悪くなり、革が乾燥してひび割れの原因になることも。油性ワックスは仕上げ用として考え、乳化クリームなどで保湿をしたあとに使用するのがおすすめです。
油性ワックスは扱いがやや難しいアイテムですが、靴のつま先やかかとなど部分的に塗って磨くことで、光のトーンが生まれ、上品でおしゃれな仕上がりになります。
成分で選ぶ

レザークリームは、水分・油分・ロウを主成分とし、それぞれが異なる役割を持ちます。
水分と油分は、革に潤いを与えてやわらかくするのが特徴。デリケートクリームや乳化クリームは、これらがバランスよく配合されています。油分には、革をやわらかくするラノリンなどが含まれており、履き始めの革靴など柔軟性を高めたいときにおすすめです。
ロウは革表面にツヤを与える成分で、水分の蒸発を防ぐとともに汚れの付着を防止。特に、レザークリームに多く使われている蜜ロウは粘り気があり、革をしっとりとやわらかく保つ効果が期待できます。
仕上がりで選ぶ

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塗布後の仕上がりにも注目。色に深みが出るモノやしっとりとした手触りになるモノ、ツヤが際立つモノなどがあるため、好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
例えば、デリケートクリームは水分が多く、さらっとした使い心地が特徴。革本来の質感を活かした自然な仕上がりにしたいときにぴったりです。油性クリームは少しべたつきがありますが、油分とロウが多く含まれているため、しっかりとしたツヤのある仕上がりになります。
ケアの頻度で選ぶ

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レザークリームは、ケアの頻度も考慮して選ぶのがおすすめです。例えば、ケアの頻度が低い場合は、一度のケアでしっかりと油分を補給できる、浸透力や保湿力の高いレザークリームを選びましょう。
こまめにケアできる場合は、1回ごとの効果が大きくなくても、革の風合いを損なわないタイプのレザークリームがおすすめです。浸透力や保湿力が控えめなデリケートクリームなどが適しています。
なお、過度な保湿は、かえって革の寿命を縮める原因になるので注意が必要。革が乾燥してきたと感じたタイミングで、レザークリームを使ってお手入れを行うのが理想的です。
においで選ぶ

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においに敏感な方は、無臭に近いタイプや自然な香りのレザークリームを選ぶと安心です。香りが強いモノは、お手入れ後もにおいが残りやすく、使うたびに不快に感じてしまうことがあります。
特に、財布やキーケースなど日常的に手に取る小物をケアする際は、お手入れを済ませたあとも快適に使い続けられるよう、においに配慮した処方のモノを選ぶのがおすすめです。
レザークリームのおすすめ
コロニル(Collonil) 1909 シュプリーム クリームデラックス
革に栄養や柔軟性、ツヤを与えたいときにおすすめのレザークリームです。革の浸透力が高いシーダーウッドオイルやラノリンなどの天然オイルを配合。潤いを与えつつ、深みのあるツヤを生み出します。
靴やバッグ、財布やウェアなど幅広いレザーアイテムに使用できるのもおすすめのポイント。光沢のあるスムースレザーに対応するほか、コードバンやブラッシュレザーのお手入れにも使えます。
コロニル(Collonil) 1909ワックスポリッシュ
表面に被膜を作って強い光沢を生み出す油性ワックスです。革靴のつま先やかかと部分に塗布して磨くことで、滑らかで美しい仕上がりに。鏡面仕上げを目指す場合は、ムラなく伸ばしたあと、水を数滴垂らして力を入れずに磨くと効果的です。
本製品は、ツヤのあるスムースレザーに対応。カラーレスのほか、ブラックなど色付きタイプもラインナップされています。
コロンブス(COLUMBUS) レザーケア 4点セット
革製品のお手入れに必要なアイテムが揃った便利な4点セット。レザークリーム・クロス・スポンジ・馬毛ブラシが含まれており、これ1つで基本的なケアが完結します。
日本の気候や使用環境を考慮して作られたレザークリームは、手軽に広範囲に塗布できてムラになりにくい仕様。天然油分のビーズワックスとヒマワリワックスに保湿性に優れたホホバオイルを配合し、乾燥を防ぎつつ自然なツヤを与えます。
シトラスグリーンの爽やかな香りもおすすめのポイントです。
コロンブス(COLUMBUS) 革小物用 コンディショニングクリーム 55g
弱酸性かつ無溶剤で、名刺入れや財布などデリケートな革製品のお手入れにおすすめのレザークリーム。革の潤いを保つスクワランオイルや、薄い保護膜を形成する植物性カルバナワックスを配合した乳化クリームです。
さらさらとした感触のコーンスターチや消臭効果のある緑茶エキス、カビ止めを配合しているのもポイント。無色なので、革の色を問わず使えるのも魅力です。
コロンブス(COLUMBUS) 革小物用 ブライドルレザークリーム 50g
ブライドルレザー専用のレザークリームです。無色タイプで財布や名刺入れ、靴などさまざまなアイテムに対応。ブライドルレザーのお手入れに1つあると重宝します。
蜜ロウやホホバオイル配合の油性クリームで、ブライドルレザーの風合いを保ちながらツヤと潤いを与えるのが特徴。べたつきが残らないよう、少量をよく塗り広げて使用するのがポイントです。
サパテオ(ZAPATEO) 100%天然原料 革・木家具用ケアクリーム MARIACREMA Sサイズ
革製品はもちろん、木製家具にも使用できるレザークリームです。蜜ロウやホホバオイルなど天然原料のみで作られています。ツヤ出しや保湿だけでなく、防カビ・撥水効果も期待できるおすすめの製品です。
スムースレザーはもちろん、エキゾチックレザーやエナメル、起毛素材など幅広い素材に対応。1つあると重宝します。柑橘系の爽やかな香りを楽しめるのもメリットです。
ラナパー(Renapur) レザートリートメント 250ml
ドイツのレザーケアグッズブランド「ラナパー」のレザークリームです。蜜ロウやホホバオイルなどの天然成分を配合した油性クリームで、革に必要な油分を与えつつワックスで表面を保護し、自然なツヤを生み出します。
においが気になりにくいのもおすすめのポイント。また、撥水効果があるため、防水スプレーを使う手間が省けます。本革だけでなく、人工皮革・木・金属と幅広い素材に使える汎用性の高さも魅力です。
塗布用スポンジが2個付属し、少量でしっかり効果を発揮。べたつきにくく、初めての方でも扱いやすいおすすめのレザーケア製品です。
サフィール ノワール(SAPHIR Noir) スペシャルナッパデリケートクリーム
繊細なレザーにも安心して使えるデリケートクリームです。塗布時にシミやムラになりにくく、カーフやシープスキン、ヌメ革など、油分や水分を吸収しやすい革のケアに適しています。
主成分として、保湿効果が高いホホバオイルと小麦プロテインを配合。革本来の風合いややわらかさを損なうことなく、潤いを与えてひび割れなどを防止します。
ファイン(Fine) レザーワックス 革の達人
さまざまな革製品に使える油性ワックスです。塗り広げるだけで革の保護や汚れ落とし、ツヤ出しが可能。優れた撥水効果を発揮するため、水濡れや汚れからレザーアイテムを守りたい場合にも適しています。
本革はもちろん、合成皮革や金属など多くの素材に対応。無色なので革の色を選ばず使えます。手軽にかつマルチに使えるおすすめの製品です。
エム. モゥブレィ(M.MOWBRAY) リッチデリケートクリーム
シミやムラになりにくいレザークリーム。一般的なデリケートクリームよりも浸透性が高いのが特徴です。乾燥が進み、油分を急激に吸い込みやすい状態の革にも安心して使えます。
天然のアボカドオイルを主成分としており、べたつかずさらっとした仕上がりに。革にしっかりと潤いを与えながら、ハリや柔軟性を高めたいときにおすすめです。
ハレルヤ(Hallelujah) UVケアクリーム

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ヌメ革のお手入れにおすすめのレザークリームです。ヌメ革に潤いと柔軟性を与えるほか、UVカット成分配合で紫外線によるダメージを防止できます。
水分や油分、ワックスがバランスよく配合された乳化クリーム。紫外線による革製品への影響が気になる方や、扱いやすいレザークリームを探している方におすすめです。
レザークリームの使い方

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革製品は油分が失われて乾燥すると、ひび割れや深い傷が付きやすくなります。レザークリームを使って月に1回程度、お手入れを行うのがおすすめ。定期的なケアを続けることで、革本来の美しさとコンディションを長くキープ可能です。
お手入れの際は、まずブラシややわらかい布でホコリや汚れを丁寧に落とします。その後、レザークリームをクロスに少量取り、円を描くように薄く均一に塗り広げるのがポイント。塗布後はクロスで余分なレザークリームを拭き取りつつ、乾拭きやブラッシングを行います。
革製品のお手入れに欠かせないレザークリーム。定期的にケアすることで美しい状態を長く保てます。デリケートクリームや乳化クリームなど、種類によって成分や仕上がりが異なるのが特徴。本記事でご紹介した選び方やおすすめのアイテムも参考に、自分に合ったレザークリームを探してみてください。