最大出力1000W!?
クラウドファンディング「Indiegogo」に登場した電動アシスト自転車「Nireeka」。これはまさに怪物級のパワーを持つ自転車で、世界中から出資が集まっているようです。
以下、あくまでも日本国内での公道走行を勧めるものではないということにご注意を。
重さはママチャリ以下
Nireekaはカーボンファイバー製フレームを採用しています。
電動アシスト自転車はバッテリーがあるため、どうしても重くなってしまうのが玉にキズ。しかし、Nireekaの重量は15.5kg。普通のママチャリと同じくらいか、それ以下です。
スマホの専用アプリと連動し、走行データを解析することもできます。USBチャージャーでNireekaからスマホへ電力を供給することも可能。ギアは10段で、安心の日本製です。
オプションで1000Wモーター
しかし、このNireekaの特徴は、なんと言ってもモーター出力。Indiegogoでは、出力ごとに3種類のラインナップを揃えています。250W・350W・500Wです。
このうち、500Wモデルの最高速度は時速32km。日本の道交法では24km以上で電気アシストがなくなるようにしなければならないため、これだけでもNireekaの絶大なパワーが見て取ります。
しかし、それだけではありません。Indiegogoの出資枠には、オプションで1000Wモーターに付け替えるというものもあります。日本で1000Wモーターの自転車は、もはや「電動アシスト自転車」ではなく「原動機付自転車」です。恐るべきトップスピードが出ることは、想像に難くありません。
日本では「原付」扱い
このNireeka、追加手数料を払えば日本への配送にも対応するとのこと。しかし繰り返しますが、日本での公道走行する場合は原動機付自転車としての整備と免許が求められます。
価格は最も安価な250Wタイプが799ドル(約8万6000円)。1000Wモーターへの付け替えが99ドル(約1万700円)です。今年6月からの配送を予定しています。
筆者は最大出力750Wの電動アシスト自転車を見たことがありますが、その製品は自動車を牽引するパワーを有していました。今回のNireekaは、それを超える1000W出力です。クラウドファンディングには、時折こうした規格外のものも出展されます。