エスプレッソが主流の「イタリア産コーヒー」。さまざまなコーヒーブランドが存在しており、北と南で味わいが異なるのが特徴です。同じエスプレッソ向けでも焙煎方法やコーヒー豆の品種に違いがあるため、飲み方や好みに合わせて選ぶことでよりエスプレッソを楽しめます。

そこで今回は、イタリア産コーヒーのおすすめをご紹介。イタリアを代表するコーヒーブランドの商品を中心にピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてください。

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イタリア産コーヒーの特徴

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イタリアはコーヒー豆を生産していませんが、コーヒー好きな国民性でコーヒーの楽しみ方にも流儀があることで知られています。イタリアではコーヒーをエスプレッソで楽しむことが多く、エスプレッソ向けの商品を多く販売しているのが特徴です。

ひと口にエスプレッソといっても、北イタリアと南イタリアで味が異なるのもポイント。北イタリアのエスプレッソは、華やかなアロマと酸味のある味わいです。一方の南イタリアでは、「クレマ」と呼ばれる表面の泡が濃く、深い苦味とコクを楽しめるのが魅力。味わいの違いは、エスプレッソ用のコーヒー豆の配合と焙煎の深さにあります。

また、エスプレッソは抽出量によってドリンク名が変わる点にも注目してみてください。南イタリアで一般的な25ml抽出のリストレット・40ml程度のエスプレッソ・エスプレッソを少し希釈して60ml程度にするルンゴ。さらにお湯を足して90ml程度に薄めたモノは、アメリカーノと称されます。

イタリア産コーヒーの選び方

コーヒーの種類をチェック

イタリアではエスプレッソを基本として、さまざまなコーヒーの種類が存在します。エスプレッソに飾りとして少量の泡立てたミルクを添えた「カフェ・マキアート」・エスプレッソに少量の泡立てた生クリームを乗せる「カフェ・コン・パンナ」・エスプレッソにチョコを加えた「カフェ・マロチーノ」は飲みやすさが魅力です。

「シェケラート」と呼ばれるアイスコーヒーにもエスプレッソを使うのがイタリア流。氷は入れず、抽出したエスプレッソを氷と砂糖を加えたシェイカーで混ぜ合わせてカクテルグラスに注いで飲みます。

日本でもなじみの深い「カフェ・ラテ」や「カプチーノ」もイタリア発祥のドリンク。いずれもエスプレッソをベースとして作ります。イタリア流のコーヒーを楽しむためには、エスプレッソの存在が必要不可欠。飲みたいコーヒーの種類に合わせて、イタリア産コーヒーを選ぶのもおすすめです。

焙煎度合いをチェック

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イタリア産コーヒーの焙煎度合いは、基本的に深煎り傾向にあります。たとえばイタリアンローストと呼ばれる焙煎度合いは、一般的なコーヒーに当てはめると「とくに深煎り」です。

また、シティやフルシティといった中深煎りも、エスプレッソにはぴったり。現地イタリアでも、エスプレッソに使う豆はシティやフルシティが基本といわれています。

苦味よりも酸味を活かし、バランスのよいエスプレッソを楽しめるのがポイント。イタリア産コーヒーを購入する場合は、飲みたいコーヒーの味わいを考慮して焙煎度合いをチェックしてみてください。

品種をチェック

アラビカ種

アラビカ種は世界でもっとも消費されているコーヒー豆の品種。香りと酸味の強さが特徴です。日本や北アメリカなど、多量のお湯でコーヒーを抽出し、基本的に砂糖を加えずに飲む場合はアラビカ種100%のコーヒーが好まれる傾向にあります。

苦味が苦手な方や、酸味の際立ったイタリア産コーヒーを飲みたい方は、アラビカ種をより多くブレンドした商品を選ぶのがおすすめです。

ロブスタ種

ロブスタ種は苦味と油分の多い品種です。アラビカと並んでコーヒー豆を代表する品種のひとつ。味と香りにクセがあり、単体で使用されることはほとんどないのが特徴です。一方で、ブレンドに加えることで味に深みをもたらす品種でもあります。

イタリア産コーヒーでは、25~50%程度のロブスタ種を配合するのが一般的。ロブスタ種を配合することで、繊細な苦味・コク・香りをエスプレッソに生み出せます。

とくにカプチーノに使うエスプレッソは、ミルクの風味に負けないようにロブスタ種を配合したモノを用いるのが理想とされているのもポイント。イタリア産コーヒーを探す際は、ロブスタ種がどの程度ブレンドされているかに注目してみてください。

イタリア産コーヒーのおすすめブランド

ラバッツァ(Lavazza)

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ラバッツァは120年以上の歴史を有する老舗コーヒーブランドです。本場イタリアで愛されており、世界90ヵ国以上で親しまれている実績のあるブランドでもあります。

世界30ヵ国以上から厳選したコーヒー豆を使用。熟練のブレンド技術とオリジナルの焙煎方法によって、ラバッツァならではの味わいを表現しています。

海外ではスーパーから一流ホテルまで幅広い場所で扱われており、おしゃれで上品なイメージを持つコーヒーブランドです。苦味に加え、甘さとコクを感じられる味わいが特徴。本物のイタリアンエスプレッソを味わってみたい方におすすめのブランドです。

ビアレッティ(BIALETTI)

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ビアレッティは1919年に創業した、イタリアの老舗コーヒーブランドです。とくにコーヒーメーカーは、品質が高く耐久性があることで有名。同メーカーには、デザイン性の高さからニューヨーク近代美術館に永久展示されているコーヒーメーカーも存在します。

また、厳選した原料の個性を活かしてブレンドするコーヒー豆も人気。異なる産地や品種の豆を使って、深みのある味とバランスのとれたコーヒーに仕上げています。ビアレッティのコーヒーメーカーとコーヒー豆で、本場イタリアのコーヒーを楽しんでみたい方におすすめです。

イリー(illy)

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イリーは、1933年に北イタリア・トリエステで創業したコーヒーブランドです。原料のコーヒー豆は、生産地で厳しく品質をチェックしたうえでイタリアへ。さらに社内の工場で質のよい豆を選別し、140以上の項目を経て加工されます。

豆はアラビカ種を100%使用してブレンド。ノーマルロースト・ダークロースト・ルンゴの3タイプを作り分けています。

また、コーヒーを作り出すだけでなく、エスプレッソ文化を広げるための活動に精力的な点にも注目。エスプレッソマシンの開発・コーヒーのプロフェッショナルを生み出す教育機関の運営・アート活動など、さまざまな面からコーヒー文化の発展に貢献しています。

キンボ(KIMBO)

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キンボは、南イタリア・ナポリのコーヒーブランド。熟練の職人の経験と技術によって、質の高いコーヒーを生み出しているのが特徴です。厳選したコーヒー豆は、特性に応じて焙煎。さらに計算されたブレンドによって、キンボらしい味わいのコーヒーに仕上がっています。

コーヒー生産量の多いブラジルとベトナムに子会社を設けることで、安定して質の高い原料を仕入れているのもおいしさの秘訣。日本への輸入の際には、コーヒーの質を落とさない温度のリーファーコンテナを用いて輸送し、輸入後は低温倉庫で保管しています。

ナポリ人の生活に根付いているコーヒー。深煎りでコクがあり、ナポリで愛され続けるキンボのコーヒーが気になる方はぜひチェックしてみてください。

マウロ(MAURO)

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1949年に南イタリアで誕生した「マウロ」。現在では、ハイクオリティなコーヒーを販売するコーヒーブランドとして知られています。厳選したコーヒー豆を、スローロースティングと呼ばれる焙煎方法で丁寧に仕上げているのがおいしさの秘訣です。

時間をかけて焙煎することで、生豆に含まれる水分を少しずつ飛ばして、コーヒー豆に含まれる糖分をカラメル化させます。オイルエキスを高めることで、より芳醇な香りを楽しめるのもポイントです。

豆の特性に合わせて焙煎しているのも特徴。コーヒー豆の焙煎は、コンピューターが管理しています。さらに、コーヒーマスターと呼ばれる職人が工程を厳しくチェックしており、常によい状態を見極めてコーヒー豆を仕上げている点にも注目してみてください。

イタリア産コーヒーのおすすめ

ラバッツァ(Lavazza) エスプレッソ バリスタ


ラバッツァ(Lavazza) エスプレッソ バリスタ

イタリアをはじめ、世界中で愛されているイタリア産コーヒーのブランド「ラバッツァ」のコーヒーです。アラビカ種の豆を100%使用。チョコレートのような甘い香りと芳醇な味わいを楽しめます。

丁寧に時間をかけて焙煎しているのも特徴。焙煎度合いや味の強さはミディアムです。デリケートなアロマのエスプレッソを堪能できます。強すぎない味わいなので、エスプレッソに慣れていない方にもおすすめです。

容量は500g。豆の状態の商品です。使用しているコーヒー豆の産地は、ブラジルやホンジュラスなど。イタリアンエスプレッソの芳醇な味わいを楽しみたい方はぜひチェックしてみてください。

ビアレッティ(BIALETTI) ペルフェットモカ クラシコ


ビアレッティ(BIALETTI) ペルフェットモカ クラシコ

ビアレッティのエスプレッソ用のイタリア産コーヒーです。100年かけて培ってきた技術を活かし、豆の選別・焙煎・ガス抜き・パッケージングまでをすべて一貫してメーカーで行っているのが特徴。ビアレッティらしい味わいを堪能できます。

味わいを決めるのに重要な要素である焙煎は、アルチザンメソッドによって厳格に管理。時間をかけて実施しています。粉の微細粒の大きさも決められているので、味わいがブレることなくおいしいコーヒーを淹れられるのが魅力です。

フルーティーでフローラルな香りを楽しめます。焙煎はミディアムロースト。酸味は控えめで、コクのある味わいを楽しみたい方におすすめのイタリア産コーヒーです。

イリー(Illy) イリーブレンド エスプレッソ ダークロースト インテンソ


イリー(Illy) イリーブレンド エスプレッソ ダークロースト インテンソ

9ヵ国のアラビカ種コーヒー豆を選りすぐって使用した、イリーのイタリア産コーヒーです。オリジナルのブレンドで仕上げており、ブランドらしい味わいを表現しています。焙煎したホールビーンタイプ。極細挽きにしてエスプレッソで楽しむのはもちろんですが、中挽きにすればドリップコーヒー用にもおすすめです。

容量は250g。保存しやすいよう、缶のパッケージを採用しています。深いコクがあり濃厚な味わいのダークローストなので、ストレートはもちろんミルクとの相性もぴったり。カプチーノやカフェ・ラテで楽しみたい方にもおすすめです。

キンボ(KIMBO) カプセルコーヒー バリスタ


キンボ(KIMBO) カプセルコーヒー バリスタ

中南米産と東アフリカ産の厳選したアラビカ種を100%使用した、カプセルタイプのイタリア産コーヒーです。豊かな香りと洗練された酸味を楽しめます。フローラルで華やかなアロマに、アクセントとしてトーストのような香りが加わる洗練されたバランスも魅力です。

専用のマシンを利用することで、気軽に本格的なコーヒーを楽しめるのが特徴。1箱に5.5gのカプセルが10個入っています。焙煎はミディアムロースト。苦味は控えめで、酸味と香りを重視したい方にぴったりの味わいです。ワンタッチで手軽にイタリア産コーヒーを楽しみたい方はぜひチェックしてみてください。

キンボ(KIMBO) エスプレッソ豆 エクストリーム


キンボ(KIMBO) エスプレッソ豆 エクストリーム

キンボのエスプレッソ用のイタリア産コーヒーです。ブラジル・コロンビア・インドなど選りすぐりのアラビカ種とロブスタ種をブレンド。ナポリに昔から伝わる製法を用いて焙煎しています。

豊かな香りとコクのある味わいが特徴。スパイシーでドライフルーツのような甘みがあり、ダークチョコレートやナッツのようなニュアンスがあると謳われています。長く続く余韻もポイントです。

ナポリの老舗カフェでも愛用されている商品。現地の雰囲気を楽しめる本格的な味わいです。容量は1kg。本場イタリアでも親しまれているブレンドコーヒーを味わってみたい方におすすめです。

マウロ (MAURO) プレステージ ローストコーヒー豆


マウロ (MAURO) プレステージ ローストコーヒー豆

カフェマウロのコーヒーを楽しめる商品です。同店は南イタリアで1949年に創業した老舗カフェ。現在では、質の高いコーヒー豆を取り扱うコーヒーブランドとしても認知されています。

厳選した素材とロースティングによって、芳醇な味わいのコーヒーに仕上げているのが特徴です。1kgと大容量なので、イタリア産コーヒーを日常的に飲みたい方にもぴったり。南イタリアで愛されるコーヒーブランドの味わいを試したい方はチェックしてみてください。