良質なコーヒーを生産することで注目され始めている「ニカラグア」。ニカラグア産コーヒーは、毎日楽しめる手ごろなものから、風味豊かなスペシャルティコーヒーまで、さまざまな種類のコーヒーを楽しめるのが魅力です。

そこで今回は、おすすめのニカラグア産コーヒーをご紹介します。おすすめの商品と併せて、ニカラグア産コーヒーの特徴や魅力、焙煎度合いによって異なる味の違いなど、選び方も詳しくご紹介。ぜひ参考にしてみてください。

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ニカラグア産コーヒーとは?

ニカラグア産コーヒーは繊細な風味が特徴。中米に位置するニカラグアは火山によって生み出された肥沃な土壌が広がっており、独自の風味を持つコーヒーが生産されています。年間あたりの市場規模は8万トンを超えるといわれているのがポイントです。

数種類のコーヒー豆が生産されており、なかでも多いのがアラビカ種。栽培する農園によって種類や栽培方法に関するこだわりが異なります。ニカラグア産コーヒーには農園の名称も一緒に表記して販売している場合があるので、チェックしてみてください。

ニカラグア産コーヒーの歴史

ニカラグア産コーヒーのはじまりは、カトリック宣教者によってコーヒーが持ち込まれた1790年代といわれています。各国でコーヒーの需要が高まるにつれてニカラグアでもコーヒーの生産が活発になり、1870年頃には主要な輸出品として扱われるようになったのが特徴です。

次第に大規模なコーヒー農園が増えるなか、コーヒーの生産組合が作られたのは1900年代前半頃。しかし、コーヒーの価格暴落や大型ハリケーン、干ばつ被害によってニカラグアのコーヒー産業は大打撃を受けました。現在ではコーヒー産業の状況が少しずつ回復。また、品質向上に向けて各地で工夫がなされています。

ニカラグア産コーヒーの栽培環境

ニカラグアには、コーヒー豆の栄養価を高めるミネラル豊富な火山土壌に加え、コーヒー栽培に適した湿度と気候が維持される環境があります。大きな木を活用してコーヒーを守るシェイドツリーという栽培方法が主流です。

また、適度な雨量を活かした水洗式の精製方法が主で、ニカラグア産コーヒーは豆が持つ酸味や風味が堪能できます。湖や活火山に囲まれている自然豊かなニカラグアで育ったコーヒー豆は、カラメル・チョコレートのような甘味と、繊細な風味を持つのが特徴です。

恵まれた栽培環境で育ったコーヒー豆は手作業で丁寧に栽培し、天日干しで乾燥させて風味をさらに引き立てるのがポイント。環境に配慮して生産する農場も多く、なかには落ち葉や木の実を活用して有機栽培を実践する農場もあります。頻繁な気候変動に備えた多種多様な栽培方法が増えているのも特徴です。

ニカラグア産コーヒーの味わい

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自然豊かな環境で育ったニカラグア産コーヒーは、品質がよいことで知られており、特別感のある味わいが楽しめます。特に高地で育ったコーヒー豆はグレードが高く、濃厚でコク深い甘味と繊細な風味を持つのが特徴です。

また、丁寧に手作業で栽培されるニカラグア産コーヒーは、長期間にわたって天日で乾燥させるため、豊かな味わいとフレッシュな風味が感じられます。同じ豆を使っていても、淹れ方次第でさまざまな風味を引き出せるので、好みの豆と淹れ方を研究するのもおすすめです。

ニカラグア産コーヒーの選び方

品種を選ぶ

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コーヒー豆の品種はアラビカ種とロブスタ種で大きく2種類に分けられます。ニカラグア産コーヒーの大部分を占めるのはアラビカ種。アラビカ種はエチオピアが原産の豆で、品質に優れることからコーヒー豆生産の75%を締める人気の品種です。

コーヒー豆の品種はさらに細分化され、ニカラグアではアラビカ種のブルボンやパカマラと呼ばれる品種などが栽培されています。ブルボンは甘みが強く、濃厚でまろやかな風味が特徴です。パカマラは豆のサイズが大きく、特有の香りを持つ品種。好みのコーヒーを見つける際のヒントとして、品種も参考にするのがおすすめです。

等級をチェック

コーヒーの味わいにこだわりたい方は、等級もチェックしてみてください。等級の付け方は国によって異なりますが、主に標高・欠点豆・サイズの基準で評価され、等級が高いほど高級なコーヒー豆として取引されます。

標高では良質な酸味を持つことから、標高が高い地域で栽培されたものが高い等級。欠点豆では異物と基準を満たさない豆の数を欠点数とし、少ない方が高い等級に分類されます。サイズでは豆をふるいにかけて、大粒で形が揃っているモノが高い等級の豆として取引されるのがポイントです。

また、品質だけでなく生産工程を厳しく管理し、特有の風味を持つモノはスペシャルティコーヒーとして販売されます。プロが評価したコーヒーのみがスペシャルティコーヒーを名乗れるのが特徴。豆が持つ個性豊かな味わいを楽しめるのもスペシャルティコーヒーの魅力です。

焙煎度合いで選ぶ

ナッツのような芳ばしさと甘みが楽しめる浅煎り

8段階に分けられるコーヒーの焙煎度合いで、ライトローストとシナモンローストが浅煎りの状態。ライトローストは豆の表面に焦げ目が付いた程度で、シナモンローストはシナモン色になるまで焙煎した状態を指します。豆本来の風味が残る浅煎りのなかではシナモンローストが主流で、酸味好きの方におすすめです。

フルーティーな酸味と甘みが味わえる中煎り

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ミディアムローストとハイローストが中煎りの状態です。豆はさらに色が濃くなり、栗色に変化します。ミディアムローストは苦味よりも酸味の方が強く感じられ、軽い味わいに仕上がるのが特徴。ハイローストは酸味のなかに、程よく苦味と甘みが感じられます。

中煎りの焙煎度合いではハイローストが主流。浅煎りや深煎りよりも酸味・苦味・甘みのバランスがよく、日本人に親しまれる焙煎度合いといわれています。商品数も多いので、好みのコーヒーを見つけたい方にもおすすめです。

日本人好みの苦味とフルーティーな後味の深煎り

シティロースト・フルシティロースト・フレンチロースト・イタリアンローストが深煎りで、焙煎度合いが増すごとに苦味が強くなります。酸味と苦味のバランスが取れたシティローストは、ハイローストと合わせて人気の焙煎度合いです。

フルシティローストでは豆がダークブラウンに変化し、表面には油がにじみます。香ばしさや苦味が感じられる味わい。フレンチローストは苦味とコクが強く感じられる風味です。イタリアンローストも苦味が強く、さらに濃厚な味わいに仕上がります。

ニカラグア産コーヒーのおすすめ

ユニマットキャラバン スペシャルティ カサブランカ農園

ユニマットキャラバン スペシャルティ カサブランカ農園

フルーツのような風味が楽しめるニカラグア産コーヒーです。チョコレートの甘みに加え、プラムによく似た酸味を楽しめるのがポイント。香り高く、酸味が強めのコーヒーです。苦味とコクが控えめなので、軽やかな味わいが好みの方におすすめ。複雑な深みのある味わいも楽しめます。

原料の豆は有機肥料を使って丁寧に栽培されたカサブランカ農園のモノを使用。焙煎度合いは中煎りです。中煎りならではの奥深い風味を活かして、エスプレッソで淹れてみてください。内容量は200gで、賞味期限は製造日から12ヵ月。深みのある味わいを楽しみたい方に適したニカラグア産コーヒーです。

やなか珈琲 マドリスSHGスペシャル

やなか珈琲 マドリスSHGスペシャル

生産方法にこだわっているニカラグア産コーヒーです。化学肥料を使用せず、農園内の落ち葉やチェリーの実などを活用した有機肥料で育成しているのが特徴。中米の有機農産物認証である「MAYA CERT」を取得しているほか、サステナブルトレードで取引されたコーヒーです。

生産者組合に加盟する大規模な農園で、シェイドツリーの木陰で奥深い風味を持つように育てられています。キレのよい風味に、ダークチョコレートのような後味がポイントです。フルシティローストのスペシャルティコーヒーで、酸味控えめな味わい。ジャスミンのような柔らかい香りが楽しめるニカラグア産コーヒーです。

フレッシュロースター珈琲問屋 ニカラグア リモンシージョ農園 ジャバニカ

フレッシュロースター珈琲問屋 ニカラグア リモンシージョ農園 ジャバニカ

ドリップバッグで手軽に楽しめるニカラグア産コーヒーです。原料の豆は、人気のあるジャバニカ。繊細さと複雑さを兼ね備えた甘い香りが特徴です。ジャスミン・シトラス・レモンを感じさせる風味で、ほのかな酸味とコクも魅力のひとつ。クリーミーな飲み口が楽しめます。

豆の特徴を活かすために、ひとつの農園から仕入れ、真空パックで梱包して仕入れているのもポイント。仕入れ先のリモンシージョ農園は、環境に配慮したレインフォレストアライアンス認証を取得しています。手軽に高級なコーヒーを飲みたい方におすすめです。

ジエットコーヒー 自家焙煎 ニカラグア

ジエットコーヒー 自家焙煎 ニカラグア

独自の焙煎方法でこだわって仕込んだニカラグア産コーヒーです。50年近く培ってきた知識をもとに、ドイツのプロパット社が手がける焙煎機で芯まで時間をかけて焙煎しています。こだわりの焙煎方法により、コーヒー豆の個性を引き出せるのがポイントです。

原料の豆は、特有の風味とまろやかな酸味を持つスペシャルティコーヒーを使用。煎った後には、上品な酸味が残ります。内容量は400gで、賞味期限は未開封で6ヵ月。ニカラグア産コーヒー豆の味わいを堪能したい方におすすめの商品です。

コーヒー・シティ ニカラグアSHG キータスウエノス農園

コーヒー・シティ ニカラグアSHG キータスウエノス農園

コーヒー評価の専門家が認定したスペシャルティのニカラグア産コーヒー。3人の専門家が認めた、世界規格に該当するQグレードコーヒーです。はじめての方でも飲みやすい柔らかなコクに、繊細な酸味が合わさっているのが特徴。爽やかな飲み口で、香りと甘みが際立っています。焙煎度合いは中煎りです。

原料には品質の高いコーヒーを生産するキータスウエノス農園のモノを使用。仕入れた豆はより味わい深く仕上げるため、生豆と焙煎豆の2段階で不純物を丁寧に取り除いています。内容量は200g。専門家が厳選したニカラグア産コーヒーを試してみたい方におすすめです。

蒼 自家焙煎 スペシャルティコーヒー ニカラグア リモンシージョ ジャバニカ

蒼 自家焙煎 スペシャルティコーヒー ニカラグア リモンシージョ ジャバニカ

品種ならではの華やかな風味が楽しめるニカラグア産コーヒーです。ジャスミンのような香りのなかに甘さも感じられるのがポイント。浅煎りで仕上げています。香り・酸味・余韻が強く感じられる、爽やかな味わいが特徴です。

優良農園として知られているリモンシージョ農園の豆を使用。世界大会でも用いられるオランダ製の機器を使って焙煎しています。細かな火力設定のもとで豆の個性を引き出しているのが魅力。風味を重視して選びたい方におすすめのニカラグア産コーヒーです。

honu加藤珈琲店 スペシャルティ ニカラグア世界規格Qグレード珈琲豆

honu加藤珈琲店 スペシャルティ ニカラグア世界規格Qグレード珈琲豆

香りのよさが口の中に残るニカラグア産コーヒーです。十分にコクもあり、苦味と甘みも程よく感じられるのが特徴。キャラメルのような甘い香りと一緒に、クリーミーさも楽しめます。上質な香りが長く続くのが魅力です。

焙煎度合いはフルシティの中深煎りで、酸味が苦手な方にぴったり。世界規格Qグレード認証のスペシャルティコーヒーです。内容量は100g。時間をかけて余韻が楽しめる、香り高いニカラグア産コーヒーを探している方に適しています。

UCC上島珈琲 フェアトレードニカラグアコーヒー

UCC上島珈琲 フェアトレードニカラグアコーヒー

フェアトレードで取引されているニカラグア産コーヒーです。生産地域はニカラグアのマドリス県。契約生産者組合に属する小規模な農場で、時間をかけて育てています。1948年に名古屋で創業したコーヒー店が仕入れており、丁寧な品質管理をしている商品です。

豊かな土壌で育ったコーヒーで、酸味と甘みの調和を楽しめるのが特徴。ショコラの香りとまろやかな香りも堪能できます。内容量は180gで、賞味期限は製造日から12ヵ月。フェアトレードの商品が気になる方にもおすすめのニカラグア産コーヒーです。

三軒茶屋珈琲 red-clover ニカラグア 薔薇色の人生

三軒茶屋珈琲 red-clover ニカラグア 薔薇色の人生

自然に配慮して生産したニカラグア産コーヒーです。清流のほとりで自生するブルボン種を使っているのが魅力。自然栽培にこだわり、間引きして熟成を促しながら栽培しています。ブルボン種の風味を引き出した、濃厚な甘さがポイント。さらに、酸味が合わさったバランスのよい味わいです。

生産地のモンテクリスト農園では、森林再生農法のアグロフォレストリーをもとに、シェイドツリーとしてバナナ・オレンジ・レモンなどの果樹を育てています。内容量は100g。SHGの規格を満たす、スペシャルティコーヒーのニカラグア産コーヒーを探している方におすすめです。

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ニカラグア産コーヒーの美味しい飲み方

ニカラグア産コーヒーは豊かな風味を引き出すためにフレンチプレスで淹れるのがおすすめ。中煎りで淹れると、苦味と酸味がバランスよく楽しめます。淹れる際は水質にこだわるのも大切。ミネラルを多く含む硬水で淹れると、より風味豊かに仕上がります。

さらに、まろやかな口あたりも魅力です。ニカラグア産コーヒーで、味わいだけでなく香りも存分に堪能してみてください。