クラシックスタイルの人気が再来したことにより、注目を集めている「サスペンダー」。ファッション性と機能性を兼ね備えたアイテムです。多くのブランドからさまざまな種類のサスペンダーが販売されており、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのサスペンダーをご紹介。種類や選び方も併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- サスペンダーとは?
- サスペンダーのおすすめブランド
- サスペンダーのおすすめ|X型
- サスペンダーのおすすめ|Y型
- サスペンダーのおすすめ|H型
- サスペンダーのおすすめ|ホルスター型
- サスペンダーの売れ筋ランキングをチェック
- サスペンダーを使ったおすすめメンズコーデ
- サスペンダーの選び方
サスペンダーとは?
サスペンダーとは、吊りベルトのことで、ズボンに装着して使用するアイテムのこと。イギリスでは「ブレイシーズ」と呼ばれており、クラシックスタイルに着用されるアイテムとして知られていました。クラシックの人気が再来したことで、注目を集めています。
サスペンダーを使用すれば、ベルトを使用せずズボンのズリ落ちを防ぐことが可能。また、スラックスのプリーツなどをきれいに見せられます。サスペンダーは基本的には表から見えないため、デザインがコーデに合うかを気にしすぎる必要がないのもメリットです。サスペンダーのなかでも、X型やY型などさまざまな種類があるので、好みや体型に合うアイテムを選びましょう。
サスペンダーのおすすめブランド
アルバートサーストン(ALBERT THURSTON)
アルバートサーストンは、1820年に誕生した200年を超える歴史を持つサスペンダーブランド。世界で初めてサスペンダーを製造・販売したことで知られています。現在では高級紳士服の代名詞として、世界中のセレブに愛されているブランドです。
同ブランドでは、クリップとボタン式の2way仕様で使えるモノなど、多くのサスペンダーを展開しています。
ブレテッレ&ブレイシーズ(BRETELLE&BRACES)
ブレテッレ&ブレイシーズは、2004年に誕生したイタリアのブランド。クラシックスタイルをベースに、トレンドを取り入れたアイテムを展開しています。豊富なバリエーションの生地や革を用いているのが特徴です。
イタリアならではのセンスが光る、おしゃれなサスペンダーを探している方におすすめです。
タニワタリ(Taniwatari)
タニワタリは日本のサスペンダーブランド。サスペンダーの強度を確かめた海軍将校が、「これなら谷を渡るときも役立ちそうだ」といったことからブランドの名がつけられました。
伝統を受け継ぎつつ、高品質なサスペンダーを展開。修理対応も行っており、長く大切に使用したい方におすすめです。
サスペンダーのおすすめ|X型
ディッキーズ(Dickies) ワークサスペンダー
アメリカのワークウエアブランドのサスペンダー。約50mmの太めなストラップが目を引きます。バリスティックナイロン生地を採用しているため、強度が高いのが特徴。ゴム製のサスペンダーと比べて伸びにくいのがポイントです。
ブラウンのレザーとのコンビネーションがおしゃれな雰囲気を演出。背中部分のレザーにはブランドロゴがプリントされており、後ろ姿をスタイリッシュに演出します。
ワークパンツにつけるだけでオーバーオール風にアレンジできる、おすすめのアイテム。カラーは、ブラックやブラウンをラインナップしています。
HISDERN サスペンダー X型 35mm
幅35mmのX型サスペンダー。背中のクロス部分と金具部分には、精製皮革をあしらっています。4つのクリップには、ステンレス素材を採用。錆びにくく丈夫なのが特徴です。また、クリップにはナイロンプラスチックのインサートが付属。ボトムスを傷つけにくく、落ちにくいのがポイントです。ストラップの長さは68cmから132cmまで調節可能。身長195cmの方までフィットします。
色展開が豊富なのもおすすめポイント。黒やネイビーに加えて、赤やピンクなどもラインナップしています。
ロッテラッカ サスペンダー 極太 5cm
幅50mmと極太なX型サスペンダー。伸縮性が高く幅広なストラップなので、肩に負担がかかりにくいのが特徴です。背中のクロス部分には、高級感のあるPUレザーを採用しています。
大きめなクリップが備わっているため、安定してボトムスを吊ることが可能です。デニムなどの厚手の生地でもしっかりホールドできます。
カラーはブラック・ホワイト・ブラウン・ネイビーなどをラインナップ。大きめの体格の方や太めのモノが欲しい方におすすめのサスペンダーです。
メンデンス サスペンダー メンズ 35mm幅
幅35mmのサスペンダー。クロス部分にあしらったブラウンのPUレザーがおしゃれな雰囲気を演出しています。アンティーク感のあるブロンズの金具を採用。クラシカルなイメージとこなれ感を加えています。
アジャスター金具を搭載しており、ストラップの長さは76〜125cmまでで調節可能。カジュアルコーデにもきれいめなスタイリングにもマッチする、おすすめのサスペンダーです。カラーはブラックやベージュをラインナップしています。
KASAJIMA 15mm サスペンダー 15ミリX型 男女兼用
幅約15mmのX型サスペンダー。男女兼用で使える、汎用性の高いアイテムです。身長175cm、体重75kg以下程度までの方に適しています。
カラーは、ブラックやブラウン、グレーなどのシックな色に加えて、オレンジやピンク、グリーンブルーなどをラインナップ。好みの色を見つけやすいのがうれしいポイントです。
入手しやすいリーズナブルな価格も魅力。シンプルなデザインの安いサスペンダーが欲しい方におすすめです。
KASAJIMA サスペンダー 30mm
幅30mmのX型サスペンダー。金属製の金具を用いていないのが特徴です。汗や雨によるサビが気になる方におすすめ。パーツの素材には、耐衝撃性や難燃性に優れているポリカーボネート樹脂を採用しています。
一般的なサスペンダーとは異なり、クリップ自体をパキッと折るように開閉する仕様。つけ外しを簡単に行えるのがポイントです。軽量なので、スキーやスノーボードなどのスポーツをする際や、外で作業をする際におすすめです。
クインテット(Quintetto) ベーシック サスペンダー 21mm
幅21mmのサスペンダー。細すぎず太すぎないので、日常で使いやすい汎用性の高いアイテムです。男女兼用で使えます。プレーンで使いやすいモノが欲しい方におすすめです。
カラーバリエーションが豊富なのもうれしいポイント。ブラックやネイビー、ブラウンなどの定番色に加えて、イエロー・オレンジ・レッドなどのビビッドな色もラインナップしています。
入手しやすいリーズナブルな価格も魅力。シンプルなデザインの安いサスペンダーを探している方におすすめです。
ビームス(BEAMS) International Gallery BEAMS レオパード サスペンダー
レオパードパターンをあしらっているサスペンダー。深いグリーン系をベースに柄を配したシックなパターンなので、デイリーでさりげなく身につけられます。モードでスタイリッシュな雰囲気が漂うおすすめアイテムです。
ストラップ幅は約16mm。スリムなので身につけたときにすっきりとスタイリッシュな印象を与えられます。シンプルコーデに合わせるだけで、スタイリングをおしゃれに格上げできるアイテム。ファッショナブルな柄物のサスペンダーが欲しい方におすすめです。
サスペンダーのおすすめ|Y型
アルバートサーストン(ALBERT THURSTON) サスペンダー ブラック
英国の老舗メーカーのY型サスペンダー。オーセンティックでラグジュアリーな雰囲気が漂うおすすめアイテムです。生地にはゴム入り素材を採用しています。
ゴールドトーンの金具がエレガントで上品なテイストをプラス。牛革を使用した吊り革が備わっています。リボン幅は約35mmで、リボンの長さは約57〜100cm。アジャスターによる長さ調節が可能です。
きちんと感があり高級感が漂うサスペンダー。結婚式などのフォーマルなシーンにもおすすめです。
アルバートサーストン(ALBERT THURSTON) サスペンダー 細身 グリーン ドット
グリーンの生地に細かいドット柄をあしらった、おしゃれなサスペンダー。ブラウン系カラーの牛革パーツとのコンビネーションが、上品でクラシカルな雰囲気を演出しています。無地のシャツやTシャツに映える、ファッショナブルなアイテムです。
シルバートーンの金具使いがカジュアル感をプラス。リボン幅は約25mmで、リボンの長さは約72〜108cmです。
アジャスターによる長さの調節が可能。英国の高級紳士服アクセサリーブランドならではのラグジュアリー感と、ポップな印象を兼ね備えたおすすめのサスペンダーです。
アルバートサーストン(ALBERT THURSTON) サスペンダー ベージュ フランネル
生地にベージュのフランネル素材を採用しているY型サスペンダーです。あたたかみのある素材感のアイテム。きれいめな秋冬コーデに活躍が期待できます。きちんと感のあるツイードのスーツなどとも好相性です。
シルバートーンのクリップ金具を搭載。リボン幅は約38mmで、リボンの長さは約57〜100cmです。調節金具にて長さを変えられます。老舗ブランドの高級感が漂うサスペンダーが欲しい方におすすめです。
ブレテッレ&ブレイシーズ(BRETELLE&BRACES) サスペンダー ギンガムチェック サックスブルー
サックスブルーのギンガムチェックと、ホワイトのレザーパーツのコンビネーションが爽やかな雰囲気を演出しているサスペンダー。イタリア・ミラノ生まれのブランドにふさわしい、高級感とおしゃれ感を兼ね備えたアイテムです。
吊り革、クリップの両方で留められる2way仕様。吊りボタン6個も付属しています。幅36mmと適度な太さがあるアイテム。シンプルな服装に合わせて、サスペンダーを主役にするのがおすすめです。
ユニバーサルオーバーオール(UNIVERSAL OVERALL) ロゴプリント サスペンダー
シンプルでベーシックなY型サスペンダーのストラップ部分にブランド名をあしらった、おしゃれなおすすめアイテム。カジュアルな雰囲気が漂っています。スポーティーなカジュアルコーデと好相性です。
ストラップの幅は25mm。太すぎず細すぎず、デイリーでつけやすいのがポイントです。シルバートーンの金具使いが抜け感を加えています。
ゴム素材を採用した伸縮性に優れたサスペンダー。カラーはブラック・ネイビー・グレー・モスグリーン・ベージュをラインナップしています。
ディッキーズ(Dickies) Leather Suspender
ハリ・コシのある国産のスムースレザーを採用しているサスペンダー。上質な素材感で、コーデを格上げできるアイテムです。使い込むほどに風合いの変化も楽しめます。
背中部分のクロスパーツに刻印されたブランドロゴが、さりげなくおしゃれなテイストをプラス。シルバートーンの金具使いが抜け感を演出しています。
カラーはホワイトやブラウンなどをラインナップ。カジュアルにもきれいめにもマッチする、レザーのサスペンダーを探している方におすすめです。
トゥモローランド(TOMORROWLAND) レザーメッシュ サスペンダー
繊細な牛革のメッシュを採用しているサスペンダー。幅20mmと比較的細めなので、身につけるとスタイリッシュな雰囲気を演出できます。吊り革、クリップの両方で留められる2way仕様。シーンや気分に合わせてアレンジを楽しめます。
レザーの質感で、コーデを格上げできるアイテム。カラーはブラックとダークブラウンをラインナップしています。デイリーからフォーマル、オケージョンまで幅広いシーンで活躍が期待できるおすすめのサスペンダーです。
ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS) ワイド ストライプ サスペンダー
シックなカラーリングのストライプ柄を配したサスペンダー。カラーはネイビーとブラウンをラインナップしています。
大人っぽく落ち着いた雰囲気が漂っており、スーツなどのきちんとしたコーデと好相性。カジュアルなスタイリングにも馴染みます。
幅35mmとややワイドなシルエットが特徴。クリップ金具とボタンホールが備わっているため、2wayで使用できます。ストライプ柄の縦ラインで、体型をすっきりと演出できるおすすめのサスペンダーです。
サスペンダーのおすすめ|H型
ダックス(DAKS) サスペンダー
幅35mmのH型サスペンダーです。ストラップの格子状の模様がおしゃれな印象です。さらに、牛革のパーツが高級感を演出。シルバートーンのクリップには、クラシカルな紋章調のエンブレムが刻印されています。
アジャスター金具に記されたブランド名が、さりげなくラグジュアリーなテイストをプラス。カラーは黒・紺・ベージュ・ワインをラインナップしています。細部にこだわりが感じられるアイテム。スーツにマッチするおすすめのサスペンダーです。
ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS) ソリッド サスペンダー
シンプルなデザインのH型サスペンダー。ストラップの幅は25mmと細すぎず太すぎないので、デイリーにつけやすいのがポイントです。シルバートーンの金具使いがカジュアルな抜け感を演出しています。
カラーはシックなグレーやブラウンなどをラインナップ。カジュアルコーデにもきれいめなスタイリングにも馴染む、おすすめのH型サスペンダーです。
J Bridge Western 日本製 30mm H型 サスペンダー ストライプ
幅30mmのサスペンダーです。ホールド感があり、紐がずれにくいH型タイプ。幅が広めなのでしっかりとしたつけ心地なのが特徴です。おしゃれなカラーリングのストライプ柄を採用しており、スタイリッシュな雰囲気が漂っています。
カラーは、紺・ベージュ・グレー・エンジなどをラインナップ。日本製でありながらも、比較的リーズナブルな価格なのがうれしいポイントです。カジュアルコーデにも、きれいめコーデにもマッチするアイテム。おしゃれで安いおすすめのサスペンダーです。
J Bridge Western 超ロング 30mm H型 サスペンダー 無地
幅30mmのH型サスペンダーです。体が大きめの方におすすめのロングタイプ。ゴムの長さ約135cmのLLサイズと、約150cmの3Lサイズをラインナップしています。
カラーは、黒・紺などのシックな色に加えて、ビビッドな赤やピンクも展開。シンプルなので、カジュアルにもきれいめにもさまざまなコーデにマッチします。長めのサスペンダーが欲しい方におすすめです。
サスペンダーのおすすめ|ホルスター型
タニワタリ(Taniwatari) サスペンダー ホルスター型
ホールド感のあるホルスター型のサスペンダー。パーツに金属を使用せず、ポリカーボネートを採用しています。空港でのセキュリティチェックも着けたまま通過できるうえ、汗や雨によるサビの心配も不要です。
ベルト幅は約30mm。パーツには本革を使用しており、高級感が漂っています。脇の2か所を留めるつくりのため、お腹まわりに負担がかかりにくいのが特徴です。背中のジョイント部分は可動式を採用。体の動きをフォローするので、自然な装着感が叶います。高品質な日本製のサスペンダーが欲しい方におすすめです。
タニワタリ(Taniwatari) サスペンダー ホルスター型 ブラック アーガイル
おしゃれなアーガイル柄のサスペンダー。黒地にグレーと白の柄をあしらっており、シックな印象です。トラッド感と適度なカジュアル感を兼ね備えているのが魅力。コーデにおしゃれなアクセントをプラスできます。
パンツを固定できるホルスタータイプのアイテムです。シルバートーンの金具が抜け感を加えています。パーツには本革を採用。基準に合格した高品質なモノだけを使用しています。
可動式のジョイントを使っており、体の動きに馴染みやすいのがポイント。おしゃれな見た目と快適な着用感を兼ね備えたおすすめのサスペンダーです。
Zintan サスペンダー メンズ ホルスター 25mm
素材にポリエステル、フェイクレザーを採用しているサスペンダーです。可動性に優れたホルスタータイプのアイテム。入手しやすいリーズナブルな価格のモノが欲しい方におすすめです。
ベルトの長さは前部48〜90cmで、後部20cm。ベルトはアジャスターで長さの調節が可能です。ベルト幅は25mm。伸縮性があるので快適に着用できます。廉価なホルスター型のサスペンダーが欲しい方におすすめです。
ダイワ(Daiwa) ショルダーサスペンダー
ワンタッチクリップを採用している、着脱が楽なサスペンダー。背中X字型かつ2か所を留めるタイプなのでずれ落ちにくく、なで肩の方やアクティブな動きにも対応します。
幅が広めのバンドを採用しており、ホールド感に優れたアイテム。レインウェアパンツなどのずり落ち防止にも適しています。釣りに行く際に使うのにもぴったりです。
ONLYNESS サスペンダー ホルスター メンズ 30mm
明治時代に誕生した国内の老舗工房で作られたサスペンダーです。本体にはポリエステル・レーヨン・ゴム、パーツには高品質な牛革を採用。高級素材を使って、職人が丁寧に仕上げています。
フィット感が良好で、体に負担がかかりにくいホルスタータイプのアイテム。年配の方にもおすすめです。カラーはブラック・ブラウン・ネイビー・グレーをラインナップ。金属のクリップ内部には樹脂のパーツを搭載しており、ボトムスの生地を痛めにくいのがうれしいポイントです。
サスペンダーの売れ筋ランキングをチェック
サスペンダーのランキングをチェックしたい方はこちら。
サスペンダーを使ったおすすめメンズコーデ
アースカラーでまとめたレトロスタイル
ダークブラウンのジャケパンコーデに、カーキのサスペンダーを合わせたレトロなメンズコーデ。サスペンダーの下にはグレージュのセーターを合わせ、ワークスタイルのような武骨さを出しているのがポイントです。
ベレー帽とアンクル丈パンツの足元から見えるソックスは、トップスと同系色でコーディネート。ブラウンのローファーを合わせ、こなれ感を出しています。ジャケットを羽織ることで雰囲気を変えて楽しめる、おすすめのコーデです。
イギリステイストのパンクスタイル
シャツをレイヤードした黒ニットに、赤チェック柄パンツを合わせたメンズコーデ。細めの白のサスペンダーをプラスし、個性のあるスタイリングに仕上げています。
ベレー帽やレースアップシューズも黒で合わせることで、幼くならず大人っぽく着こなせるのがポイント。サスペンダーを活かしつつ、ひと味ちがうスタイルにしたいときにおすすめです。
サスペンダーで作るトラッドスタイル
薄いグリーンのシャツと白のワイドパンツに、ブラックのサスペンダーをプラスしたトラッドスタイル。ジャケットを着ないシャツスタイルにあえてサスペンダーを合わせることで、個性のある着こなしが完成します。
足元にはスニーカーを合わせ、カジュアルに仕上げているのがポイント。ひと味ちがう春の休日コーデにしたいときにおすすめです。
サスペンダーの選び方
形状をチェック
X型
X型は、背面のベルトが交差しているのが特徴。前後2点の計4点で留めるタイプで、左右対称のため安定感があり、ズボンの折り目のラインがきれいに出るといったメリットを備えています。
また、肩のベルトがずれにくいのもポイント。体型に応じて背中の金具の位置を変えられるので、フィット感がよいのも魅力です。
X型のサスペンダーは一般的なタイプで、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンに対応可能。さまざまなブランドが展開しているため、デザインやカラーのバリエーションが多く揃っています。
Y型
Y型のサスペンダーは、背面がYの字型になっており、うしろ1点、前2点の計3点で留めるタイプです。背面が1本のラインなので、すっきりとした印象になるのがポイント。カジュアルからフォーマルまで使いやすく、よりクラシックな着こなしに仕上がります。
Y型のサスペンダーは、留めやすさや使い勝手のよさで人気です。バリエーションも豊富に展開されているので、使いやすさを重視する方はチェックしてみてください。
なお、1点で固定するクリップ式のY型サスペンダーは、ベルト通しの上からクリップをつける必要があります。ベルト通しを避けたいなら、ダブルクリップ仕様のモノを選ぶのがおすすめです。
H型
H型は、背面のベルトが交差せず、4つのパーツを用いて「H」の形状になっているのがポイント。背面のそれぞれのパーツが稼働する仕組みで、よりフィット感に優れています。
前後2点ずつの計4点で留める構造で、スラックスの形が崩れにくいのもメリット。H型のサスペンダーはフォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで活躍します。アクティブに動くときや、着け心地にこだわりたいときにおすすめのアイテムです。
ホルスター型
ホルスター型は「サイド吊り型」とも呼ばれています。背面でベルトが交差しており、前面はたすき掛けのような構造です。左右の2点で固定するため脱着がしやすく、クリップを外すときやズボンを下げるときも簡単に行えます。
また、ジャケットから見えにくいうえに、衣類の重みが肩に集中したり肩が凝ったりしにくいのもメリット。使い勝手のよさやラクさを重視したい方は、ホルスター型のサスペンダーをチェックしてみてください。
金具の種類をチェック
クリップ式
サスペンダーを購入するなら、金具の種類も合わせてチェックしておきましょう。金属製クリップで挟むクリップ式は、ひとつの金具で各部位1点だけ留めるシングルと、ベルト通しを避けて2点で留めるダブルクリップ式が販売されています。
クリップ式は、ズボンのウエスト部分にぱちんと挟めるため、留め具の位置を自由に変えることが可能。購入してすぐに、手持ちのいろいろなズボンに簡単に装着できます。
チノパンやジーンズなどのカジュアルなボトムスにも使用できるので、ファッションアイテムとして着用したい方にとっても重宝するアイテムです。
ボタン式
ボタン式のサスペンダーは、先端にボタンホールがあるレザーパーツが付属しています。ズボンにつけられたサスペンダー用ボタンを掛けて固定する仕組みです。
ボタン式は留め具がない分、腰まわりがすっきりときれいに見えるのがポイント。ボタン式は伝統的なスタイルでクラシックな印象になり、紳士的な装いが完成します。
ズボンにボタンをつける手間はあるものの、一度つけてしまえば装着位置に迷うこともなくスムーズに着用可能。ボタンの位置は内側がスタンダードですが、外側でも特に問題はないため、見た目や装着感で決めるのがおすすめです。
シーンに合う色・柄かどうか
サスペンダーは、身につけるシーンに合うかも考慮して色や柄を選ぶのがポイント。一般的に厳密なルールはないものの、弔事には黒の無地、慶事には白と黒のストライプ、燕尾服は白の無地がよいとされています。迷った場合は参考にしてみてください。
ビジネスシーンでは、動いたときにジャケットの隙間から見えることがあるため、スーツと同系色かネクタイや靴などの小物と合わせるのがおすすめ。Vゾーンが決まったあとに、ネクタイよりやや薄い同系色を選ぶと馴染みます。
弔事や客先に出向くときなどのビジネスシーンでは、黒などで合わせるのが無難ですが、それ以外のシーンでは自分らしい色やデザインを選びましょう。
体型に合っているかどうか
サスペンダーを選ぶ際は、体型に合うかどうかも注意したいポイント。体型によってつけやすいモノがあるため、購入前に確認しておきましょう。
なで肩体型だと肩ベルトがズリ落ちてしまうことがあるので、ベルトの幅が広いモノか背中の上の位置で交差するモノがおすすめ。X型やホルスター型なら、なで肩の方でもズリ落ちにくいため、チェックしてみてください。
サスペンダーはズボンを水平に維持する吊りベルトなので、ズボンを前下がりに着用しがちなウエスト周りが大きい方やふくよかな方は、取りつけるのが難しいこともあります。水平になる位置にし、ベルトがなくても止まるズボンを選ぶなどの工夫をしましょう。
サスペンダーは、スラックスをきれいに穿ける機能性だけでなく、ファッションアイテムとしても活躍します。さまざまな種類やデザインが販売されているため、シーンやファッションごとに複数揃えるのもおすすめです。今回の記事を参考に、好みやシーンに合ったサスペンダーを探してみてください。