スポーツファッションやカジュアルファッションに欠かせないスニーカー。最近はノームコア(究極の普通)ファッションの流行に続き、アスレジャー(運動と余暇)ファッションが注目されています。
それに伴いスニーカーブームが到来しています。今回はそんなアスレジャーファッションにぴったりのスニーカー、ソックダート(SOCK DART)のメンズコーデを紹介します。
ソックダートって
ソックダートは2004年に誕生し、一度姿を消したナイキのスニーカーです。このスニーカーを生み出したのはナイキのHTMというプロジェクトです。
HTMとは、ナイキが取り組んでいる実験的なプロジェクト名で、そのメンバーである藤原ヒロシ(Hiroshi Fujiwara)、ティンカー・ハットフィールド(Tinker Hartfield)、マーク・パーカー(Mark Parker)の3人のイニシャルをとって名付けられたものです。
HTMのメンバーであるティンカー氏が1985年に発売したソックレーサーというスニーカーを作る過程で使っていたニット技術をヒントにHTMプロジェクトで研究開発した結果、ソックダートというスニーカーが生まれました。
一度、市場から姿を消しましたが、2014年に藤原ヒロシ氏が自身のブランドであるフラグメントデザインの名義で復刻させました。当時は即刻完売してしまい、また姿を消し入手困難モデルとなっていました。しかし、今年の2016年夏にナイキより発売。このモデルはナイキiDでカスタマイズもできるモデルとなっています。
ソックダートの特徴は、何と言ってもその履き心地にあります。ソックダートという名前にあるように、靴下のような履き心地で、靴下を着用せずに履くことができ、まるで靴を履いていないかのような感覚を得られるスニーカーです。
また、アッパー(足の甲)部分にシリコン製のストラップが付いています。各々で調節できるような仕様になっているので、好きなフィット感を楽しむことができます。
ナイキのソックダートSE
ナイキ(NIKE) ソックダートエスイー(SOCK DART SE) 833124-001
こちらが一番人気のソックダート。全体がブラックで白いソールのものです。白といっても無地の白ではなく黒いスプラッター柄(血しぶきがとんだような柄)で、遠くから見ると白いですが間近で見ると、黒い斑点が見える仕様になっています。サンドイッチコーデに是非取り入れてみてください。また、ストラップ部分のシリコンは、半透明の黒になっていて、目立ちにくくなっています。
ナイキ(NIKE) SOCK DART SE 833124-401
次に、こちらはブルーのモデルです。鮮やかなブルーと白いソールのコントラストが素敵です。爽やかな差し色にぴったりです。ソールの白はこちらもスプラッター柄です。同じブルーのスプラッター柄で、一番底のソール部分もブルーが配色されています。
また、ストラップ部分は半透明のブルーで、アッパー部分の雰囲気をうまく引き出していますね。
ナイキ(NIKE) SOCK DART SE 819686-001
これはオールブラックのモデルです。シックに決めたいときはこれで決まり。ブラックのワントーンコーデにも取り入れやすいです。
同じ黒色なので、素材の違いに目がいくモデルですね。つま先部分とストラップ部分の光沢のある感じと、ソールのマットな柔らかい雰囲気、そして何よりソックダートの一番の特徴であるアッパー部分のニット素材。味わい深いですね。
ナイキ(NIKE) SOCK DART SE OLV/BGE 819686-300
アースカラーのソックダートです。ナチュラルな雰囲気や、アースカラーを取り入れたコーデをしたい人は是非。
アッパー部分が落ち着いたナチュラルカラーのオリーブグリーンで、ソール部分はスプラッター柄のベージュになっています。また、それ以外のストラップや内側の生地にブラウンを配色していて、靴の色だけでも美しいですね。
1990年代のスニーカーブームでのAIRMAX95の衝撃的なデビュー以降も話題になるスニーカーはいくつもありました。エアプレストやエアウーヴンのようなシャープなフォルムとそのフィット感に特徴のあるソックダートを今回ご紹介しました。
復刻や再販売などで常にスニーカーファンの間で話題になり、完売後に何度も姿を消しただけあって、今回のモデルが生産を終えてしまったら次いつ出会えるかわかりません。これを機に、是非手に入れてみてはいかがでしょうか。