ドローンの進化系。
壁を登ることができるロボットは通常、磁石や真空を利用したものや、最近人気を博しているヤモリ足接着パッドを用いたものが主流です。また、他にも極小のトゲを用いたものや静電気を用いたものがあります。しかし、たとえどんな技術を使用しても、落下して壊れてしまうという危険を回避することはできません。
韓国に拠点を置くKAISTのアーバンロボティックス研究所が提案する新しい壁面走行ロボットは、飛行も可能なので、落下する心配はありません。もし壁からはがれてしまった場合は、飛行して地面に着地します。
しかし、飛ぶことができるなら壁面を走行する必要はないと考えてしまいますよね? ただ、建設現場の一部などでは、基盤検査の際に地面との直接接触を必要とすることがあるかもしれません。いずれにせよ、飛行も壁面走行も可能なロボットは利用者に柔軟性を提供するため、発想力次第ではものすごい威力を発揮するかもしれません。
この製品が今後どのように使われていくのかはまだ分かりませんが、このような技術が人々の生活に欠かせないものとなっていく未来があるかもしれませんね。