こんな腕時計、見たことない!
クラウドファンディング「Kickstarter」に出展された「Humism」という腕時計は、見る者すべてを異世界に引き込んでしまうような設計です。
これは、どう形容すればいいのか? 恥ずかしながら、筆者は少し悩んでいます。
常に動く「時」
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まるで万華鏡のような文字盤。
そこには、一切の数字は書かれていません。細かい造形の枠と枠が交差し、真円や楕円を作っては消していく合体美術が繰り広げられています。時が進む毎に造形は変化し、いつの間にか別の模様を文字盤の上に表現しています。
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一瞬の時が描く模様を見て、我々は何を感じるのでしょうか。一方で、いろいろと頭の中で連想するうちに模様が別の姿に変化しています。
そこに「言葉」は必要ありません。我々は実際に動く「時」を見つめているのですから。
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セイコームーブメント搭載
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文字盤の見方は、通常の時計と同じく12時間刻みです。
中抜きの白円が分、黒円が時を表します。
文字盤のデザインは3種類。ムーブメントは日本製セイコーの製品です。Humismはただのオシャレ時計ではなく、その品質も保証されています。
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「時間」は芸術
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とにかく、美しい。Humismは溜め息の出るような工業製品です。
複雑な造形の組み合わせと、それに秘められた世界観。時間はこのようにして刻まれるのだ、という発想すら覚えてしまいます。
Humismは現在、Kickstarterのキャンペーンページにて348ドル(約2万8000円)でのプレオーダーを受け付けています。
筆者自身、このような腕時計は見たことがありませんでした。Humismは最先端の機能を搭載しているというわけではありませんが、緻密なデザインによってその存在感を際立たせています。