愛知県の調味料として知られる「八丁味噌」。製造場所の村名にちなんで、八丁の名がつけられました。大豆の旨みに加え、渋みや酸味がある濃厚な味わいが魅力。使用する材料や製法に決まりがあり、基準をクリアした味噌のみが八丁味噌と名乗れます。
そこで今回は、八丁味噌のおすすめをご紹介。八丁味噌を使った魅力的なレシピもご紹介するので、ぜひ日頃の料理に取り入れてみてください。
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八丁味噌とは?

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八丁味噌は、愛知県岡崎市にある岡崎城から800mほど離れた八丁村で製造される味噌の総称です。製造される場所が八丁村であることから、八丁味噌と呼ばれるようになったといわれています。
製法・原料・熟成などに関して、国により細かな基準が設けられているのも特徴。大豆の旨みが凝縮されており、濃厚で深みのある味わいを楽しめます。また、適度な酸味や渋味、苦味があるのもポイント。複雑な味わいの味噌を使いたい方におすすめの味噌です。
八丁味噌の選び方
内容量をチェック

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八丁味噌を購入する際は、内容量を確認してみてください。商品によって300g程度の商品から1kg近い商品まで、さまざまな内容量の商品が販売されているのがポイントです。
日常的に八丁味噌を料理に使用したい場合は、なるべく容量の多い商品を選択するのがおすすめ。料理のアクセントや特定の調理に用いたい場合は、お試し用として少なめの量の八丁味噌を選んでみてください。
容器のタイプをチェック

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八丁味噌は商品によって容器のタイプが異なる場合があるので、シチュエーションに応じてチェックするのもおすすめです。
味噌の容器は、プラスチックのパックタイプかアルミ袋タイプが基本。長期の保管をしたい場合は、長期保存に適したアルミ袋タイプを選ぶのがおすすめです。
プラスチック容器は容器の口が大きく、味噌を必要な量だけ取り出しやすいのが特徴。使い勝手を重視したい場合には、プラスチックタイプを選んでみてください。
八丁味噌本来の味を楽しむなら無添加タイプ

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八丁味噌ならではの味わいを堪能したい方は、無添加タイプの商品を選ぶのもポイント。大豆と食塩だけで製造されたタイプを選べば、素材の味わいをダイレクトに楽しめます。
また、味噌は原料に麦を使用することもある食材ですが、八丁味噌は米麹を用いるためグルテンフリーの商品が多い点もポイント。原材料表記をチェックして八丁味噌を選択してみてください。
出汁入りなら手軽に料理が楽しめる

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日々の料理に八丁味噌を取り入れてみたい方は、出汁入りの商品を選ぶのもおすすめ。出汁入りの味噌を使えば、お湯に溶くだけで簡単に味噌汁が完成します。
鰹節や鰹節粉末を配合したタイプであれば、気軽に本格的な出汁の味わいを楽しめるのがポイント。出汁入りの八丁味噌を購入する際は、原材料表記を確認することで出汁の種類にも注目してみてください。
パウダータイプなら時短にも

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時短調理のために八丁味噌を購入したい方は、パウダータイプがぴったり。パウダータイプの八丁味噌は、時間をかけて温風をあてて練ることで味噌を粉末状に加工しているのが特徴です。
唐揚げなどの揚げ物に振りかけたり、お菓子の材料に使ったりと汎用性の高さが魅力。賞味期限が通常の八丁味噌より長い傾向にある点にも注目してみてください。料理のアクセントとして八丁味噌を利用したい方は、パウダータイプで時短調理に挑戦するのもおすすめです。
八丁味噌のおすすめ
カクキュー八丁味噌 国産大豆 八丁味噌 銀袋
国産大豆を用いた八丁味噌です。パッケージはアルミ袋タイプで、長期保存できるのが魅力。日常的な調理に用いる味噌としてはもちろん、非常食として用意しておくのにも適しています。
内容量は300g。賞味期限は3年です。原料は大豆と塩のみを使用。木桶に原料を仕込み、経験豊富な職人によって積み上げた天然の川石を重石にしています。
熟成期間は2年以上。天然醸造で熟成させています。濃厚な旨みと、適度な酸味・渋味のある八丁味噌です。味噌汁や味噌料理のほか、料理の隠し味としても使ってみてください。
まるや八丁味噌 ゴールド赤だし
発売から30年以上愛され続けている、ロングセラーの八丁味噌です。八丁味噌に、豆味噌・米みそなどを調合しているのが特徴。濃厚な味わいで、地元の方からも愛されている商品です。
味噌のパッケージであまり見かけないピンクのカップは、メーカーのこだわり。あさりやしじみ、なめこの味噌汁に使用するのがおすすめです。
内容量は900g。賞味期限は、製造日から12ヶ月です。濃いめの味わいを楽しみたい方はチェックしてみてください。
イチビキ 伝承製法八丁味噌
地理的表示保護制度規格を満たした八丁味噌です。豆味噌らしい旨みやコクを楽しめるのも魅力。味噌汁や煮物はもちろん、料理の隠し味にもぴったりです。
食品添加物を加えないことで、素材本来の味わいを大切にしているのが魅力。賞味期限は、製造日から1年です。内容量は400g。余計なモノを加えずに作っている八丁味噌を探している方におすすめです。
盛田 国産原料100%使用 天然醸造 八丁赤だし
国産大豆と国産米のみを使うことにこだわった八丁味噌です。伝統製法の天然醸造と木桶仕込みの豆味噌に、米みそを合わせて仕上げています。口当たりがよく、深みのある味わいを楽しめるのもポイントです。
赤だしタイプ。あさりやしじみなど、だしの効いた味噌汁に使うのがおすすめです。また、焼きおにぎりやカレーの隠し味などにもぴったり。カップ容器入りで、内容量は500gです。
賞味期限は6ヵ月。幅広く料理に活用したい方や、素材にこだわった味噌が欲しい方に適した八丁味噌です。
まるや八丁味噌 八丁味噌の香味パウダー
パウダータイプの八丁味噌です。八丁味噌を温風を使って長時間練ることにより、粉末状に加工しているのが特徴。バニラアイス・ピザ・パスタ・ステーキのアクセントとして振りかけて使うのがおすすめです。塩と混ぜて揚げ物につける調味塩として用いても楽しめます。さらに、お菓子作りなど、幅広い使い方が可能な商品です。
原材料は大豆と食塩のみ。グルテンフリーの商品なので、グルテンを気にしている方にもぴったりです。粉末タイプの八丁味噌が気になる方はぜひチェックしてみてください。
まるや八丁味噌 三河産大豆の八丁味噌
原材料にこだわった八丁味噌です。使用しているのは、三河産の大豆と食塩のみ。グルテンフリーの商品です。余計なモノは加えず、重石を積み上げて2年間熟成させています。
内容量は300gです。賞味期限は製造日から18ヵ月。延元2年に創業した味噌メーカーが手がけています。材料の産地にもこだわって八丁味噌を選びたい方におすすめです。
のだみそ 桝塚味噌 だし入り赤だし

天然醸造で仕上げた八丁味噌に鰹節のだしを効かせた八丁味噌です。味噌は18ヵ月の熟成を施しているのが特徴。鰹節の旨みや香りが味噌に加わっており、まろやかで奥行きのある味わいを楽しめます。
お湯を注げば気軽に味噌汁を作れるので、時短調理にもおすすめ。豆の粒を大切にするため、手作業で丁寧に梱包しているのもポイントです。賞味期限は120日。だし入りの八丁味噌を探している方はチェックしてみてください。
八丁味噌を使ったおすすめレシピ
豆腐となめこの味噌汁

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とろみがあって身体の芯からあたたまる「豆腐となめこの味噌汁」。コクのある八丁味噌となめの相性がよく、味噌の旨みを活かすレシピとして覚えておいて損のないレシピです。
豆腐は賽の目にカットし、なめこは軽く水洗いをしておきます。鍋に出汁を入れて沸かし、軽く沸騰したらなめこを加えましょう。軽く加熱したら味噌を溶いて入れ、豆腐を入れて一煮立ちして完成です。
お椀に盛り付けたら、ネギを添えるのもおすすめ。出汁入りの八丁味噌を利用すれば、出汁を用意する必要がなく時短調理も可能です。
どて煮

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牛すじや豚のモツを味噌やみりんで煮込んで作られる「どて煮」。臭みのある肉と相性のよい赤味噌を使うのがポイントで、八丁味噌を使うレシピとしてぴったりです。
こんにゃく・ごぼうを食べやすいサイズにカット。豚のモツや牛すじは事前に下茹でして、臭みをとっておきましょう。具材と一緒に鷹の爪と生姜を入れて煮込みます。
味噌を加えて好みの具合になるまで煮込み、仕上げにはちみつを加えて完成です。一味などの薬味を振りかけて食べるのがおすすめ。ご飯にかければどて丼を楽しめます。八丁味噌の個性を活かした料理を作ってみたい方は挑戦してみてください。
サバの味噌煮

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甘辛いテイストでご飯のおかずとしても定番の「サバの味噌煮」。八丁味噌を使用することで、サバの臭みを軽減できるのがポイントです。
生姜を皮付きのまま薄くスライスします。鍋に八丁味噌を入れ、砂糖を入れて混ぜてからみりんを少しずつ加えましょう。さらに酒と水、スライスした生姜を入れて加熱。煮立ったらサバを鍋に入れます。
中弱火でサバに味が染み込むまで煮込んで完成です。お皿に盛り付け、お好みで針生姜などの薬味を乗せて食べてみてください。
愛知県で昔から親しまれている八丁味噌。大豆の旨みに酸味や渋みも感じられる、複雑な味わいが特徴です。料理ではモツ煮込みやなめこの味噌汁をはじめ、ほかの味噌では味わえない料理に仕上げられます。時短調理に挑戦したい方は、粉末タイプやだし入りタイプもおすすめ。ぜひ挑戦してみてください。