自分で移動する情報端末!
「Temi」の謳い文句は「真に有用な初めてのパーソナル・ロボット」。人間のような手足も顔もありませんが、AIを搭載していて車輪で自律走行し、音声でユーザーとやりとりしながらさまざまな場面で生活を支援します。
AIでユーザーを認識
Temi(technology for me)はユーザーを認識し、後を追う能力があります。各種センサーやカメラで周囲の状況を把握。部屋の配置を記憶できるので、たとえば「キッチンへ行け」と命令すると、障害物を避けながら最短コースを選んで移動します。
ビデオチャットなどに活用できる
部屋から部屋へとスマートフォンを持ち歩かなくても、両手を空けたまま友達とコンタクトできるだけでなく、出先からスマートフォンで家族やペットの様子を確認したり、ビデオチャットしたりできます。また、自然な形で遠隔地からビデオ会議に参加するといった使い方も可能。
安全性への配慮
乗り越えられない段差や階段の端にきたときは停止します。子供に対する安全性には特に配慮しているとのことで、3歳以上なら音声で簡単にコントロール可能。
サイズは100×35×45cm、重量は12kg、上部のスクリーンは10.1インチのLCD。1回の充電で8時間稼働し、電池が少なくなると自分でドッキング・ステーションに移動します。
Temiの価格は約1500ドル(約16万6000円)で、2018年中に発売の予定。
飲食店などで情報端末のロボットを見かけることがありますが、最初は珍しくてもやがて気に留めなくなってしまいます。あえて人間っぽい人目を引くデザインにせず、家族や友達とのユーザーの交流を支援する役に徹する方が飽きがこなくていいのかもしれません。