読める喜びを。
街の看板や電光掲示板など、日常生活のなかにあふれている「文字」。新商品の内容や電車の遅延情報など、文字を読むことで多くの情報を得ることができ、便利な生活が実現します。
一方で、文字を読むことが困難な視覚障がいを持つ方にとっては、不便なことも。そこで今回は、そんな問題を解決する文字を読み上る眼鏡「OTON GLASS」をご紹介します。
誰もが文字を読める世界を実現したい
本体を装着し、文字を見た状態でフレームにあるボタンを押すことで、文字が音に変換される「OTON GLASS」。もともとは、開発者の家族が脳梗塞を発症し、文字を読むことだけができなくなった経験がきっかけで開発されたプロダクトです。
ただし、未だ視覚障がい者用の福祉機器として認められていないため、より多くの方に届けるには実用性の立証が必要。そこで今回は、クラウドファンディングにて支援をいただける方を募集。集まった支援額で、協力してくれている視覚障がい者の方々に「OTON GLASS」を届けるプロジェクトを実施します。
自治体から福祉機器として認められるようになれば、より多くの方に低価格で製品を届けることも可能です。
ボタン一つで使えるのが魅力
ボタン一つで操作できるのも「OTON GLASS」の特徴。白杖を持っていたり盲導犬を連れたりする方にとって便利です。
OTON GLASSが体験できる施設
東京の高田馬場にある日本点字図書館、日本盲人会連合、兵庫県にある神戸アイセンターには「OTON GLASS」が常設してあります。実際に体験できるので、気になる方はぜひ行ってみてください。
この「OTON GLASS」は現在CAMPFIREにてクラウドファンディング中です。
文字を音に変換することで、文字が読めずに困る問題を解決する 「OTON GLASS」。ボタン一つで簡単に操作できるなど、使いやすさにも配慮されたところも魅力です。また、実際に体験できる施設もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。