デジタルな世界に疲れたら。
デジタルワールドが発展すればするほど、回帰したくなるアナログな世界。鉛筆やペンで書いたり描いたりしたモノに心を動かされるのは紛れもない事実です。しかし自分の手で実際にやってみると、少々思ったものとは違うことも。
そこで登場したのが、書いてほしいモノを、垂直面に望みどおりに実行してくれるロボット「Scribit」です。
どんなロボット?
Scribitとはユーザーによるオリジナルの図案や文章、あるいは許されているウェブ上のコンテンツを正確に書いてくれるロボット。ホワイトボードやガラスなどの垂直面でどんどんペンを走らせる頼もしい子なのです。
どうやって書かせるの?
ではScribitに働いてもらう方法をもう少しご説明しましょう。詳述されてはいませんが、専用アプリにより絵や文字をアップロードしたり、描かせるスペースの範囲を転送します。
上方から対角に張られたケーブルに吊り下げられ、垂直面に張り付いている状態のScribitは、消すことのできる4色のマーカーを器用に使いながら文字を書いたり、絵を描いたりしていきます。
そして、マーカーで書いたモノを消すことさえ自分でできてしまいます。
使い方イロイロ
店先に出す「本日のメニュー」を手で書いていたところ、Scribitなら何の苦労もなくきちんとそろった書体とフォントサイズで仕上げることが可能に。フォントの選び方次第では”手書き風”にしてもらうことだってOKです。
自分の部屋の壁にマーカー使用可能なボードを貼るなら、その日の気分に合わせて、インスピレーションに突き動かされるままにフレーズや絵を完成させることも。ちょっとしたアートなコーナーが訪問客に大人気になるかもしれません。
ユーザーの数だけ、その使い方のアイデアが生まれそうなScribitは2018年6月5日にクラウドファンディングに登場する予定です。どんなロボットに仕上がっているのか早く見てみたいですね。
ラテン語で「彼・彼女が書く」という意味を持つScribit。情報伝達に液晶ディスプレイを使用するのが全盛期となっている現在、あえてマーカーを使った"手書き風"が人のココロをつかむことも。小さなボディのロボットが一生懸命に動いて少しずつ完成していく作品を眺めるのも楽しいひと時となりそうですね!