確実に受け取れる!
通信販売での購入など、さまざまなことが原因で爆発的に荷物が増え、業界も利用客も影響を受けている宅配業。郵便受けに不在票が入っているとちょっと気を遣いますね。
ところが、不在であっても確実に受け取ることができる、業界も利用客も大喜びとなりそうなシステムが近い将来に実現するかもしれないというのです!
ではさっそく、スペイン・バルセロナの企業「Eliport」の全自動ロボット宅配システムをご紹介しましょう!
宅配トラックの代わりに
Eliportが将来的に展開したいと唱道しているのは、ほとんど人間が介在することなく、ロボットが宅配業務をしてくれる夢のようなシステム。
宅配便のトラックの代わりに、小型の4輪ロボットが荷物を積んでやってくる、まさに近未来のシステムなのです!
全自動
Eliport宅配システムが担当するのは、荷物の集積場から配達先まで。まず集積場ではオートメーションで配達地域別に選別されていきます。そしてそれらの荷物は4輪ロボットに積載されることに。
次に、1台当たり最大40kgの荷物を載せた4輪ロボットは、歩道などを人間の歩くスピードで配達先まで移動。そして到着すると、あらかじめ設置されている自動受取機に荷物を移します。
帰宅した利用客は、その自動受取機から荷物を取り出すだけでOK! もう不在票を見ながら電話をかけて、再配達を申し込む必要はありません。そして運送コストをダウンさせられる可能性も。素晴らしいです!
安心安全
歩道を”歩く”4輪ロボット。当然、衝突などが心配です。しかし、カメラやレーダーなどを含む、最大で14ものセンサーを搭載し、障害物や歩行者を回避してくれます。
加えて、1回の充電での最大航続距離は25kmですが、荷物を積み込むステーションや自動受取機で継ぎ足し充電することで、距離を延ばすことを考慮しました。これなら安心安全ですね。
自動化されたプロトタイプを2020年に、そしてサービスについては2021年には公開したいとしているEliportの自動宅配システム。こんな画期的なサービス、ぜひ実現させてほしいです!
流通量の増加で、荷主も受け取る側も、ドライバーも不利益を被ってしまう宅配業界。Eliportが提唱するようなサービスが実現した場合、どのような影響を各部分に及ぼすのかは推測の域を出ませんが、いずれにしても、激震が走るのは間違いなさそうです。みんなが笑顔になる未来になるといいですね!