世界最速のレーシングドローン!
アメリカの企業が「OORI」というドローンを開発しました。これは軽量小型のクワッドコプターですが、その速度性能が世界中のテクノロジーメディアから注目されています。「ドローンもここまで進化したのか!」と思わせるほどの高性能です。
箱出しで時速50マイル
OORIの重量は200gほど。手のひらに収まってしまうほどのサイズです。
最大稼働時間は約6分。最近のドローンは20分以上の飛行が珍しくなくなってきていますから、これだけ見ると低スペックに思えるかもしれません。
ですがこのOORIは、あくまで「レーシングドローン」。その最大速度は箱出し状態で時速50マイル(約80km)、そこから時速60マイル(約97km)までチューン可能というから驚愕です。
一人称視点でモニタリング
コントローラーもコンパクトなサイズですが、同時にFPV仕様の液晶画面が搭載されています。ドローンの一人称視点でモニタリングしてくれるのがポイントです。
また、OORIの弱点である短いスタミナは、別売りのチャージングステーションで補えます。こちらはバッテリーを4台同時に充電可能。これをフル活用すれば断続的ながら、長時間のフライトもできることになります。
3万2000円で受け付け
OORIはすでにプレオーダーを受け付けています。価格は1台当たり289ドル(約3万2000円)。
200gクラスのドローンの中でも、決して高価というわけではないと思います。また、そもそもが小さいサイズのものなので収納に困ることもないはずです。
ドローンは一時期、「墜落の可能性がある危険なもの」として避けられていたことがありました。ですが相次ぐ墜落事故が、ドローンの安全性と有用性を見直す結果になりました。「雨降って地固まる」の諺を体現するかのように、ドローンはさまざまな方面で活用されています。