ロボットアームが進化中。
テレビで工場内のオートメーションラインでロボットアームが忙しく働いている姿を見ることがあるでしょう。もっとフレンドリーな感じのするロボットアームを想像できますか? 今回ご紹介するのは、仕事を簡単に覚えてくれて安全にこなす、先進のロボットアーム Sawyer です。
Sawyerには兄貴がいます
開発したRethink Robotics社にはBaxterというSawyerの兄貴分がいます。Baxterは製品などのピッキング作業など、人間がいやがる単純作業が得意なロボット。Sawyerはもっと細かい作業をこなします。たとえば、電子製品の組み立てやテストの作業ラインで活躍するように設計されました。1本アームですが人間の肩から下に相当する7関節自由可動式です。
ユーザーフレンドリーな「性格」
Sawyerは14kgととても軽量で、約61cm×61cm×152cmに設置できるコンパクトな大きさ。従来のロボットアームのようではなく、アームを動かす敏感なセンサーモーターのおかげで動いているときに、人が当たっても比較的安全。Baxter同様、作業内容を教えるときは、腕と手首などを持って動かし、「コレをこうするんだよ」と教えると、プログラムとしてSawyerは覚えます。現場での急な変更にも対応しやすいのですね。
顔があります!
Sawyerの「顔」に相当する小型のディスプレイには主に目で表わされる表情が。その目を見るならば、Sawyerで今何が起きているかが分かります。やっぱり従来のロボットアームとは全然違う!
日本でも発売されることになっているSawyer。テレビのニュースなどで目にする日もそう遠くないかもしれませんね。
中国などのアジアの国々も、これまでとは違い人件費が高騰。そのような理由だけを考えてもBaxterやSawyerのようなロボットはますます必要になるのでしょうね。