炊きたてのご飯を食べる際に活躍する炊飯器。食べ盛りの子供が多い家庭や複数のお弁当を作る機会が多い方は、1升炊き炊飯器がおすすめです。とはいえ、種類が多くメーカーによって機能が異なるので、どれを購入すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの1升炊き炊飯器をピックアップ。選び方についても解説するので、購入を検討している方は参考にしてみてください。
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1升炊き炊飯器に向いている家族とは？
1升炊き炊飯器とは、名前の通りお米を1升分炊飯できる炊飯器。1升は10合のことをさします。1合あたりのお米は約150gなので、約1.5kgのお米を炊ける計算です。
1升炊き炊飯器がおすすめの人数は6人以上。家族構成としては、両親がいる二世帯家族や、子供が数人いる大家族などに適しています。
とはいえ、あくまでも6人以上は目安なので、食べ盛りの子供がいる家庭やお弁当を数個用意する必要がある家庭であれば、1升炊き炊飯器がおすすめ。家族の人数だけではなく、普段食べる量なども目安に選んでみてください。
1升炊き炊飯器の選び方
機能と価格のバランスを考慮して選ぶ
1升炊き炊飯器を選ぶ際は、機能と価格のバランスを考慮することも重要なポイント。基本的に炊飯器は、価格が安いほど機能がシンプルになり、価格が高いほど多機能になります。
高いモデルには3～10万円など、幅広い価格帯のモノがあります。美味しくご飯を炊ける機能や炊き分け機能、調理機能が充実しているので、予算に余裕のある方や味にこだわりのある方におすすめです。
一方、1万円程度で購入できる安めのモノもあります。早炊きや保温などの基本機能を備えており、シンプル操作で扱いやすい点がメリットです。予算内で自分に適した機能を備えたモデルを見つけてみてください。
炊き上げ方法で選ぶ
マイコン式
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マイコン式は、炊飯器の底にあるヒーターで内釜を加熱して炊飯する仕組みです。比較的リーズナブルに購入できるモノが多いのが魅力。予算があまりなく、安さを重視して選びたい方におすすめです。
また、各メーカーからさまざまなモノが販売されているためラインナップが多く、選択肢が豊富なのもポイント。豊富なラインナップから適したものを選びたい方にも向いています。
IH式
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IH式は、コイルの電磁力を使用し内釜自体を発熱させて炊飯する仕組み。ムラなくあたためやすいので、多くの1升炊き炊飯器に採用されています。
基本的にマイコン式より高火力で炊飯できるため、お米の芯までふっくらと炊き上げやすいのも魅力のひとつ。粒立ちのよいご飯を食べたい方に適しています。価格は一般的にマイコン式よりも高い傾向があります。
圧力IH式
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圧力IH式は、圧力鍋のように内釜の中を密閉しつつ圧力をかけて炊飯する仕組み。圧力を瞬時に抜いてお米を内部でかき混ぜる仕様で、ムラの少ないもちもちとした食感のご飯を楽しめます。
100℃以上の高温で炊き上げるため、お米の旨味を引き出してふっくらとしたご飯に仕上げやすいのも魅力のひとつ。1升炊き炊飯器で旨味のあるご飯を炊きたい方におすすめです。
とはいえ、マイコン式・IH式よりも高価なモノが多い点には注意が必要。ある程度予算が確保できる方、機能性やご飯の美味しさにこだわりたい方はチェックしてみてください。
ガス式
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ガス式は、名前の通りガスを使って炊飯するタイプです。ガスの強火力で釜全体を加熱できるため、かまど炊きのような美味しいご飯を炊き上げやすいのが特徴。また、美味しく炊飯できるだけでなく、炊き上げにかかる時間が短いのも魅力のひとつです。ご飯の味にこだわりたい方に適しています。
ただし、ガス式は「プロパン(LP)ガス用」と「都市ガス用」の2種類が存在。自宅のガスに適したモノを選ぶ必要があります。
好みの食感で選ぶ
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好みの食感のご飯を食べたい方は、食感を炊き分けられるモデルがおすすめです。食感の炊き分け機能はメーカーやモデルによって異なりますが、やわらかめ・ふつう・かための3種類が基本的。食感炊き分け機能が優れているモデルのなかには、お米のかたさと粘りを掛け合わせて食感を細かく調節できるモノもあります。
また、家族の好みや料理のメニューに合わせて炊き分けできるモデルもあるため、こだわりたい方はチェックしてみてください。
便利な機能をチェック
おかずも作れる調理機能
1升炊き炊飯器でご飯以外におかずなども作りたい方は、調理機能を搭載したモデルがおすすめ。調理機能は製品によって異なりますが、ケーキや煮物、蒸し料理などのさまざまなモノを調理できます。
パンを作りたい方は「パン焼き」機能を搭載したモデルをチェック。パン焼きは、炊飯器内でパン生地を発酵させてパンを焼き上げられます。1升炊き炊飯器であれば、1度に大量のパンを作れます。
銘柄や好みの食感に合わせた炊き分け機能
より美味しくご飯を楽しみたい方は、銘柄や好みの食感に合わせて炊き分けられるモデルがおすすめ。お米には銘柄があり、銘柄によって粒の大きさや成分などの個性が異なります。銘柄炊き分け機能を備えていれば、銘柄の個性に合わせた水分調節や火加減のコントロールなどができ、美味しく炊き上げられます。
対応している銘柄は、メーカーやモデルによって異なるため、自分の食べている銘柄が対応しているかの事前に確認必要。健康に気を使いたい方は、玄米や雑穀米などに対応したモデルもおすすめです。
カレーや魚など、一緒に食べるおかずに合わせてお米の食感を調節したい方は、食感を炊き分けられるモデルもチェックしてみてください。
1升炊きのおすすめ
パナソニック(Panasonic) 可変圧力IHジャー炊飯器 ビストロ Vシリーズ SR-V18BA
インテリアに溶け込むスタイリッシュなデザインを採用した、1升炊き対応の炊飯器です。釜底からくる泡の通り道である「カニ穴」ができる炊飯を実現し、粒立ちのよいご飯を楽しめるのが特徴。高圧状態から急速に減圧する「急減圧バルブ」を備えているので、ふっくらと炊き上げられます。
お米の状態に合わせて炊き方を自動調節できる「ビストロ匠技AI」を搭載しているのも魅力のひとつ。銘柄の炊き分けだけでなく、炊込みコース・玄米ごはんコース・麦ごはんコース・赤飯コース・おこわコースなどの多彩なコースを備えている点もメリットです。
おしゃれかつ高性能なモデルを求めている方は検討してみてください。
パナソニック(Panasonic) おどり炊き 可変圧力IHジャー炊飯器 Mシリーズ SR-M18A
シンプルなデザインでインテリアに溶け込みやすい、1升炊き対応の炊飯器です。高圧力から一気に減圧する独自の「おどり炊き」を搭載。1粒1粒にしっかり熱を伝えてお米の旨みを引き出しやすいのが特徴です。底面・側面・蓋などにIHを搭載し、大火力で釜を包み込むように加熱できます。
ふつう・かため・やわらか・もちもち、4通りの食感炊き分けができるのも魅力のひとつ。白米感覚で食べやすい「金芽ロウカット玄米」専用コースを備えているのもポイントです。
蓋は取り外して食洗機で丸洗いできるため、お手入れしやすい点もメリット。おしゃれかつ美味しいご飯が炊けるモノを求めている方におすすめです。
象印マホービン(ZOJIRUSHI) 炎舞炊き 炊飯器 NW-FB18
121通りの炊き分けができる「わが家炊き」を搭載した、1升炊き対応の炊飯器です。前回食べたご飯の感想を入力することで、炊き方を自動調節して好みの食感を実現可能。料理や気分に合わせて食感を選べる15通りの「炊き分けセレクト」を搭載しているのも特徴です。
2種類の底IHヒーターで加熱して対流でお米を舞い上げる「3DローテーションIH構造」を採用しているのも魅力。お米を縦横無尽に舞い上げて美味しさを引き出す「炎舞炊き」を実現しています。
内ぶたと内釜の2つを洗うだけで手軽にお手入れできる点もメリット。ご飯のパサつきを抑制しつつ40時間まで美味しく保温できる「極め保温」を備えているのもおすすめポイントです。
象印マホービン(ZOJIRUSHI) 極め炊き 圧力IH炊飯ジャー NW-YA18
激しい対流を起こして大火力を実現できる「豪熱大火力」を搭載した、1升炊き対応の炊飯器です。お米の甘みを引き出してふっくらと炊き上げやすいのが特徴。蓋の内側に小さな穴を設けることでふきこぼれを低減する、独自の「大火力ユニット」も搭載しています。
しゃっきり・ふつう・すしめしの3通りの食感に炊き分けられる「炊き分け圧力」を備えているのも魅力のひとつ。麦ごはん・雑穀米・玄米を美味しく炊けるメニューも搭載しているため、健康に気をつけたい方にもおすすめです。
30時間美味しくご飯を保温できる「うるつや保温」を備えているのもポイント。汚れても拭き取りやすいフラットトップパネル・フラット庫内を採用しているので、お手入れしやすいのもメリットです。
象印マホービン(ZOUZIRUSI) 炎舞炊き 圧力IH炊飯ジャー NW-PV18
インテリアに馴染みやすいスタイリッシュなデザインが魅力の製品。かまどの炎のゆらぎをモチーフに、部分的な集中火力を繰り返す「炎舞炊き」を搭載しているのが特徴です。1粒1粒をふっくらと炊き上げられます。
81通りの炊き方で好みの食感を実現できる「わが家炊き」を備えているのも魅力のひとつ。ご飯を炊いたあとに美味しく冷凍しやすい「冷凍ごはんメニュー」や、玄米や雑穀米を炊飯できるモードを搭載しているのもポイントです。
蒸気口セットがないのも利点。毎回洗うパーツが内ぶたと内釜の2つだけのため、手軽にお手入れできます。また、トップパネルの凹凸が少ないので、汚れをサッと拭き取れます。
象印マホービン(ZOJIRUSHI) 極め炊き IH炊飯ジャー NW-VE18
IH式の1升炊き対応の炊飯器です。お米が対流しやすい丸底を採用し、釜全体に熱を伝えやすい「黒まる厚釜」を搭載しているのが特徴。また、炊飯前にしっかり吸水してお米の美味しさを引き出しやすい「熟成炊き」を搭載しているのもポイントです。
強火でお米の芯までふっくらとしたご飯を炊飯できる「豪熱沸とうIH」も採用。好みの食感に合わせて、かため・ふつう・やわらかめの3段階で炊き分けられる「白米炊き分け3コース」を搭載しているのもおすすめポイントです。
「うるつや保温」を搭載している点もメリット。適した火加減で温度をコントロールし、30時間までご飯の美味しさを保てます。機能と価格のバランスの取れたモデルを求めている方にもおすすめです。
東芝(TOSHIBA) 真空圧力IH RC-18VSV
1420Wの大火力でお米の芯まで加熱できる、1升炊き対応の炊飯器です。強火で一気に加熱することでふっくら粒立ちよく炊き上げやすいのが特徴。かまどのような熱対流で炊飯できる「銅かまど丸釜」を採用しています。
こしひかり・ひとめぼれ・ひのひかり・あきたこまち・ななつぼしの5つの銘柄から炊き分けられるのも魅力のひとつ。銘柄の特徴を活かして炊き分けられ、お米本来の美味しさを楽しめます。
かため・しゃっきり・おすすめ・もちもち・やわらかの5通りの食感から好みに応じて炊き分けられる点もメリット。汚れても拭き取りやすく、お手入れしやすい設計を採用しています。
タイガー魔法瓶(TIGER) ご泡火炊き 圧力IHジャー炊飯器 炊きたて JPI-X180
土鍋のような高火力で炊飯して、ご飯の甘みや旨みを引き出せる製品です。「遠赤9層土鍋かまどコート釜」を採用し、土鍋に近い蓄熱性を再現。細やかな泡立ちで沸騰させて美味しさを引き出しやすいのが特徴です。
炊きたての美味しさを長時間キープしやすい「粒立ち保温プログラム」を搭載しているのも魅力のひとつ。ご飯をみずみずしく保って、パサつきを抑制します。
0.5〜2合までの少量のご飯を炊ける「少量旨火炊き」メニューや、少量を素早く炊飯できる「少量高速」メニューを搭載している点もメリット。メニューが豊富かつ美味しいご飯を炊けるモデルを求めている方におすすめです。
タイガー魔法瓶(TIGER) 圧力IHジャー炊飯器 炊きたて JPI-Y180
土鍋で炊いたような美味しいご飯を楽しめる「遠赤5層土鍋蓄熱コート釜」を採用した、1升炊き対応の炊飯器。熱を均一に伝えてお米1粒1粒までふっくらと炊き上げやすいのが特徴です。
低めの温度で長く吸水して味わい深いご飯を炊き上げる「旨み粒立ち炊飯プログラム」を搭載しているのも魅力のひとつ。お米の輪郭を保ったままふっくらと保温しやすい「粒立ちプログラム」も備えています。
玄米や雑穀米などのメニューを搭載しているのも魅力。大きくて押しやすい操作キーを採用しているのもポイントです。
タイガー魔法瓶(TIGER) マイコン炊飯ジャー 炊きたて JBH-G181
比較的リーズナブルに購入できる1升炊き対応の炊飯器です。高い遠赤効果を発揮する「黒遠赤厚釜」を採用しているのが特徴。ムラを抑制しつつ炊飯できるため、ふっくらとした美味しいご飯を楽しめます。
ビーフシチューなどの煮込み料理を作れる「調理メニュー」を備えているのも魅力のひとつ。電気代を抑えつつ炊飯できる「エコ炊きメニュー」も搭載しているので、ランニングコストも軽減できます。
機能がシンプルかつ手頃な価格で導入できるモデルを求めている方はチェックしてみてください。
タイガー魔法瓶(TIGER) IHジャー炊飯器 JPW-T180
機能性に優れた1升炊き対応の炊飯器です。2層構造の「遠赤黒厚釜」を採用し、お米を1粒1粒ふっくらと炊き上げやすいのが特徴。冷凍しても美味しさを保ちやすい「冷凍ご飯メニュー」や少量のご飯を短時間で炊ける「少量高速メニュー」など、豊富なメニューを備えています。
調理機能も充実しており、煮込み料理などを簡単に調理可能。発酵から焼きまで手軽にこなせる「パン焼き機能」を備えている点もメリットです。
毎回洗うパーツが内なべと内ぶたの2点のみなので、お手入れしやすいのもポイント。大きくて見やすい液晶画面を備えているため、利便性も優れています。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) マイコン炊飯器 40銘柄炊き RC-ME10
手頃な価格で購入できる、1升炊き対応のマイコン式炊飯器です。銘柄の特徴を活かした炊飯ができる「40銘柄炊き分け」を搭載しているのが特徴。やわらか・ふつう・かための3通りのかたさ、もっちり・ふつう・しゃっきりの3通りの食感を自由に掛け合わせて9通りの炊き分けができます。
おかゆ・低糖質・雑穀米・おこわ・玄米・麦飯の6種類のヘルシーメニューを搭載しているのも魅力のひとつ。忙しい時間帯に便利な「早炊きモード」も備えています。
低価格かつ多機能なモデルを求めている方はチェックしてみてください。
三菱電機(MITSUBISHI) 備長炭 炭炊釜 NJ-VE18F
熱伝導性に優れた2層構造の金属釜を採用した、1升炊き対応のIH式炊飯器です。炭の力を使ってふっくらとしたご飯を炊き上げられるのが特徴。超音波を使って効率的に吸水できる「可変超音波吸水」も採用し、お米の旨みを引き出しやすいのが魅力です。冷めても美味しいご飯を楽しめます。
独自の炊飯技術で美味しく早炊き可能な「お急ぎモード」を備えているのも魅力のひとつ。通常の炊飯より時間をかけて甘みを熟成させる「芳潤炊き」や「玄米モード」などの炊き分け機能も充実しています。
毎回洗うパーツが内釜と内ぶたの2つのみなので、お手入れしやすい点もメリット。1合・0.5合を測りやすい「合ピタカップ」を同梱しているのもおすすめポイントです。
日立(HITACHI) 炊飯器 RZ-G18EM
IH発熱効率に優れた鉄を採用した、1升炊き対応の炊飯器です。最高1.2気圧まで高めて高圧力で炊き上げられるのが特徴。おかずや好みにあわせて、極上しゃっきり・極上ふつう・極上もちもちの3種類から選べる「極上コース」を備えているのも魅力です。
また、炊込みやおかゆ、おこわなどの豊富な炊飯コースを備えている点もメリット。調理機能も充実しており、雑炊や温泉卵、ケーキなどを調理できます。
「蒸気セーブ」を搭載。外へ放出する蒸気を軽減できるのもポイントです。1〜3合の少量の炊飯にも対応しています。
リンナイ(Rinnai) ガス炊飯器 こがまる RR-100FS
1升炊き対応のガス式炊飯器。直火ならではの美味しさを手軽に味わえて、お米1粒1粒をふっくらと炊き上げられます。
蓄熱性に優れた「蓄熱厚釜」を採用しているのも魅力のひとつ。波型形状の側面を採用しており、滑りにくく快適に持ち運べます。
また、釜水位目盛により入れる水の量を把握しやすく、やわらかめからかためまで好みの炊きあがりに調節できる点もメリット。プロパンガス用と都市ガス用の両方のモデルがラインナップされています。
ライターからヒトコト
1升炊き炊飯器は、一度に多くのご飯を炊けるのが魅力。食べ盛りの子供がいる家庭やお弁当を複数作る機会が多い方におすすめです。子供が巣立ったあとも流用したい方は、少量で炊飯できる機能を備えているかチェック。機能や価格、デザインなども考慮して、自分に合ったモデルを見つけてみてください。