ロボットが当たり前のように人間と暮らす世界はそう遠い未来の話ではないかもしれません。
PLEN2(プレンツー)は、製品化されたものとしては世界初のプリンタブル(主要部品を3Dプリンタで出力可能)でオープンソース(ソースコードが公開されて誰もがソフトの改良可能)な人型ロボットです。
日本のプレンプロジェクト有限会社が2005年から活動を開始し、翌年初代モデルとなるPLENを発表してから9年の月日を経て、開発者の理想に近いというPLEN2を世に送り出しました。
持ち運びができる身長約20cm、重さ約600gの小柄なロボットですが、18個の関節を持ち、さまざまな動きに対応できる高性能ロボットです。「自分で作れる、使える」というコンセプトのもと、何と言ってもロボットの3Dデータを無償で公開しているので、3Dプリンタさえあればデータをカスタマイズして、例えば自分に似せた分身ロボットなどを作ることができます。
子どもにとってはモノづくりの楽しさを味わうきっかけとなり、技術者を目指す学生にとってはプログラムや機械制御を学ぶ機会となり、さらに上級者はプログラムを追加・変更して自分だけの相棒ロボットを作製するなんてことも。初級者から研究者まで用途や目的に応じて楽しむことができるのです。
Bluetooth通信により誰もが持っているスマホでロボットの操作が簡単に可能です。
自分で組み立てるキットは\84,000~、組立て済の完成版は\96,000~購入可能。2015年11月頃の出荷を予定しています。
お掃除している動画が可愛い。将来必ず身近な存在となるロボット、これからも日本はその技術において最先端を行ってほしいですね。