スマートウォッチもシンプルであるべきじゃないか?
そんなことを感じさせる製品があります。それがこの記事で紹介する「GLIGO」です。
スマートウォッチも多機能化の一途を辿っています。ですがその反面、バッテリー寿命を犠牲にしているものも少なくありません。また、多機能ゆえにやたらと無骨なデザインになってしまうものもあります。本当に、それでいいのでしょうか?
一目でスケジュールを把握
GLIGOは太陽光の反射に強いeインク表示を採用。これにより、従来のスマートウォッチよりも見やすいディスプレイを実現しています。
この製品のスマートウォッチとしての機能は、心拍数測定、睡眠トラッキング、スマホの着信通知、アラームなど、基本的なものは一通り揃っています。ただし、その中のひとつであるスケジュール管理機能は目を見張るものがあります。
たとえば、13時から15時まで重要な会議に出席する場合。GLIGOの文字盤の外周、13時から15時までのサークル区画が色抜き表示されます。この間は予定が埋まっている、という意味です。文字盤を見れば、何時に予定が入っているのかを一目で把握することができます。
バッテリーは最大2年持続!?
そして何より、GLIGOはそのバッテリー持続時間の長さが際立っています。
満充電の状態から、ムーブメントを動かすだけなら約2年間というスタミナです。諸々の機能をフル活用しても、約180日間はバッテリーが持つとのこと。
奇抜な機能を追求したスマートウォッチの中には、ほんの数日しか電池が持たないものすらあります。確かにGLIGOには、目新しい機能は搭載されていません。ですが本当に実用的なものを選別し、かつ可能な限りの長寿命を実現しています。
本当に必要な機能だけを
優れたビジネスパーソンは、腕時計を大切にします。
それはやたら高級なものをつけているという意味ではなく、また多機能なスマートウォッチということでもありません。本当に求めている機能だけを抽出した、高品質の腕時計をはめているという意味です。
GLIGOはクラウドファンディング「Indiegogo」で99ドル(約1万1000円)からの出資枠を公開しています。
どんな多機能でも、バッテリー寿命がなければあまり意味を成しません。需要の少ない奇抜な機能よりも、誰しもが求める堅実な機能を備えた長寿命スマートウォッチこそが本当に求められている製品ではないでしょうか。