カスタマイズ可能なスマートスピーカー!
去年からさまざまなスマートスピーカーが日本市場に登場しています。その中で特に存在感を発揮しているのが、アマゾンの「Amazon Echo」とグーグルの「Google Home」です。
ですが、今回ご紹介する「Mycroft Mark Ⅱ」は大手IT企業の製品とは一線を画すもの。オープンソースのソフトウェアを使用することにより、「利用者の情報を守る」という機能が備わっています。
オープンソースソフトウェアを採用
大手IT企業は、世界のユーザーの動向をその発信情報から読み取っています。それを基にビッグデータを構築するのですが、中にはそれを嫌がるユーザーも存在することでしょう。
ですがMycroft Mark Ⅱは先述の通り、オープンソースのソフトウェアを使っています。これにより、自分自身にまつわるデータがどのように管理されているのかを把握できるというわけです。
大企業に立ち向かう
その人がどのようなワードで検索するのか、それを把握できれば各人に適切な広告を配信することができます。
Mycroft Mark Ⅱは、そうした「大企業によるデータ利用」に真っ向から立ち向かう製品と言えます。開発者は、データを基にした広告配信は行わないことを公言しているためです。
スケジュール管理・音楽視聴・IoT・ウェブ検索など、スマートスピーカーとしての基本的な機能はもちろん備わっています。対応言語は英語・フランス語・スペイン語を含めた6ヶ国語です。
12月配送予定
反骨精神溢れるこの製品、クラウドファンディング「Kickstarter」において129ドル(約1万4000円)でのプレオーダーを受け付けています。
少し前まで、これより安い出資枠が存在しましたが、そちらはすでにソールドアウト。
配送は今年12月の予定です。
最近よく聞く「ビッグデータ」とは、あえて悪く言えば各人の個人情報を集束したもの。それを利用すればさまざまな効果がもたらされますが、そうしたことを敬遠する人も当然存在します。だからこそ、Mycroft Mark Ⅱのような製品が注目されるのでしょう。