陶器も3Dプリンターで作る時代へ!
クラウドファンディング「Kickstarter」に登場した「StoneFlower」は、3Dプリンターに装着する交換ヘッド。粘土を素材として使用することができるという特徴を持っています。
これを使えば、独創的な陶器を生み出すことができます。
陶器を3Dプリンターで
StoneFlowerはヘッドとシリンジポンプで構成された製品です。
シリンジポンプは粘土を入れる容器。そこからヘッドへ粘土を供給します。この装置を使えば、人の手では到底不可能な細かい装飾を陶器に施すことが可能です。
PR動画では、まるで網の目を組み合わせたような作品をStoneFlowerが作っています。こうしたものは、3Dプリンターでなければなかなかできません。
でき上がったものを自分で好きなようにペインティングし、釜に入れて焼けば完成です。
石膏像も制作可能!
また、このStoneFlowerにはマイクロプリンティングセットというモノも用意されています。
これを使えば粘土以外にも、蝋や石膏といったペースト状の素材で作品を造形することができます。3Dプリンターで石膏の彫刻を作る技術は、すでに確立されているのです。
既存の芸術に新しい表現を加える製品として、世界中からオーダーが入っています。
4月から配送
StoneFlowerは450ユーロ(約6万1000円)からの出資を受け付けています。先述のマイクロプリンティングセットを含んだ「スタンダードキット」の枠は480ユーロ(約6万5000円)から。
出資者への配送は4月を予定しています。
あまりに奥深く、ともすれば哲学を詰め込むこともできる陶芸の世界。そこに最先端テクノロジーを投入することで、新たな表現の扉が開かれました。StoneFlowerは世界各国のメディアで取り上げられています。