こんな小さなピースがインターネットにつながっているの!?

Pinoccioは、わずか2インチ(約5センチ)の基板に温度センサーやLEDが付き、さらにバッテリーまで搭載し、インターネットにも接続できるArduinoコンパチのマイコンボードです。

2インチのスペースに機能を凝縮

70年代のマイコンブーム再来の予感!?ネット対応多機能マイコンボード「Pinoccio」

Troopと呼ばれるメッシュネットワークを利用してPinoccio同士の通信ができる上、メッシュネットワーク上の1台のPinoccioにWi-Fiバックパックを装着することで、ネットワーク全体とインターネットを接続することもできます。

従来のArduinoボードとの比較

70年代のマイコンブーム再来の予感!?ネット対応多機能マイコンボード「Pinoccio」

まずはこの小さな基板の上にネットワーク機能やバッテリー、温度センサーまで内蔵しているのが驚き! (左からPinoccio、Arduino Mega、Arduino Uno)

70年代のマイコンブーム再来の予感!?ネット対応多機能マイコンボード「Pinoccio」

さらに開発環境も充実しています。
通常のArduino IDEの豊富なライブラリを利用できる他、専用の開発環境としてPinoccio HQが用意されています。そのため、ソースコードのコンパイル、テスト、修正…という煩わしいサイクルを繰り返すことなく、コンソールから手軽にスクリプトやコマンドを投げるだけでPinoccioの動作確認や状態表示ができます。こういった点も、開発者にとっては嬉しい点でしょう。

70年代のマイコンブーム再来の予感!?ネット対応多機能マイコンボード「Pinoccio」

また、他のArduinoボードにないPinoccioの特徴のひとつが、充電可能なリチウムポリマー電池を内蔵している点です。このためPinoccioを独立したひとつのコンピューターとして機能させることができると同時に、バッテリーを取り外し、より大きな電源を必要とするモジュールの組み込み部品としても利用可能。Pinoccioの用途の可能性がますます広がりますね。