ハリケーンランタンのおすすめ12選。キャンプで活躍するおしゃれなモデルをご紹介

ハリケーンランタンは100年以上の歴史がある、代表的なランタンのひとつです。下部のオイルタンクや炎を覆うガラス製のホヤ、ハンドルといった部品から構成されています。

燃料が芯に染み込んで炎が灯ると、たまった空気が煙突から放出されて上昇気流が発生。上昇気流によって空気が両側のパイプを通ってバーナーに送り込まれることで、燃焼を促進させる仕組みです。燃料には灯油やパラフィンオイルを使用します。

一度点火させると突然の強風や雨で火が消えにくく、風の影響が気になる屋外でも安定した明かりを灯すのが特徴。テントの場所を示す目印や虫除けとしても役立ちます。

ハリケーンランタンは、やわらかい明かりで落ち着いた空間を演出可能。静かにゆらゆらと揺れる炎を眺めて、ゆっくりした時間を過ごしたい方におすすめです。レトロなアンティークデザインのモデルが多く、使わないときもインテリアとして置いておけます。

ハリケーンランタンの選び方

使用する燃料で選ぶ

灯油

灯油は、ガソリンスタンドで簡単に購入できるのがメリット。また、販売価格が安く、ランニングコストを抑えられます。コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。

一方で、特有のニオイや、燃焼時にススが発生しやすいなどのデメリットもあります。使用後は、ホヤに付いたスス汚れの掃除などメンテナンスが必要です。

パラフィンオイル

パラフィンオイルは、アウトドアショップやホームセンターなどで購入可能。灯油よりも高価ですが、ススがほとんど発生せず、ニオイもほぼありません。

不揮発性のため、引火する可能性が低いのも特徴です。万が一オイルをこぼしてしまっても引火しにくいので、初心者の方でも扱いやすい点が魅力。また、パラフィンオイルには防虫成分を含んだタイプもあり、アウトドアの虫除け対策にもなります。

芯の種類をチェック

オイルランタンの芯には平芯・巻き芯・棒芯の3種類がありますが、ハリケーンランタンでは主に平芯が使用されています。平芯は幅のある平らな形状が特徴です。

平芯の芯幅には6mm幅の2分芯から33mm幅の11分芯まであり、芯幅が広いほど炎が大きく、明るくなります。ハリケーンランタンの芯幅は、12mm幅の4分芯、15mm幅の5分芯、21mm幅の7分芯の3種類が主流です。

タンク容量で選ぶ

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ハリケーンランタンを選ぶ際は、タンク容量もチェックしましょう。容量が大きいほど燃焼時間も長くなります。キャンプの食事や就寝前などで一時的に使用する場合は、容量100ml程度のモノで十分です。

1泊のキャンプで使用する場合は容量が200〜350ml程度のモノがおすすめ。燃焼時間の目安は容量200mlのモノで約15時間、容量350mlのモノで約20時間です。

ただし、容量が大きいほど本体のサイズも大きくなり、芯幅も太くなります。置き場所や持ち運びの負担も考慮して選んでみてください。

材質をチェック

耐久性に優れた「鉄製」

鉄製のハリケーンランタンは耐久性に優れているのが特徴です。屋外での使用にも耐えられるので、キャンプやアウトドアにも適しています。さらに、メッキ加工がされたモノなら、多少水がかかっても劣化しにくいので安心です。

価格が比較的安いのもメリット。お手入れも簡単なため、気軽に使えるハリケーンランタンが欲しい方におすすめです。

使うほど味がでる「ブロンズ・真鍮製」

ブロンズ・真鍮製のハリケーンランタンは、使うほどに味が出てくるのが魅力。経年変化を楽しみたい方やアンティークな雰囲気のモノが欲しい方におすすめです。

ただし、鉄製のモノと比べて価格が高いのがデメリット。また、廃盤にしているメーカーも多く、新品では手に入りにくい場合もあります。キャンプやアウトドアで使用するモノにこだわりたい上級者の方におすすめです。

近年では、ブロンズ・真鍮製のモノに似せたメッキ加工が施されたモノも展開されています。本格的なブロンズ・真鍮製のモノより価格も安いので、コストを抑えて手に入れたい方はチェックしてみてください。

ハリケーンランタンのおすすめメーカー

デイツ(DIETZ)

1840年にアメリカのニューヨークで創業したランプとランタンの老舗メーカー「デイツ」。ハリケーンランタンとして風に強いのはもちろん、使いやすくて優れた耐久性を備えているのが特徴で、信頼性の高いメーカーとして知られています。

フュアーハンド(Feuer Hand)

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ドイツの老舗ランタンメーカー「フュアーハンド」。創業は1902年で、ハリケーンランタンの基本的なデザインを100年以上変えていないのが特徴です。厳しい環境下で使用できる製品をラインナップしています。

ハリケーンランタンのおすすめ

デイツ(DIETZ) ハリケーンランタン #D76 THE ORIGINAL dietz-d76

1978年に登場して以来、長く愛されているハリケーンランタン。高さは約24.5cmで、デイツの現行モデルのなかでも最小と謳われています。手軽に使用できるコンパクトなモノが欲しい方におすすめです。

バーナーはライジングコーン型を採用しています。芯のトリミングや着火がしやすく、扱いやすいのが特徴です。また、芯は4分芯を使用しており、ほのかな明かりを楽しめます。タンク容量は約240mlで、燃焼時間は約11時間です。

デイツ(DIETZ) ハリケーンランタン #D78 MARS dietz-d78

高級感のあるハリケーンランタン。素材にはスチールを使用しており、表面に真鍮メッキ加工が施されています。真鍮製のモノのようなリアルな質感をコストを抑えて楽しみたい方におすすめです。

オイル容量は約340ccで、燃焼時間は約20時間。また、4分芯を採用しており、7カンデラ程度のほのかな明かりを楽しめるのが魅力です。

高さは約26.5cmと大きすぎないサイズで、適度な存在感があります。アウトドアシーンをおしゃれに演出するハリケーンランタンが欲しい方におすすめです。

デイツ(DIETZ) ハリケーンランタン #D90 D-Lite dietz-d90

1919年に発売したスタンダードなモデルのハリケーンランタン。高さ約35cmの大型サイズで、15W電球と同等の約12カンデラ程度の光量を実現します。大型で明るい光を灯せるハリケーンランタンが欲しい方におすすめです。

グローブの口が広く設計されているのもポイント。手を入れやすく、ススの掃除などのお手入れが楽にできます。メンテナンスしやすいモノが欲しい方にもぴったりです。

バーナーはライジングコーン型を採用しています。芯のトリミングや着火が簡単にできるのもメリットです。また、芯は7分芯を使用しています。

デイツ(DIETZ) ハリケーンランタン #D80 BLIZZARD dietz-d80

キャンプ・アウトドアシーンをおしゃれに彩るハリケーンランタン。高さ約38cmの大型サイズで、存在感があります。また、縦に長いホヤも特徴。個性的なハリケーンランタンが欲しい方におすすめです。

本体素材には真鍮メッキ加工がされたスチールを採用しています。重厚感を再現しつつ、価格を抑えているのがポイントです。

バーナーはライジングコーン型を採用しています。芯のトリミングや着火がしやすく、扱いやすいのがメリットです。さらに、芯は7分芯のモノを使用しており、15W電球と同等の光量があります。

フュアーハンド(Feuer Hand) ベイビースペシャル276

1893年から製造されている伝統的なハリケーンランタンです。カラーバリエーションが豊富なので、ほかのキャンプ・アウトドア用品と色を揃えやすいのが特徴。さらに、カラーによって亜鉛メッキ加工やパウダーコーティング加工が施されており、サビにくいのも魅力です。

本製品は20時間燃焼が持続します。クラシックなハリケーンランタンのデザインを踏襲した、高品質なモノが欲しい方におすすめです。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CS オイルランタン中 UK-506

優しい明かりを楽しみたい方におすすめのランタン。白灯油・ランタン用パラフィンオイルの2種類の燃料に対応しています。

適正容量は約200mlで、燃焼時間は約14時間です。ホヤは取り外し可能で、お手入れしやすいのがメリット。芯の交換も楽にできます。さらに、芯の着け外しや長さ調節は、レバーを回すだけで簡単にできるので便利です。

また、サイズは中サイズのほかに、適正容量約300mlの大サイズ、適正容量約120mlの小サイズもあります。カラーバリエーションが豊富なのも魅力。好みやほかのキャンプ用品に合わせて選びたい方にもおすすめです。

ヴァストランド(VASTLAND) オイルランタン

サブランタンにぴったりのランタン。あたたかみのあるオレンジの炎で、キャンプやアウトドアシーンを彩ります。テーブルの明かりや焚き火代わりとして、贅沢な雰囲気を演出したい方におすすめです。

素材には鉄を使用しており、耐久性に優れています。また、価格が安いのもメリットです。安心して気軽に使えるハリケーンランタンが欲しい方に適しています。

サイズは燃焼時間約7時間のS、燃焼時間約10時間のM、燃焼時間約13時間のLの3種類がラインナップ。カラーも複数展開されています。

GRAND FIELD オイルランタンミニ

一般的なモノよりも、一回りコンパクトな小型のハリケーンランタン。高さは約19cmで、幅は約12cmです。重量は約230gと軽量なのも特徴。荷物を圧迫せずに持ち運びやすいモノが欲しい方におすすめです。

ブラックの本体ボディにゴールドメッキパーツを組み合わせた、高級感のあるデザインも魅力。好きな位置に取り付けられるロゴプレートもセットになっています。おしゃれなハリケーンランタンでキャンプを演出したい方にもぴったりです。

芯には長さ12cm、幅9mmの平芯を採用しています。さらに、交換用の替え芯が付属しているのもメリット。燃焼時間は約10時間で、キャンプだけではなく庭やベランダでの使用にも適しています。

カメヤマ(kameyama) オイルランタンロゴ入り J5740000

ローソク・線香などのメーカーとして有名な「カメヤマ」のランタン。素材には鉄を使用しており、耐久性に優れています。適正容量は約200mlで、燃焼時間は約15時間です。燃料にはオイルランタン用のパラフィンオイル・白灯油が使用できます。

カラーはシルバー・ブラック・コパーの3種類がラインナップされています。ロゴ入りのシンプルなデザインもポイント。キャンプやアウトドアシーンをおしゃれに彩るおすすめのアイテムです。

バンドック(BUNDOK) オイルランタン BD-277SL

レトロ調のおしゃれなランタン。本体にはクロームメッキ加工が施されたスチールを使用しています。ゆらゆらと揺れる炎で、キャンプ・アウトドアシーンに癒しをもたらすアイテムです。

容量は約200mlで、燃焼時間は約14時間持続します。また、高さはハンドル込みで約34cmです。手頃なサイズなので、さまざまなシーンで使いやすいモノが欲しい方に適しています。

フューチャーフォックス(FUTURE FOX) オイルランタン Railroad

1920〜1930年代に北米の鉄道員が使用していた合図灯をモデルに設計されたランタン。アンティークな雰囲気のレトロなモノが欲しい方におすすめです。カラーはオリーブ・ブラックの2種類がラインナップされています。

1泊のキャンプ用にぴったりの製品。タンク容量は200mlで、連続使用時間は最大で20時間程度です。また、推奨燃料はパラフィンオイルですが、灯油も使用できます。ポンピング不要のシンプルな操作で着火でき、初心者でも扱いやすいのもおすすめポイントです。

NCNL オイルランタン Mサイズ

気軽に普段使いできるおすすめのランタンです。高さはハンドル込みで約35cm。大きすぎない適度なサイズで扱いやすいのが特徴です。

また、ハリケーンランタン本体に加えて、替え芯や漏斗がセットになっているのもポイント。価格が安いので、リーズナブルに手に入れられます。

カラーバリエーションが豊富なのも魅力。カラフルなモノが欲しい方や、ほかのキャンプ・アウトドア用品と色を揃えたい方にもおすすめです。

ハリケーンランタンの使い方

使用前に芯を整える

使用前に、平芯の両端を斜めにカットします。こうすることで美しい山型の炎となり、燃焼効率をアップさせることが可能。毛羽立っていたり、余分な糸が出ていたりする部分も切っておきましょう。

また、使いはじめは芯に十分にオイルが染みこまないまま点火すると、芯の減りが早くなる原因になってしまうので注意が必要です。

燃料は8分目を目安に注入