今や国民の5人に1人が糖尿病あるいはその予備郡として数えられるといわれていますが、糖尿病の恐ろしさは糖尿病そのものというより合併症にあるとも言われています。治療としては薬物療法のほか、食事療法や運動療法が挙げられますが、まずは自身のグルコース濃度を正確に知ることが大切ともいえるでしょう。そこで開発されたのが、時計型の皮下連続式グルコース測定システム「Sub-Scope」です。

皮下連続式グルコース測定とは連続的に皮下のグルコース濃度を測定することで、従来の測定と比較して測定回数が多いことから、グルコース濃度の推移を見ることができ、よい治療に貢献できるといわれています。

このSub-Scopeはスポーツをする1型糖尿病患者を対象としたもので、体内に埋め込まれたインプラントが得た測定値をRFIDで時計にデータを送ることができる最新の医療機器。運動の最中でも一目で測定値が分かるように、グルコース濃度に応じて、時計の色が変わるようになっているというから驚きですね。もちろん詳細なデータが欲しい場合は時計の画面あるいはスマホのアプリからグラフ化されたデータを閲覧することも可能。

就寝時は充電ドッグの上においておけば、自動で充電してくれるだけでなく、ドッグの色もグルコース濃度によって変化し、さらに、グルコース濃度が危険ゾーンに入れば警告をしてくれるので、寝ている間も安心です。

Sub-Scopeがあれば食後の高血糖や突然の低血糖で倒れる心配もないかもしれませんね。