体温を常時モニタリングして容態の変化に気付く必要のある患者に対し使用が期待されています。

東京大学の研究チームが開発に成功したのは、室内光でも発電し発熱を音で知らせる上腕部に装着するタイプの体温計です。全てやわらかいフレキシブル素材でできているため、直接肌の上からでも違和感なく長時間の装着が可能になります。

従来より、体温や脈拍などのバイタルサインの定期観察が必要な幼児や高齢者などに対するデバイスとして、ケーブルやメンテナンスが不要な付け心地の良いもの、さらに衛生面から使い捨てにできる安さなどが求められていました。

長さ30cm・幅18cmのこの腕章型体温計は、有機集積回路、温度センサー、やわらかい太陽電池とピエゾフィルムスピーカーで構成されています。上腕に取り付けて、36.5~38.5℃の間で自由に設定した体温を超えると発熱とみなしてアラームが鳴る仕組み。有機集積回路によって音を発生させたのは世界初になるとのこと。

またこれらは全て室内光でも発電できる太陽電池で動くため、電池交換などのメンテナンスが必要ありません。

体温だけでなく水分や脈拍などさまざまなセンサーに応用でき、またアラームが鳴る以外に情報を送信するなど今後の展開が期待されます。