最初の誕生から100年以上、遂にコンタクトレンズは望遠機能を備えました。

弱視や加齢黄斑変性の患者のために将来の実用化が期待されているのは、超薄型の反射望遠鏡が入っている2.8倍ズームで見ることができるコンタクトレンズです。

通常のコンタクトレンズより少し大きいプラスチック製で、2013年に初めて学会で発表されて以降スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)が研究と試作を重ねています。従来からの課題であった装着時間に関して、目に十分な酸素を取込むため0.1mmの空気穴をつくり、さらに長時間装着できるようになったようです。

現在実用化されている弱視レンズは、その大きさから人前で使うことが恥ずかしいと考える人も多いよう。そのような患者のために今後の研究と実用化を期待したいですね。