登山やキャンプなどの場面で、日よけや雨よけのために重宝されるタープ。近年は軽量化された製品がラインナップされており、ソロでの山歩きやサイクリングなどの場面で活躍するケースも増えています。

しかし、タープは単に軽ければよいというものではありません。しっかりした基準でタープを選び、アウトドア生活を快適に過ごしたいところです。そこで今回は、軽量タープの選び方とおすすめの軽量タープをご紹介します。

軽量タープの選び方

遮光性

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タープのもっとも重要な役割のひとつである遮光性。使い勝手のよいタープほど、日差しをしっかりと防ぐことができるので、暑さから身をしっかり守ってくれます。

せっかく軽量タープを購入したものの、日差しが防ぎきれないアイテムだった場合は熱中症などのトラブルに陥る可能性があり、快適なはずの登山が台無しになってしまうことも懸念されます。なお、標高が高い場所であれば、日差しがさらに強くなるので、より警戒が必要になります。

耐水圧

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耐水圧とは、タープの生地がどの程度の水圧まで耐えることができるかという指標です。耐水圧が高いほど、豪雨のときにタープの下への浸水を防ぐことができます。夏場の登山など、雨がいつ降ってきてもおかしくない場面では、耐水性のあるタープを準備しておいた方がよいでしょう。

難燃性


タープの下では焚き火は極力避けた方が無難ですが、雨が降った時はやむを得ない場合があります。その際を考慮して、タープの素材自体にコットンのような難燃性の素材が用いられているかどうかは、選ぶ際のポイントになります。化学繊維は燃えやすい素材ですが、最近ではコットンに化学繊維を織り交ぜた素材が開発されており、軽量で難燃性のあるタープもリリースされています。

軽量・コンパクト性

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使い勝手のよいタープの目安は総重量が1kg未満であること。タープの重量でもっとも大きな割合を占めるのはポールで、最近はトレッキングポールで代用が可能。タープの総重量を大幅に減らすことができます。

設営のしやすさ

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設営のしやすさは、タープのタイプでほぼ決まります。タープにはさまざまなタイプがありますが、軽量で設営がしやすいという点でヘキサ型のタープが最もおすすめです。

ヘキサ型とは、2本のポールで両端を支えその他の箇所をロープで支えるタイプ。設営方法はシンプルで、慣れてくれば5分程度で設営が可能となります。

居住スペースの広さ

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タープの大きさがそのまま居住スペースの広さに比例します。軽量タープであったとしても、できる限り広い居住スペースを確保して快適に過ごしたいところです。

ソロでの山行やサイクリングを快適に!おすすめの軽量タープ10選

モンベル(mont-bell) タープ ミニタープHX 1122474

国内最大のアウトドアブランドであるモンベルが提供するヘキサ型のおすすめタープです。張り網、ペグ、スタッフバッグも含めた総重量が870gという軽さであり、ザックの中にもコンパクトに収納できます。付属品の中にポールが付いておらず別売りのため、購入時には注意が必要です。

MSR タープ Thru-Hiker 70 WING スルーハイカー 70 ウィング 37849

テントのブランドとして馴染みのあるMSRが提供するタープです。総重量が460gと圧倒的な軽さで、ウルトラライト(UL)を志向する方におすすめのタープです。これだけ軽いにもかかわらず、2~3人分の居住スペースを確保できます。

このタープは、“スルーハイカーメッシュハウス”と呼ばれるインナーテントとセットでの使用を想定しているのもポイント。両者をセットで設営することで、テントのように寝泊まりすることができます。

ヒルバーグ(HILLEBERG) シェルター Tarp 10 XP(エクスペディション)

Kerlon SPという引っ張り強度の高い素材を採用しているタープです。素材が強靭である分、遮光性にも優れており、炎天下の中でもしっかりと日よけの役割を果たします。その一方で総重量850gと軽量性も十分であり、収納もコンパクトです。

ヒルバーグ(HILLEBERG) シェルター Tarp 10 UL(ウルトラライト)

Kerlon1200という軽量かつ強靭な素材を採用しているタープです。木の間に張る場面において、強めのテンションをかけたとしても破れにくのが特長です。遮光性はやや低めに感じますが、560gという軽量さはULを志向する方におすすめです。

アライテント(ARAI TENT) ピンチシート

簡易テントの「ツェルト」としても活用できる便利なタープです。重量は張り網付きで600gであり、ポールは別売りです。前後に取り付けられたファスナーを閉じると、地面まですっぽりと覆う三角ツェルトになり、ファスナーを開くと屋根型のタープに変形します。

アライテントのタープは、テントに頼らない単体でのビバークを想定して作られており、単なる日よけや雨よけとしてだけでなく野営も積極的に行いたい方におすすめです。

ゼログラム(ZEROGRAM) Minimalist Ⅲ Hexa-Tarp

4~6人分の居住スペースを確保できる軽量タープです。重量は590gであり、ポールは別売りです。カラーラインナップはワインレッドとダークグリーンの2色で、登山者やキャンパーの目を引きます。両面シリコンコーティング生地を採用しているため、高い強度と耐水性が特長で、UVコーティングも施されているのもポイントです。

ファイントラック(finetrack) ゴージュタープ GY FAG0211

2〜4人用の居住スペースを確保できる使い勝手良好なタープ。面積が大きいにもかかわらず、490gという軽量性が特長です。

ダイニーマテープと呼ばれる特殊なテープを生地に対して田の字型に縫いつけることで、軽量性と強度を高めています。そのため、テンションをかけても時間経過によるたるみを軽減することができます。

パーゴワークス(PaaGo WORKS) ニンジャタープ GR NJ01

生地を広げたときの形状が手裏剣のように見える軽量のタープ。その独特な形状から、数10種類もの設営パターンへの変形が可能です。

サマーシーズンでは、防風・防水対策をしっかりと行うことを前提で、テントの代わりにこのニンジャタープで寝泊まりする人もいるほど。汎用性の高いタープを探している方は要チェックです。

スノーピーク(snow peak) タープ ライトタープ ポンタ シールド STP-360

2人での使用を想定した、重量570gの軽量タープです。ポンタシールド専用の2本のポールを使用することで自立できます。

ポールを立てる位置やペグダウンの仕方によって設営のパターンを変えることができ、両端を地面に直接ペグダウンすることでツェルトの役割も果たします。

スノーピーク(snow peak) タープ/R ライトタープ ペンタ シールド STP-381

1本のポールのみで設営が可能な五角形の形状のタープです。専用のポールはありますが、トレッキングポールやハドルでも代用可能となります。耐水圧は1800mmもあり、雨よけを行うには十分な性能です。