まるで違う惑星の探査ビークルのようだ。

地球上で最も寒く、乾燥し、風の強い大陸のひとつ、南極大陸。平均気温はマイナス45度。そんな中で人類に役立つ研究に励む研究者たちのために考えられた、すごいコンセプトです。今回ご紹介するのは、非常に過酷な条件の中、快適な生活と、研究に没頭すること、必要な移動を可能とする、南極大陸研究ユニットAntarctic Research Unitです。

中はどんな感じ?

antarctic-research-unit-by-henry-mckenzie3

Antarctic Research Unitは2名収容可能。内部はリビングルーム、ワークエリア、アクティビティルームと、3つのエリアがあり、空間構成をフレキシブルに変更可能なので、同じユニットで生活と研究の両立が実現したのですね。

皇帝ペンギンからヒント

antarctic-research-unit-by-henry-mckenzie4

デザインは独特の生態で知られる皇帝ペンギンからヒントを得て考えらています。オスの皇帝ペンギンは極寒の中でも、大きな群れでぎゅうぎゅうに身を寄せ合って、エネルギーや熱を保つそうです。Antarctic Research Unitも同じように、他の複数のユニットと合体し、大きなユニットとなることが可能。これで寒さをしのぎ易いですし、自由に行き来できるので、ユニットの活用の幅が広がりますね。

見ているだけでも、何だかワクワクしてくるようなAntarctic Research Unit。これなら南極でも暮らせそうですか!?