自らが築き上げてきた伝統を誇りとして、トレンドに媚びることなくユーザーのためベストな物を追求し続けるUSAの老舗靴ブランド、RED WING。今も、創業間もなくから使用しているミシンを始めとする機械や道具をメンテナンスしながら使い続けるなど、何世代にも渡ってその技術を継承しています。今回は、この歴史あるレッドウィングの歴史や、その魅力についてお伝えします。

レッドウィングの歴史

1905年にアメリカ、ミネソタ州レッドウイングシティでチャールズ・ベックマンと14人のメンバーによって創業されたレッドウィング。当初は日産150足の小さなファクトリーでしたが、「ブラウンチーフシリーズ」を発表した1919年には、そのすぐれた技術と高いデザイン性で全米からオーダーが殺到するほどにまで成長しました。1925年には社長に就任したJ.R.スゥイージーがナイフを携帯できる「ビリーブーツ」を発表し、大ヒット。

また、女性の社会進出に伴って1927年にはレディースブーツの生産もスタートしました。1950年には「アイリッシュセッター」を開発。

レッドウィングの魅力

創業100年を超えた今でも、「コスト前提のモノ作りは品質を軽視する」という信念のもと、RED WING CITYに本社と自社プラントを構えています。

ヨーロッパや日本ではファッションシューズとして認識されているレッドウィングのワークブーツですが、本国アメリカでは、まさに「作業靴」としての需要が多く、鉄道作業や建築現場など、危険と隣り合わせとなる現場に従事する労働者に愛され続けているのです。

生産者と利用者を固い信頼で結びつけている原点とも言える、レッドウィングのおすすめワークブーツ&シューズをご紹介しましょう!

レッドウイング(RED WING) クラシックワーク6インチ モック・トゥ(アイリッシュセッター)No.9875

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アッパーにはオレンジがかったブラウンのオロラセットというなめし革を、アウトソールには白のトラクショントレッドソールを使用。その色合わせが猟犬、アイリッシュ・セッターに似ていることからこの愛称がつきました。

トラクショントレッドソールは軽い履き心地と足音がたちにくいという特徴があり、レッドウィングでは主流のアウトソールです。

このソールは縫い合わせる時にラテックス(生ゴム)を染み込ませたトリプルステッチを使用しているため、防水性にすぐれています。また、長期間使用しているとソールの中のコルクが足の形に沿うので、独特のフィット感が生まれるのです。

アイリッシュ・セッターは1997年にはレッドウィングから別会社になり、北米市場向けのハンティングブーツ、作業靴を展開しましたが、2011年には往年のアイリッシュ・セッターを懐かしむ日本市場の声に応え、新たなるアイリッシュ・セッター・ファミリーが立ち上げました。

レッドウィング(REDWING) ベックマンブーツ6インチ ラウンド・トゥNo.9014

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創業者、チャールズ・ベックマンの名を冠する、英国紳士靴のクラシカルな要素とレッドウィング本来の頑丈さを持つベックマン。フェザーストーン(羽根のようにしなやかで、石のように固い)という、つややかな革で作られたドレッシーなモデルは、まさにレッドウィングにとっての「クラシック・ドレス」と言えるでしょう。

レッドウィング(RED WING) エンジニア11インチ2268

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19世紀に巻き起こったゴールドラッシュに伴い、急速に拡大したアメリカ国土に張り巡らされた鉄道網。当時、男らしい職業として子供たちの羨望の的だった鉄道機関士(レイルロードエンジニア)のために1936年にレッドウィングが打ち出したエンジニアブーツです。

フィットを調節できるアンクルストラップと筒のサイドにストラップが付いているエンジニアブーツは、機関車で蒸気や炎にまみれて仕事をするレイルロードエンジニア待望の靴でした。

レッドウイング(RED WING)クラシックワーク6インチ モック・トゥNo.8875

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レッドウィングの中でも、最も定番なワークブーツ、モック・トゥはハンティング用に開発されました。厚くクッション性に富んだ白いソールを男性用の靴に初めて採りいれた、当時としては画期的な創意工夫が施されています。

その履き心地の良さはハンターだけでなく、足を引っ掛けることなく疲れにくいことから、建築現場のワーカー達の間でも評判になりました。

レッドウィング(RED WING) クラシックワーク6インチ ラウンド・トゥNo.9111

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モック・トゥと同じく、レッドウィング創業時より最も一般的なワークブーツで、6インチ(訳15cm)丈の、ゆったりとした丸みを帯びたラウンド・トゥのレースアップスタイル。1953年にはトラクショントレッドソールが採用され、機能的でありながらもそのクラシカルなデザインで、今も多くの人に愛される逸品です。

レッドウイング(RED WING) 9インチ ペコス クッションソールNo.8169

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アメリカ南西部、テキサスの牧場や農場、製油所などの労働者のために発売された作業用のハーフブーツ、ペコス。足首で軽くフィットし、ふくらはぎではややゆったりとした、カウボーイ・ブーツのデザインを採用しました。その名の由来はテキサス州に流れるペコス川とされています。

レッドウイング(RED WING) アイアンレンジ マンソンNo.8012

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ミリタリーブーツとして開発されたマンソンラストは、ワシントンの陸軍教授であったマンソン教授が4年の歳月をかけて2000人もの兵士の足を調べ、1912年に完成させました。レッドウィングでは足に負担をかけないマンソンラストをワークブーツに採用していましたが、戦後の時代の変化により1960年代には生産を中止していました。2013年よりアイアンレンジマンソンブーツとして復活させています。

その新しいモデルには、素材に新しくセトラーレザーを使用。キャップド・トゥにはブローグ(穴飾り)が施された美しいデザインに仕上がっています。

レッドウイング(RED WING) ポストマン オックスフォードNo.101

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1954年に「ポリスマンとポストマンのために」考案されたワークシューです。ソールには、踵まで一面にクッション性のいいトラクショントレッドソールの黒を使用。当時のアメリカ郵便局のオフィシャルに指定されたほどの履き心地と歩きやすさに仕上げられています。

レッドウイング(RED WING) 9インチ ロガーNo.8210

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長期に渡って山にこもり、チェーンソーで巨木を切り倒しては重機を使って山から下すという過酷な状況にいるロガー(樵=きこり)のために開発されたワークブーツです。足首をしっかり固定して調整のきくレースアップスタイルは、レッドウィングのラインの中でも群を抜いて個性的。

1966年には9インチ(22cm)丈のスティール・トゥ・ブーツにラバー製ラグパターンのモデルが登場しています。

レッドウィング(RED WING)ブラックスミスNo.8015

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西部開拓時代のアメリカにおいて必要不可欠だった労働力。その担い手としての、ヨーロッパからの移民を含む多くの労働者の中で発達した鉄工所で、働く鍛冶職人(ブラックスミス)のためのワークブーツです。厳しい状況の現場で彼らの足を守ってきたレッドウィングの硬いラバーソールを持つブーツ、ブラックスミスは1990年代まで、最も広く行き渡ったブーツでした。