離乳食や介護食づくりに役立つおかゆメーカー。鍋を使う調理方法とは異なり、ほったらかしでおいしいおかゆを食べられます。家電タイプ・電子レンジタイプ・炊飯器タイプ・魔法瓶タイプなど、ラインナップは豊富です。製品ごとに機能性や使いやすさが異なるため、あらかじめ特徴をチェックしておきましょう。
今回は、おかゆメーカーのおすすめアイテムをピックアップ。おかゆメーカーの魅力や選び方も解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
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おかゆメーカーの魅力とは?
鍋を使っておかゆをつくる場合、水の量や火加減を細かく調節する必要があります。おかゆメーカーは、火やガスを使わないため、ほったらかし調理が可能なのが魅力。調理を任せている間に、洗濯をしたり育児をしたりと、時間を有効活用できます。
また、離乳食や介護食づくりにも重宝。急な体調不良時や胃腸を休めたいときなどにも使える、便利なアイテムです。
おかゆだけでなく、おかずやスープづくりをおこなえる調理モードを搭載した製品もラインナップ。製品次第で、おかゆだけではなくさまざまな料理に活用できるのも魅力です。
おかゆメーカーの選び方
調理方法や用途に合ったタイプをチェック
スイッチ1つで炊飯器感覚で使える「家電タイプ」
機能性と使いやすさを重視している方には、「家電タイプ」がおすすめです。「家電タイプ」は、お米と水をセットしてスイッチを押すだけで、簡単においしいおかゆをつくれます。マイコン制御のはたらきを利用して火力を自動調節するため、面倒な操作をする必要はありません。泡のふきこぼれや焦げつきを気にせず、ほったらかし調理が可能です。
「家電タイプ」のなかには、「タイマー予約」機能を搭載した製品も存在します。「タイマー予約」は、あらかじめ時刻を設定しておくことで、時刻通りに炊飯をおこなえる機能です。早朝や帰宅後にできたてのおかゆを食べられます。
離乳食や介護食用に少量をつくれる「電子レンジタイプ」
「電子レンジタイプ」は、電子レンジの加熱でおかゆを調理します。お米と水を入れた専用容器を電子レンジで加熱するだけなので、比較的簡単に調理できます。
離乳食や介護食用など、少量のおかゆをつくりたいときにも重宝。加熱後、容器をそのまま食器として使用できるのもメリットです。
電子レンジタイプを選ぶときは、炊く前の白米か炊いた後のごはんを使用するのか、あらかじめ確認しておきましょう。炊いたごはんや冷めたごはんを使用できる製品は、短時間でおかゆづくりが可能です。
普通のごはんと同時につくれる「炊飯器タイプ」
「炊飯器タイプ」は、一般的な炊飯器におかゆモードを搭載した製品です。体調がよくない日や胃腸を休めたいときなど、おかゆをつくりたいときだけ使えるのが特徴。炊飯器とおかゆメーカーの両方を購入する必要がなく、導入コストをおさえられます。限られたキッチンスペースを有効活用できるのも魅力です。
本体前面に操作パネルを設けており、ボタンを押すだけで簡単に使いこなせます。炊きあがりまでの時間を液晶パネルに表示するため、時間を把握しやすいのもポイントです。機能性だけでなく、使いやすさにもこだわっています。
お湯を入れて置いておくだけの「魔法瓶タイプ」
「魔法瓶タイプ」は、保温性に優れた専用容器を利用しておかゆをつくる製品です。あたためた専用容器のなかに、ごはんを入れるだけで簡単におかゆをつくれるのがポイント。保温力を活用するため、ほったらかし調理をおこなえます。
朝、専用容器に熱湯とごはんを入れておけば、ランチタイムにおいしいおかゆを味わえるのが魅力です。
魔法瓶タイプを選ぶときは、あらかじめ調理時間をチェックしておきましょう。ほかのタイプと比べて時間がかかる傾向にあります。時間に余裕があるときにおすすめです。
食べる人数や量に合わせて容量を選ぼう
家族で食べるなら1合以上
家族で食べるのにたくさんのおかゆをつくりたいときは、1合以上の製品がおすすめ。大容量の製品は、朝ごはん用とお弁当用で使い分けられます。ライフスタイルに合わせて、容量を炊き分けられるのもポイントです。
おかゆメーカーは、大容量モデルほど本体サイズは大きくなる傾向があります。キッチンスペースやシンクが狭いキッチンの場合は、本体の大きさも確認しておきましょう。
1人分なら0.5合程度
一人暮らしの方は、少量炊きに対応した製品がおすすめです。0.5合は、お茶碗一杯分程度のおかゆを食べられます。
少量炊きに対応した製品は、比較的コンパクトサイズを実現しています。シンクが狭いキッチンでも各パーツを洗いやすいのが特徴です。
パーツが細かく分解できるとお手入れが簡単
衛生面を重視している方は、本体の洗いやすさをチェックしておきましょう。内釜や内蓋、パッキンなどを取り外せる製品は、細かい部分に溜まる汚れも落としやすいのがポイントです。丸洗いにも対応していると、常に清潔な状態を保てます。
調理鍋の内側に特殊なコーティングを施している製品は、汚れがこびりつきにくいのが特徴です。万が一、汚れが付着したときも簡単に汚れを落とせます。
赤ちゃん用なら煮沸消毒できるモノを選ぼう
赤ちゃんが使用するなら、煮沸消毒に対応しているのかチェックしておきましょう。煮沸消毒をおこなえる製品であれば、離乳食用のおかゆを気軽につくれます。
ただし、製品ごとに煮沸消毒できるパーツが異なる場合もあります。あらかじめ、煮沸できるパーツなのか確認しておくことが大切です。
おかゆメーカーのおすすめ
象印マホービン(ZOJIRUSHI) マイコンおかゆメーカー EG-DA02
機能性と使いやすさを兼ね備えたおかゆメーカーです。外鍋に水を入れて炊く「湯煎炊き」を採用しており、内鍋を包み込みながら加熱するのが特徴。マイコンのはたらきで温度や時間を管理するため、お湯の沸点である100℃を継続できます。優れた温度管理により、おいしいおかゆづくりが可能です。
「発芽玄米がゆ」と「玄米がゆ」の専用コースを搭載。火が通りにくい玄米も、芯までふっくら炊きあげます。また、ヨーグルトや豆腐をつくれるコースも内蔵。自家製ヨーグルトは約5時間、豆腐は約70分で調理できるのが魅力です。
炊きあがり時間を予約する「デジタルタイマー」を備えています。食べたい時刻に合わせて、炊きあがり時間を3〜12時間まで1時間単位で予約設定が可能です。
リッチェル 電子レンジ用おかゆクッカーR
電子レンジを使って簡単に調理できるおかゆクッカー。電子レンジに調理を任せられるのがポイントです。炊いたごはんだけでなく、お米からでもおかゆをつくれるのが特徴。1食分の調理に適しているので、離乳食や介護食づくりにもおすすめです。煮沸消毒にも対応しているため、清潔な状態を保てます。
パッキンタイプの泡受けが付属しているのもポイント。おかゆ調理時に発生するねばりのある泡を受け止めて、ふきこぼれを防ぎます。カップの内側とスプーンには、凹凸のあるエンボス加工を施しています。ごはんをすりつぶしやすく、好みのかたさに仕上げられるのが魅力です。
カップは、水量目盛りを記しており、食器だけでなく計量カップとしても活用できます。また、容器には取っ手が付いているので、すりつぶすときに力をかけやすいのが特徴です。
OSK おかゆクッカー
離乳食や介護食づくりに適した電子レンジタイプのおかゆクッカーです。お米からでもごはんからでも電子レンジを使うだけで、簡単におかゆを調理できます。電子レンジの加熱後、容器はそのまま食器として使用可能です。一杯分のおかゆづくりをおこなえます。
「ふきこぼれ防止カバー」が付属。おかゆをつくるときに出る泡がふきこぼれるのを防ぎます。電子レンジに調理を任せられるのがポイントです。容器やスプーンには、お米をすりつぶすための凹凸を設けています。好みのやわらかさに調節可能です。
本体は折りたたみ式を採用しています。使わないときは、コンパクトにまとめて収納できるのが特徴。容器はポリプロピレン素材なので、万が一落としても割れにくいのが嬉しいポイントです。
山善(YAMAZEN) ミニライスクッカー YJG-M150
おかゆもつくれる、少量炊きのミニライスクッカーです。コンパクトサイズかつ軽量化を実現。幅をとりにくいので、限られたキッチンスペースでも気軽に使用できます。使わないときも、すっきり収納しやすいのがポイントです。
白米やおかゆだけではなく、炊き込みごはんや赤飯づくりもおこなえます。12時間までの予約炊飯機能があり、あらかじめ設定しておけば、起床後や帰宅後すぐにおかゆを味わえるのが魅力です。
本体全面には、液晶パネルを配置。炊飯の予約や保温時間などをランプの点灯で知らせます。炊飯ボタン・おかゆボタン・保温/取消ボタンを備えており、直感的に操作が可能です。
マクスゼン(maxzen) 1.5合炊飯器 RC-MX154
一人暮らしや少人数世帯に適した、おかゆもつくれるコンパクトサイズの炊飯器です。内釜の水深が深い少量炊き専用の炊飯器なので、お米が踊るように対流が生まれてふっくらおいしいごはんに炊きあがります。ごはんが乾きにくいのもポイントです。
炊飯コースは、早炊き・予約・おかゆ・炊飯の4種類。離乳食をつくるときはおかゆモード、指定した時間にごはんを食べたいときは予約モードにするなど、用途やライフスタイルに合わせて炊飯コースを使い分けられます。おかゆモードは、ほったらかし調理が可能です。
内釜や内蓋は取り外しできます。丸洗いにも対応しているため、いつでも清潔な状態を保てるのが魅力です。各パーツはコンパクトサイズなので、シンクが狭くても簡単にお手入れできます。
レコルト(recolte) コンパクト ライスクッカー RCR-1
ミニマルなデザインながら機能性に優れたライスクッカーです。0.5合からの少量炊きをおこなえます。一人暮らしや少人数世帯にもおすすめです。1合炊くことで、朝食用とお弁当用に分けられます。
炊飯器の外壁は、分厚くて熱を逃がしにくい構造です。内釜は、熱伝導に優れたアルミニウムに遠赤外線効果が期待できるセラミックをコーティングしています。少量のお米でも釜内に対流が起こりやすく、ふっくら食感のごはんに炊きあげられるのが魅力です。
調理メニューは、玄米・蒸す/煮る・発酵・低温調理・早炊き・おかゆの6種類。おかゆだけでなく、おかずやパン、鶏ハムなど、さまざまな調理を楽しめます。限られたキッチンスペースを有効活用できます。
ALLGO おかゆ釜 KL-800
お米とお湯を入れるだけで簡単に調理できるおかゆメーカーです。「ステンレス製まほうびん構造」を採用。真空層が熱を逃さないので、熱量を維持しながら保温調理ができます。お米と沸とうしたお湯を入れてから約60分で調理が可能です。ガスや電気は使わず、保温調理だけで仕上がります。
和風や洋風のメニューを掲載したオリジナルレシピブックが付属。鶏がゆ・五目雑炊・きのこリゾットなど、全18品目から好みのメニューを調理できます。雑炊や温泉卵、リゾットなど、レシピのバリエーションも豊富です。ほったらかし調理のため、料理の手間がかかりません。
フタはポリプロピレン、胴部はステンレス鋼を採用しています。使用後は、分解して丸洗い可能なので、清潔な状態を保てます。
サーモス(THERMOS) 真空保温調理器シャトルシェフ KBJ-3001
保温力に優れた専用の容器で調理する真空保温調理器です。調理器を加熱して沸とうさせた後に、保温容器に入れてフタを閉めるだけで簡単におかゆをつくれます。保温中は火やガスを使わないため、つきっきりで見守る必要はありません。おまかせ調理をしている間に洗濯や育児をするなど、時間を有効活用できます。
「ステンレス製魔法びん」と同じ保温力を発揮するのが特徴。とろ火にかけたようにじっくり熱を通します。おかゆが焦げる心配もありません。強化ガラスを採用したフタは透明なので、調理中もおかゆの状態を把握できます。何度もフタを開ける必要がなく、急激な温度変化を防げるのもポイントです。
調理鍋は、トップコーティング・ミドルコーティング・プライマーコーティングの3層のフッ素コーティングを施しています。汚れがこびりつきにくく、お手入れも簡単です。
山本電気(YAMAMOTO) 旬彩Pro YE-CM17B
多彩な調理を楽しめる万能調理器です。特許技術の薄型かつ高性能モーターを搭載。高性能モーターのはたらきにより、やさしく食材をかきまぜます。料理に関係なく、ムラの少ない均一な食感に仕上げられるのが特徴です。食材と調味料を入れてボタンを押すだけのシンプルな構造のため、料理が苦手な方でも簡単に使いこなせます。
調理モードは、おかゆ・豆乳・発酵・温泉玉子の4種類。おかゆモードは、七草がゆやもち麦のリゾットなどの調理をおこなえます。また、3種類の煮込みモードを内蔵しており、本格的な煮込み料理をつくれるのも魅力です。ぶり大根や肉じゃがなどのやわらかい食材でも、形崩れの心配はありません。
容器・カッター・かくはん羽根・パッキンなどのパーツは取り外し可能です。本体以外は丸洗いに対応しています。
MACOLAUDER 全自動ミキサー
1台でさまざまな調理をおこなえる、おかゆもつくれるミキサーです。おかゆだけでなく、ジュース・豆乳・スープづくりにも対応。さまざまな料理に活用したい方に重宝します。
本体には、1分間で27500回の高速回転をする4枚刃ブレードを搭載。食材を細かくカットでき、フレッシュジュースやスムージーづくりも可能です。氷を砕く作業もおこなえるため、暑い季節にぴったりなフローズンドリンクもつくれます。
一人暮らしなど、限られたキッチンスペースにも設置しやすいのが特徴です。また、最長約12時間まで設定できる「予約機能」を搭載。あらかじめ時刻を設定しておけば、早朝や帰宅後にできたてのごはんやスープを味わえます。
おかゆメーカーは、自宅で簡単におかゆをつくれるのが特徴です。手軽さを重視している方は家電タイプや魔法瓶タイプ、少量炊きを求めている方は電子レンジタイプ、普通のごはんも食べたい方は炊飯器タイプを選びましょう。衛生的に使い続けるために、お手入れのしやすさを確認しておくことも大切です。