国内外を問わず大人気のAndroid製品、中でもとりわけMVNOの格安SIMを使えるSIMフリーの製品には注目が集まっています。日本でも多くのメーカーがSIMフリーの格安タブレットを販売していますが、忘れてはいけないチェックポイントがいくつかあり、そのチェックを忘れてしまったために、せっかく買ったのに使えなかった...なんてことも。それを防ぐために、今回はSIMフリーのAndroidタブレットに関するチェックポイントと、おすすめ製品についてご紹介します。

そのSIMカードで、本当に使えますか?

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ハードボイルド系フィクションで語られる拳銃の選び方について、もっとも重要な要件は「引き金を引いた時にタマが出るかどうか」だと言われることがあります。SIMフリー製品を選ぶ上でスペックよりも重視したい要件もこれと同じ、「SIMカードを挿した時に通信できるかどうか」、ここをまず最初に確認すべきです。具体的には、選ぼうとしている製品がどのサイズのSIMをサポートしているかを確認します。自分が選びたい製品とSIMカードの相性をチェックしておきましょう。

LTEバンドを確認しよう

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By: amazon.co.jp

続いて製品に対応しているLTEバンドを確認します。端末搭載のモデムが国内で提供されている周波数を掴めない場合、国内でLTE通信することはできません。LTEバンドは何十種類もあり複雑ですが、最も広く普及された2GHz(2.1GHz)帯を使うBand1に対応していればまず大丈夫です。また、複数のバンドを掴むことができればそれだけ通信が快適になるため、できればFOMAプラスエリアやBand6、Band19、Band28などのいわゆる"プラチナバンド"への対応も確認してみましょう。これらは主に僻地で提供されますが、繁華街など人の多い地域での混雑を緩和するために他のバンドと併用されていることがあります。

OSのバージョンを確認しよう

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Android製品の選び方として、搭載されるOSのバージョンを見る方法もあります。比較的高価格の製品であれば最新のバージョンに対応している可能性が高いですが、海外製品であったり、型落ち製品などでは、バージョン対応しておらず、自分が使いたいソフトを使用できない、なんてことも。比較的新しいバージョンが搭載済み、またはアップデートに対応している場合、最近発売された、あるいは長期利用を見込んで盤石のサポート体制を敷いていると推測できますので、その確認も重要です。

SIMフリーのAndroidタブレットのおすすめ機種

HTC Nexus 9 LTE 99HZJ004-00

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Nexus 9 LTEモデルはnanoSIMです。こちらはGoogleの「Nexus」ブランドを冠した、台湾HTCによる純正OEM。専用アクセサリも販売されており、操作性だけでなくOSとハードウェアの親和性についても折り紙つきです。

ソニー(Sony) Xperia Z4 Tablet SGP771

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SONY製Xperia Z4 Tabletは、10.1インチ 2K(2560x1600 WQXGA)解像度の美しく大きなディスプレイを持ちながら本体が極めて薄く(6.1mm)、片手で持っても疲れにくいほどに軽い389gというのが魅力です。5インチスマホの4倍(縦に2倍、横に2倍)となる10インチサイズで重さは2倍程度というのはなかなかないですよ。

ASUS ZenPad S 8.0 Z580CA-BK32

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RAM容量4GBという高機能SIMフリースマホ「ZenFone 2」を発売したことでMVNO業界から大きく注目された台湾エイスース(ASUS)製のZenPad S 8.0はAndroid 5.0 Lollipopを搭載、1024段階で筆圧を検知できる高感度ペンタブレットとしても活躍します。またUSB Type-Cコネクタを採用しているところも嬉しいポイントです。

Samsung Galaxy Tab S2 8.0

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製品スペックを見る上で最初に確認することの多いプロセッサ(CPU)の能力について、Galaxy Tab S2 8.0は1.9GHz駆動のクアッドコアと1.3GHz駆動のクアッドコアを合体したオクタコア(8コア)のExynos 5433を搭載しています。現在主流のモバイル向けプロセッサのほとんどがこのように性能の異なるコアを2個搭載しており、それによって軽めの処理で足りる時に消費電力を抑え、重たい処理をする時にフルパワーで動くといった賢い使い方ができます。

ちなみに...白ロムって知ってる?

docomo dtab d-01G 白ロム

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稀に起こる勘違いですが、「白ロム」と「SIMフリー」は全くの別物です。白ロムとは、平たく言ってしまえば中古品のこと。要するにいったん人手に渡った端末が、何かの事情で再度市販されるに至った製品です。
この時、前の契約者が料金の滞納などをして通信を止められていたり、(めったにないですが)盗難品がそれと知らずにショップに持ち込まれそのまま市販されていた場合、せっかく安く手に入れても使えない(ネットワークがロックされておりSIMを挿し込んでも通信できない)ことがあります。こうした事故を防ぐため、各通信キャリアは端末固有の製造番号をひも付けてネットワーク利用制限の状態を確認できるようにしています。
「白ロム」と書いてある製品は利用制限がかかっていないことを示していますが、できるだけ自分で確認してから買うことをおすすめします。ちなみに制限がかかっている端末のことは「赤ロム」と呼びます。
以上から、白ロム製品はSIMフリーではありません。が、現在国内のほとんどのMVNOが提供している回線はNTTdocomoから借り受けたものとなるため、ドコモ製品なら一部のバンドを掴める場合があります。このあたりの兼ね合いについては製品の製造会社やお使いのMVNO業者に相談してみるとよいでしょう。