高解像度の映像や写真の編集、テキストの作成などの作業、ゲームと幅広く活用されている4Kモニター。以前までは10万円以上する高価なモデルが多く購入の敷居が高かったのですが、最近では3、4万円程度のリーズナブルなモデルも増えており、今後のモニターのスタンダードとなりつつあります。

しかし、用途に合わせて適切な製品を選ばないと、想定していた性能を発揮できません。そこで今回は、購入後に後悔しない4Kモニターの選び方、おすすめの製品についてご紹介します。

作業におすすめの4Kモニター

LGエレクトロニクス(LG Electronics) UltraFine 4K Display 22MD4KA-B

商品価格 ¥ 126,980

MacBookやMacBook Proと相性のよい21.5インチ4Kモニターです。PCとの接続端子はUSB Type-C。ケーブル1本でビデオ・データ・電源供給が同時に行えます。モニターにはスピーカーが搭載されていて、MacBookから音量調整可能。Macユーザーにおすすめです。

LGエレクトロニクス(LG Electronics) モニター 24UD58-B

商品価格 ¥ 32,100

水平方向178度、垂直方向178度の広視野角を持つIPSパネル搭載の23.8インチ4Kモニター。解像度の低い画像を高精細に再現する超解像技術「Super Resolution+」や、ちらつきを抑えるフリッカーセーフ機能、目の疲れの原因となるブルーライト低減モードなどを搭載。長時間の作業をする方にうれしいコスパ良好なおすすめ4Kモニターです。

LGエレクトロニクス(LG Electronics) 4K IPSパネルモニター 27UD68-P

商品価格 ¥ 65,504

インテリア性を重視したフレームレスデザインのスタイリッシュな27インチ4Kモニター。ディスプレイの設定を画面上に表示するOSDメニューには、独自のOSDジョイスティックを採用しています。これにより、従来のボタン方式よりも操作性がアップし、スムーズな操作が可能です。

デル(Dell) ウルトラHD 4Kモニター P2715Q

商品価格 ¥ 59,800

DisplayPort、HDMI、Audo-outと複数の入出力端子を兼ね備えてた27インチ4Kモニターです。DisplayPortを使ってのデイジーチェーン接続やUSBポートでの充電、電源供給などが同時にできます。

その他、MHLインターフェースをタブレットやスマートフォンに連結することで、大画面でのコンテンツ閲覧が可能。組み合わせ次第でさまざまな楽しみ方ができます。コスパ良好なおすすめ4Kモニターです。

ベンキュー(BenQ) 4K UHDデザイナーディスプレイ BL3201PT

商品価格 ¥ 89,800

オフィスワークにおすすめの32インチ4Kモニター。ちらつきを軽減する「フリッカーフリーバックライト」や「ブルーライト軽減モード」を搭載しているため、長時間の作業による目の疲れを軽減できます。

OSはWindows7・8、Macに対応。周囲の明るさに合わせて最適な輝度に自動調整する「オートアイプロテクトセンサー」も搭載しています。自動的に待機状態に移行することで省エネ効果が期待できる「人感センサー」など、省エネ性能も高いおすすめモデルです。

ゲームにおすすめの4Kモニター

デル(Dell) モニター S2817Q

商品価格 ¥ 44,982

応答速度は2ms(GtoG)と、ゲーム用におすすめのTN式27.9インチ4Kモニター。PIP/PBPに対応しているので、ゲームをしながらWebサイトの閲覧も可能です。また、3Wスピーカーと6Wウーファーを組み合わせた内蔵デュアルスピーカーによって迫力あるゲームサウンドを体感できます。

イイヤマ(iiyama) ProLite GB2888UHSU

商品価格 ¥ 48,042

液晶パネルに低コストなTN式を採用した28インチの4Kモニター。応答速度1ms(GtoG)と高速なので、アクションやレースなど動きあるゲームや動画視聴に強いです。ちらつき防止性能として「フリッカーフリーLEDバックライト」を搭載。集中してたっぷりゲームを楽しみたい方におすすめです。

ジャパンネクスト(JapanNext) 4K液晶モニター JN-T280UHD-N

商品価格 ¥ 36,990

価格重視で選びたい場合におすすめの28インチ4Kモニターです。TNパネルを採用していて、応答速度は5ms(GtoG)。Mac向けにディスプレーポート・ミニディスプレーポート変換ケーブルが付属しているのはうれしいポイントです。接続端子のHDMIが1ポートHDMI2.0に対応、PC以外のAV機器を接続して楽しめます。

エイサー(Acer) ゲーミングモニター CB281HK

商品価格 ¥ 62,024

ゲーミングモニターとネーミングされているように、応答速度は1ms(GtoG)と高速。ゲームにおすすめの28インチ4Kモニターです。PIP/PBP機能が搭載されていて、複数のビデオを1台の画面で見たり、2台のPCからの映像を同じモニターで見られます。モニターは縦回転可能のため、ご自分の好きなスタイルで使えるのもポイントです。

アイ・オー・データ(I-O DATA) ワイド液晶ディスプレイ LCD-M4K282XB

商品価格 ¥ 48,600

PCの周辺機器メーカーとして有名なアイ・オー・データの28インチ4Kモニターです。TNパネルを採用し、応答速度は5ms(GtoG)。ブルーライトの軽減モードやフリッカーフリー対応のLEDバックライトが搭載されていて、目が疲れにくくなっています。ゲーム用のモデルでコストをなるべく抑えたい方におすすめです。

4Kモニターとは?

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4Kモニターは、フルHD(1920×1080)の4倍の解像度となるモニターの総称で、「UHD(Ultra High Definition)-4K」と「DCI(Digital Cinema Initiative)-4K」と2種類の解像度に分かれます。

一般的には、家庭用のテレビやパソコンのモニターにはアスペクト比16:9で解像度は(3840×2160)のUHD-4Kが用いられています。一方、デジタルシネマで用いられているものはアスペクト比17:9で、解像度は(4096×2160)のDCI-4Kとやや横長です。

4Kモニターのメリット

デジタルカメラやビデオカメラなど、4Kに対応した機器が各メーカーから数多く発売されており、微細なドットで高画質・精細な写真、動画を忠実に表現するためには高解像度4Kモニターがおすすめ。画面の即応性やクリアな映像表現を重視するゲームにもおすすめです。

一方、長時間モニターに向かっての作業で気になるのは目の疲れ。従来のフルHDモニターではドットの荒さが目立ち、目の疲れが蓄積しがちです。4Kモニターの場合、高解像度によって文字がなめらかに表示できます。これにより視認性が大きく向上するため疲労も軽減されるメリットがあります。

最大のメリットは、一画面あたりの作業領域が格段にアップすること。画面にWordやExcel、テキストエディタなどの複数のアプリケーションを展開する場合、複数のモニターを活用することで作業の効率化を図りますが、隣り合うモニター間の目の往復運動は想定以上の疲労が生じます。

4Kモニターはドット数が多いので、必然的に一画面で表現できる情報量が増えます。これまで複数のモニターで表示していた情報を1枚のモニターで収めることができ、作業面でも効率的です。

作業用とゲーム用はどう違うの?

作業用モニターで必要なことは、長時間の使用においても目が疲れにくいこと。画面サイズは大きければよいというわけではなく、事務机の標準的な奥行き60cm程度に置く場合は最大24インチ程度が、奥行き70cm程度の場合は最大27インチ程度がベターです。それ以上大きくなると逆に目が疲れてしまいます。

パネルの種類ではIPSパネルがおすすめ。高級液晶テレビでも使われていて、視野角が広く画面での文字を鮮明に表示できるので、書類の文字編集やドキュメント閲覧に向いています。

一方、ゲームに使うモニターとして必須条件は応答速度が早いこと。アクションゲームやカーレーシングゲームといったスピード感が重要となる場合は応答速度が1ms程度のものを選ぶとよいです。

その他、ゲームの性能に影響を与えるパラメータとしてリフレッシュモードがあります。リフレッシュモードとは1秒間に画面を書き換える回数のことで、60HZだと1秒間に60回画面を書き換えています。このリフレッシュモードは大きければ大きいほど滑らかに表示可能。リフレッシュモードが小さいとキャラクターの動きがカクカクしてしまうので、ゲーム用としては出来るだけ高いものを選ぶとよいです。

4Kモニターの選び方
接続端子

接続端子については、パソコンの出力端子とモニターの入力端子が一致していることがベストですが、一致していない場合は変換アダプタを使うことで対応可能です。しかし、一方の端子の性能に制限されることが多く、想定していた性能を発揮できないケースがあるので注意しましょう。

HDMI(High-Definition Multimedia Interface)

現在の標準的なバージョンは「2.0/2.0a」で最大解像度は4096×2160ピクセル。映像機器において現在最もポピュラーなインターフェースです。形状は19ピンのタイプAが標準的ですが、複数のバリエーションがあります。映像信号と音声信号を1本のケーブルで伝送可能、接続がコンパクトなのは大きなアドバンテージです。

DisplayPort

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DVIポートの後継であり、最大解像度は7680×4320。HDMIはDVD・ブルーレイプレーヤーやゲーム機器等のAV機器とモニターとを接続するためにつくられた規格であるのに対し、DisplayPortはパソコンとモニターとの接続向けに開発されたインターフェースです。超高解像度である8Kモニターもターゲットに含めた仕様。

USB Type-C

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USB3.1で制定された新しいコネクタ規格。モニターやパソコン、タブレット、スマートフォンのインターフェースがUSB Type-Cに移行しています。USB Type-Cは上下左右対称なデザインとなっていて、ホスト側もデバイス側もコネクタ形状は同じです。電源・映像供給も1本のケーブルで可能なのは便利です。

DVI(Digital Visual Interface)

最大解像度は3840×2400、アナログ映像出力端子であるVGA(D-Sub)の後に登場したデジタル映像信号の先駆けとも言うべき出力端子。デジタル専用のDVI-D、アナログ専用のDVI-A、デジタル/アナログ両用のDVI-Iの3種類がありますが、コネクタは共通となっています。

VGA(D-SUB15)

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最高解像度は2048×1536、もともとはCRTディスプレイにパソコンからのアナログ信号を用い表示するためのスタンダードなインターフェース。4Kモニターを含む一般的なディスプレイに搭載されたポピュラーな端子ですが、フルHDまでの解像度が限界で、4K本来の映像美を表現することはできません。

4Kモニターの選び方
パネルの種類

IPS(In-Plane-Switching)パネル

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視野角による輝度/色変化が少ないので、どの角度からでも見やすいこと、そして高画質であることが大きなメリットです。作業用モニター向きで、画質を求められるグラフィックや医療分野でも高いシェアで活用されています。一方、応答速度面やコントラストでVAパネルやTNパネルと比較して劣るという特徴があります。

VA(Vertical Alignment)パネル

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黒色を表現するのに適した構造になっていて、コントラスト比が高いのが特徴。しかし、TNパネルと同様視野角が狭く、輝度・色変化が大きいので作業用モニターとしては不向きです。一方、表示遅延が少ないのでリアルタイム表示を要求されるゲーム用モニターとして需要が高いパネルです。

TN(Twisted Nematic)パネル

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駆動電圧とコストが低いので比較的リーズナブルな価格で購入でき、応答速度が速いというメリットがある一方、視野角が狭く輝度・色変化が大きいデメリットがあります。色を重視する用途や作業用モニターとしての使用は不向きですが、ゲーム用モニターとしてのニーズが高いパネルです。

4Kモニターの選び方
応答速度

作業用モニターの場合は、応答速度について考慮する必要はありません。しかし、ゲーム用モニターの場合は、大変重要なパラメータです。応答速度が遅いモニターを使用すると、ゲーム中にキャラクターの動きがカクカクするといった症状が発生しやすくなるので、ストレスを感じることがあります。

応答速度とは、液晶ディスプレイの各画素の表示切り替え速度を示したもので、単位はms。数値が小さい方が切替が早いことを表しています。また、応答性能を評価する上で「GtoG」や「オーバードライブ」というキーワードも重要な要素です。

「GtoG」は中間色同士の切替速度を示したもので、こちらの値が小さい方が応答性能がよいということです。さらに、「GtoG」での応答性能を高める技術として「オーバードライブ」があります。液晶分子にかける電圧を大きくして通常より速度を速めるもので、搭載の有無は応答性能を評価する上でのポイントです。

4Kモニターを選ぶ際の注意点

作業用モニターを選ぶ場合は「画面のサイズ」を、ゲーム用モニターについては「応答速度」「リフレッシュレート」を確認し、必要とする性能を発揮できるかどうか確認してください。

設置条件にもよりますが、作業用モニターの場合重視すべきポイントは「画像サイズ」。大きすぎるとモニターとの距離が近くなってしまうので、目が疲れてしまいます。一方、小さすぎると高解像度のため、文字やアイコンが極度に小さくなり操作性が悪くなってしまいます。

一方、ゲーム用モニターの場合は、操作性を損なわないよう「応答速度」は出来るだけ早いものを、「リフレッシュレート」についてもできるだけ高いものを選ぶことが必要です。目的用途別に必要とするスペックを満たしているかどうか、購入前に製品仕様書やメーカーのホームページなどで確認しておきましょう。