とにかく安いのがイイ。

最近では比較的安価に作れる紙でできたセンサーなどのデバイスが次々と開発されています。開発途上国などの材料が入手しにくい地域での活躍が期待されていますが、それらデバイスの電源確保も問題に。今回ご紹介するのはこの問題を解決するかもしれない、ナント!紙でできたバッテリー、その名も"Origami battery(折り紙バッテリー)"です。

バクテリアで発電

折り紙バッテリーはバクテリアを含んだその辺にある汚れた水を垂らすだけで発電します。これなら電源のない地域でもデバイスに給電可能。紙の性質を利用して水を垂らして吸い込ませると、その中のバクテリアの代謝過程を通じて発電するとのこと。

折り紙のようにたたみ…

折り紙バッテリーは特殊なものではなく普通の紙を使用。一枚の紙を幾つかの区画に区切って同じ"デザイン"でニッケル吹き付けの電極や水を吸い込ませる部分を作ります。そのようにしてできた正方形の区画に沿って折りたたむと紙マッチくらいのサイズの同じ正方形が重なっている状態に。そこへバクテリア水を垂らすと、すべての正方形に水がしみ込んでいきます。
その後、折りたたんだ折り紙バッテリーをもう一度開くと、空気にさらされ反応を開始して発電するというわけです。

とにかく安い!

その辺ですぐに入手できるバクテリア水が"燃料"となる折り紙バッテリーにかかる費用はたったの5セント。それでマイクロワット単位の発電が。ちなみに1マイクロワットはクォーツ腕時計のおよその消費電力と言われています。非常に安価で入手できる折り紙バッテリーで紙ベースのセンサーや検査キットに給電できるので、電源などが限られた遠隔地での医療上の診断などの救世主となるかもしれませんね。