寄生虫感染症診断の画期的なデバイス。

寄生虫感染症というと、未開発の奥地で多発するものだと考えがち。でも、身近なところでは、生食が原因で、また海外旅行で感染することも。寄生虫の種類によっては診断に時間がかかることもあります。今回ご紹介するのは、大規模な設備がなくても、スマートフォンを装着して使用するだけで、致死的な寄生虫感染症の診断が可能となる、画期的なデバイス CellScopeです。

どこでもできる寄生虫感染症診断の血液検査

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アフリカの寄生虫感染症の蔓延している地域を例にあげましょう。通常であれば、ロア糸状虫のような非常に小さな寄生虫の感染診断は、熟練技師が研究施設で、血液サンプルの乗った顕微鏡で寄生虫数を数える必要があり、時間がかかります。

でも、CellScope は数分でOK! 患者から採取した血液を置いた専用カートリッジを CellScope が自動で引き込み、装着しているスマートフォンにより、身をくねらせている寄生虫をビデオキャプチャ。専用アプリで自動的にカウントされ、診断が下されます。

たとえば、河川盲目症を発症させる寄生虫が見つかったとしましょう。その患者がロア糸状虫にも感染している場合は、その投薬が脳や神経に深刻なダメージを与える可能性があるので、投薬できないことも。

でも、CellScope があれば、その場で、すぐに検査でき、その治療薬を施すべきか決定することができます。スゴい!CellScopeは治療に計り知れない益を及ぼします。

やはり、ロア糸状虫症の迅速な診断が難しいために、蔓延する河川盲目症の治療薬の積極的な投薬に踏み切れなかったカメルーンでは先行してCellScopeを使った治療が始まっています。成功してほしいですね!