カメラレンズの利便性を高める「レンズフィルター」。レンズ前面を衝撃や汚れから保護したり、後処理に頼らず多彩な特殊効果を付加したりできるため、一眼カメラでの撮影表現の幅をより広げられます。

そこで今回は、レンズフィルターのおすすめをご紹介。レンズフィルターの選び方も詳しく解説するので、初めて購入する方は参考にしてみてください。

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レンズフィルターとは?

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レンズフィルターとは、カメラレンズの先端に取り付けて使用する撮影用の補助アイテムのこと。金属やプラスチックで成型された円形のフレーム枠に特殊なガラスがはめ込まれています。

カメラレンズに多彩な機能や効果を手軽に付加できるのがレンズフィルターの特徴です。前玉の保護に役立つほか、印象的な特殊効果を適用できるモノも用意。画像編集では効果を再現できないレンズフィルターも多いため、現在でも幅広く活用されています。

なお、角形フィルターもレンズフィルターの一種。固定位置を細かく調節できますが、取り付けには専用の器具が必要です。初心者の方なら使い勝手のよい円形フィルターをチェックしてみてください。

レンズフィルターの選び方

フィルターの種類をチェック

保護フィルター

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保護フィルターとは、カメラレンズ前玉の保護に特化したレンズフィルターのことです。取り付けることで前玉の代わりとして機能し、撮影時に発生する衝撃・傷・汚れなどのトラブルリスクからデリケートな前玉をしっかり保護できます。

前玉に傷が付くと、数万円を超える高額な修理代がかかってしまうのが難点。一方、保護フィルターを装着していれば、フィルターの交換代だけで済みます。伸び伸びと撮影を楽しみたい方におすすめです。

また、写りにほとんど影響しないのも特徴。使用時でも画質劣化はあまり気にならないため、保護性能を高めつつ、カメラレンズ本来の描写を活かせます。

NDフィルター

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NDフィルターとは、サングラスのように光量を減らせる機能を持つレンズフィルターのこと。NDは「Neutral Density(中立な濃度)」の略で、色彩の濃度に影響を与えることなく、カメラレンズから取り入れる光量だけを調節できます。

また、明るい日中でも低速シャッターが使えるようになります。風景撮影で川や滝などの水流をシルクのように滑らかに表現したり、大口径レンズを使った屋外ポートレート撮影で大きなボケを活用したりしたい場合などにおすすめです。

ND2・ND4・ND8と数値が大きくなるほど、減光効果が強くなるのも特徴。さらに、1枚で減光効果の多段調節に対応する「可変NDフィルター」も動画撮影などで人気があります。

PLフィルター

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PLフィルターとは、乱反射による被写体表面の写り込みを調節できる機能を持つレンズフィルターのこと。PLは「Polarized Light(偏光)」の略で、一定方向からの光波のみを通す特殊な偏光膜を2枚のガラスで挟み込む構造を採用しています。

また、フィルター枠を回転させることで、偏光量を変えられるのが特徴。偏光を減らすと被写体の色彩やコントラストがより際立ちます。晴天の青空を濃く表現したい場合や、水面やガラス面のテカリを除去したい場合などにおすすめです。

一方、偏光を強めることで、写り込みを強調できるのもポイント。スナップや風景の撮影でリフレクションが活かされた構図を作る場合にも重宝します。

クロスフィルター

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クロスフィルターとは、交差した光の線「光条」を手軽に作り出せる機能を持つレンズフィルターのこと。ガラス面に格子状の溝が設けられており、カメラレンズのF値を絞り込まなくても、光の煌めきを簡単に表現できます。

わずかな光も光条で印象的に演出できるのも特徴。夜景の撮影で街灯やイルミネーションを強調したい場合などにおすすめです。また、水面の煌めきや木々から漏れる陽光を漫画風に描写するなど、日中の撮影にも活用できます。

フィルター枠を回転させることで、光条の角度を調節できるのも魅力。さらに、光線の長さを抑えてより使いやすく改良したモノも発売されています。

ソフトフォーカスフィルター

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ソフトフォーカスフィルターとは、画像に軟調効果を付加できる機能を持つレンズフィルターのこと。ガラス表面に光を拡散する粒子が付いており、光を淡く滲ませることで画像全体を優しく柔らかな雰囲気に仕上げられます。

強い光を受けている場所ほど軟調効果が強くなり、光を発するような描写になるのも特徴。幻想的なボケ演出も楽しめるので、ポートレートやテーブルフォトなどの撮影にもおすすめです。

星景撮影で星の光を滲ませて、星座を強調できるのも魅力。さらに、シネマ風のルックやレトロな写りを再現した「軟調レンズフィルター」も人気があります。

光害カットフィルター

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光害カットフィルターとは、夜空をクリアに描写できる機能を持つレンズフィルターのこと。ナトリウム灯や水銀灯を多用する日本の都市近郊では、夜空が黄色やオレンジ色に色かぶりする現象「光害(ひかりがい)」が度々発生します。

光害による夜空の色かぶりを補正できるのも特徴。街灯の波長を除去することで、夜空の発色を本来のモノに近づけられます。夜景や星景の撮影時に写った夜空の色彩に違和感を覚えていた方におすすめです。

また、街灯の強い光で、星がかき消されるのを防ぐ機能も備えています。等級の低い星もしっかりと描写できるため、天の川と一緒に満天の星を撮影したい場合にも重宝します。

レンズの口径に合うサイズかどうか

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レンズフィルターを選ぶ際は取り付け部のサイズである「フィルター径」を確認。カメラレンズの先端に設けられたねじ切り「フィルターアタッチメント」のサイズと一致しないフィルター径のレンズフィルターは、そのままでは直接装着できません。せっかく購入しても撮影に使用できない場合が多いので注意しましょう。

アタッチメントよりも口径の大きいレンズフィルターに限り、ステップアップリングを介すことで装着は可能。ただし、広角撮影でケラレが生じやすくなったり、付属のフードやキャップが取り付け不可になったりするなどの欠点もあります。基本的にはアタッチメントサイズに適合するフィルター径のモノを選ぶのがおすすめです。

画角に合った厚みを選ぶ

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使うカメラレンズの画角に適した厚みかどうかも、レンズフィルター選びで重要な項目です。厚みのあるモノを広角レンズで使用すると、画像周辺部にレンズフィルターの影が写り込む「ケラレ」が発生しやすくなります。ケラレは後処理で除去するのが困難なので、ケラレの生じない厚みのモノを選びましょう。

薄枠タイプは、20mm以下の画角に対応する超広角レンズでもケラレないように、フィルター枠が通常よりスリムに設計されています。基本は薄枠タイプを選ぶのがおすすめです。PLとNDなど2枚のレンズフィルターを重ね付けする場合にも重宝します。

反射率をチェック

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面反射率の数値もレンズフィルターを選ぶ際に確認したいポイントです。面反射率が高いモノは価格が安いものの、ガラス面の表面反射を抑えきれず、フレアやゴーストが写り込みやすくなります。

また、画像全体がやや濁ったように写るのも難点。画質劣化を極力抑えたい場合は面反射率ができるだけ低いモノを選びましょう。

画質にこだわるなら、面反射率が0.3%以下に低く抑えられたモノを選ぶのがおすすめ。特殊なコーティングによって表面反射が低減されているため、逆光のシーンでも余計な光の影響を抑えて高画質な撮影が可能です。さらに、低反射タイプは光の透過率も高いので、抜けのよいクリアな描写も楽しめます。

撥水・撥油コーティングされたモノがおすすめ

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レンズフィルターに撥水・撥油コーティングが施されているとより便利。悪天候下での撮影や、撮影後のメンテナンスが楽になります。

水を弾く機能を持つのが撥水コーティングの特徴。雨粒や川、滝などの水しぶきがレンズフィルターにかかってもすぐ落ちるため、撮影画像に水滴が不意に写り込むのを防げます。悪天候時や水辺での撮影時におすすめです。

油汚れを弾く機能を持つのが撥油コーティングの効果。誤ってガラス面に触れても、指紋や皮脂が付着しにくいように設計されています。汚れてもレンズクロスで簡単に拭き取れるので、お手入れの手間を軽減したい方にもおすすめです。

レンズフィルターのおすすめメーカー

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina)

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ケンコー・トキナーは、東京の中野区に本社を置く1957年設立の撮影用品メーカーです。主力のレンズフィルターに加えて、交換レンズ・カメラバッグ・写真額縁などさまざまな用品を展開。同社のレンズフィルターは長野の諏訪地方にある自社工場で職人の手作業によって丁寧に製造されており、品質が世界的にも評価されています。

ケンコー・トキナーのレンズフィルターは、高画質かつ多機能なモノが豊富。手頃なモノでも、低面反射率や撥水・撥油コーティングが採用されています。さらに、シネマ調やレトロ調の描写を再現したモノも人気。星空撮影用としては、ソフトフォーカスフィルターと光害カットフィルターの効果を組み合わせたモデルもおすすめです。

ハクバ(HAKUBA)

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ハクバは、東京の墨田区に本社を置く1955年設立の撮影用品メーカーです。機能性と使いやすさでプロからも定評のあるカメラバッグ・カメラストラップ・防湿庫などを幅広く開発。保護フィルターを始めとしたレンズフィルターも手掛けており、高品質が手頃な価格で入手できることでも人気があります。

ハクバのレンズフィルターは、品質にこだわって作られているのが特徴。素材にドイツの老舗メーカー「ショット社」の特殊ガラスを採用しています。さらに、日本製ならではの精密加工で製造された薄枠も使用。広角域でもケラレを心配することなく使えるので、広角レンズのユーザーにもおすすめです。

マルミ光機(MARUMI)

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マルミ光機は、東京の台東区に本社を置く1952年設立のレンズフィルター専門メーカーです。海外メーカーのOEMで磨いた技術で自社ブランドを立ち上げ、2003年には世界初のデジタル一眼用レンズフィルターを開発。環境に配慮したモノづくりも心掛けており、自然豊かな長野の箕輪町にある自社工場で製造を続けています。

マルミ光機のレンズフィルターは、優れた画質を実現しているのが特徴。片面0.1〜0.18%と超低反射率のモノも発売されており、高画素機のユーザーを中心に人気を集めています。また、強化ガラスを採用した高耐久仕様の保護フィルターも用意。アウトドア撮影でカメラやレンズを使う方にもおすすめです。

ニシ(NiSi)

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NiSiは、中国の広東省に本社を置く2005年設立のレンズフィルター専門メーカーです。優れた製品開発力を持っており、動画クリエイター向けのモデルを中心に毎年10〜20個の新製品を開発。20カ国以上で特許を取得した品質の高さは世界的にも定評があり、日本国内では大手の家電量販店でも展示・販売されています。

NiSiのレンズフィルターは、動画撮影用に開発されたプロ仕様モデルを入手できるのが特徴。押し込むだけで、2枚のフィルターを重ね付けできる独自機構「SWIFTシステム」も人気。可変NDフィルターやPLフィルターに採用されています。利便性を重視する動画クリエイターにおすすめです。

レンズフィルターのおすすめ|保護フィルター

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO1D Lotus ll プロテクター

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO1D Lotus ll プロテクター 2021

優れた耐候性とコスパで人気の保護レンズフィルターです。水滴や油を弾く強力な撥水・撥油コーティングを採用。手頃な価格ながら、雨天時でも使えるので、アウトドア撮影にもおすすめです。

新開発の「デジタルマルチコートlll」を採用しているのもポイント。面反射率0.2%の超低反射を実現しています。ガラス外周の墨塗り加工との組み合わせで、フレアやゴーストの発生も低減。逆光下でもクリアな描写が得られます。

薄枠で設計されているのも魅力。20mm以下の超広角レンズでもケラレを心配せず使えます。着脱時の操作性を高めるねじ部分の潤滑加工や、枠のローレット加工も採用。フィルター径は37〜95mmの15サイズを展開しています。

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ZXII プロテクター

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ZXII プロテクター 2021

装着していることを感じさせない高性能保護レンズフィルターです。素材には、透明度の高い上質な高透過率光学ガラスを使用。新開発の「ZR01コート」も施されており、面反射率0.1とトップクラスの超低反射を実現しています。

ガラスに負担を与えない独自機構の「フローティングフレームシステム」を採用しているのもポイント。特殊弾性緩衝剤を使ってガラス面の平面性を維持しています。高画素機でも歪みをほとんど感じないため、高級レンズを使った高解像撮影にもおすすめです。

撥水・撥油コーティングが施されているのも便利。雨天や水辺での撮影でも気にせず使用でき、撮影後のメンテナンスもスムーズに行えます。フィルター径は、37〜95mmの14種類。紫外線による劣化を低減する専用のレンズフィルターケースが付属します。

ハクバ(HAKUBA) XC-PRO エクストリーム レンズガード

ハクバ(HAKUBA) XC-PRO エクストリーム レンズガード 2014

野外撮影でも使いやすいコスパ良好の保護レンズフィルターです。高性能な「撥水・防汚機能」を備えており、過酷な自然環境でもガラス面を常にクリアに保ちやすいのが特徴。雨の日の撮影はもちろん、川や滝の近くで行う風景撮影にもおすすめです。

ドイツのショット社が製造した高品質な「B270iウルトラホワイトガラス」を素材に使っているのもポイント。精密研磨加工で平面精度が高く保たれています。「エクストリームコーティング」も採用しており、超低反射率0.3%でレンズ性能を引き出します。

日本製ならではの精密加工で作られた「ワイド対応薄枠設計」を採用。広角レンズでの使用時でもケラレの発生が抑えられています。持ち運びに便利な専用ポーチが付属。フィルター径は37〜82mmの13種類を展開しています。

マルミ光機(MARUMI) EXUS レンズプロテクト SOLID

マルミ光機(MARUMI) EXUS レンズプロテクト SOLID 2017

優れた耐久性を持つアウトドア仕様の保護レンズフィルターです。通常の約7倍の強度がある頑丈な強化ガラスを素材に使用。強い衝撃からもカメラレンズを守れるので、登山やトレッキングにもおすすめです。

ガラス面に「帯電防止コーティング」が施されているのもポイント。チリやゴミの付着を防げるため、冬場の乾燥した空気環境でも使用可能です。さらに、撥水・防汚コーティングも採用されています。

超低反射率0.2%を実現しているのも魅力。レンズ性能にほとんど影響しないので、高解像設計の大口径レンズにも適しています。フィルター径は37〜95mmの13サイズを展開しています。

マルミ光機(MARUMI) PRIME レンズプロテクト

マルミ光機(MARUMI) PRIME レンズプロテクト

片面反射率0.1%を達成する「超低反射ULCコート」を採用した高性能保護レンズフィルター。ゴーストやフレアの発生が極限まで抑えられているので、逆光の構図で撮影することが多い方にもおすすめです。

優れた平面精度で作られているのもポイント。平面度の低いレンズフィルターと違って、画質に影響するニュートンリングという縞模様が出ないため、高解像撮影でも高級レンズの描写性能をしっかり引き出せます。

素材にこだわっているのも魅力。ワンランク上の光学性能を持つOHARAの光学ガラス「S-BSL7」を採用しています。加えて、ガラスの両面に「撥水・防汚コーティング」を適用。フィルター径は49〜95mmの10種類を展開しています。

レンズフィルターのおすすめ|NDフィルター

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) バリアブルND Initial

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) バリアブルND Initial 2022

多段階の減光効果が手軽に使えるコスパ良好の可変NDフィルターです。ND3〜ND450相当の濃度を1枚のレンズフィルターでカバー。多彩なシーンで適正なシャッター速度が得られるため、動画撮影で表現意図に合わせてF値を調節する場合にも重宝します。価格がリーズナブルなので、初めての可変NDフィルターとしてもおすすめです。

手頃な価格ながら、偏光効果が起こらないように設計されているのもポイント。NDの濃度を変更する際に、意図せず反射が増減するのを防げるため、水面やガラス面での撮影にも安心して使用できます。

ND濃度の変化量を把握しやすい目盛りが回転枠に付いているのも便利。表面は撥水・撥油コーティングと、面反射率0.5%以下のデジタルマルチコートで加工されています。フィルター径は49〜82mmの9種類を展開しています。

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ソフトグラデーション ハーフND8

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ソフトグラデーション ハーフND8 2021

画面の半分にだけ3段分の減光効果を適用できるハーフNDレンズフィルターです。日の出や日の入りなどのシーンで、空と地上との明るさを揃えられます。

グラデーションが柔らかく馴染む仕様なのもポイント。山や建物など表面に凹凸のある被写体にも使いやすく、星景や花火の撮影で街明かりを抑える場合にもおすすめです。

また、「回転枠」を採用しているのも便利。山肌の斜面などに合わせて、減光効果がかかるND部の境目を傾けられます。

薄枠設計によって超広角レンズでもケラレが発生しにくいのが魅力。表面には、撥水・撥油コーティングと、面反射率0.5%以下のデジタルマルチコートが施されています。フィルター径は67mm・72mm・77mm・82mmの4種類を展開しています。

マルミ光機(MARUMI) EXUS ND8

マルミ光機(MARUMI) EXUS ND8 2018

風景撮影での長秒露光に重宝するNDレンズフィルターです。滝など一般的な風景の撮影でよく使われる3段分の減光効果を適用可能。シンプルで扱いやすいため、NDフィルターを初めて使う初心者の方にもおすすめです。

ガラス表面に、撥水・撥油コーティングが施されているのもポイント。水滴や指紋などが付きにくく、使用後のお手入れも簡単に行えます。さらに、「帯電防止コーティング」も採用。静電気によるチリやホコリの付着を低減します。

「超薄枠設計」のまま優秀な平面度と強度を実現しているのも魅力。超広角レンズでも安心して使えます。フィルター径は37〜82mmの12サイズを展開。本シリーズには、2段分のND4から10段分のND1000まで6種類の濃度も別に用意されています。

ニシ(NiSi) 可変ND TRUE COLOR ND VARIO

ニシ(NiSi) 可変ND TRUE COLOR ND VARIO 2021

プロの動画クリエイターも愛用する高性能な可変NDレンズフィルターです。ND2〜ND32の5段階の減光効果を適用可能。ガラス面には、ゴーストやフレアを抑制する高透過率の「ARコーティング」や「撥水防汚コーティング」が施されています。

可変NDフィルターの課題だった黄色かぶりを抑える独自技術「TRUE COLOR」を採用しているのもポイント。ドキュメンタリー撮影で人物のうすだいだい色を忠実に描写したい場合にもおすすめです。また、濃度を上げてもX状の減光ムラが発生しないため、全ての可変領域で画面に違和感のない上質な撮影が楽しめます。

押し込むだけで対応レンズフィルターを重ね付けできる「SWIFTシステム」を搭載しているのも魅力。別売りの「SWIFT FSND4ストップ」と併用すれば、最大9段分まで減光効果を拡張できます。フィルター径は40.5〜105mmの15種類を展開しています。

レンズフィルターのおすすめ|PLフィルター

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO1D Lotus C-PL

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO1D Lotus C-PL 2015

アウトドア撮影でも積極的に使えるPLレンズフィルターです。回転枠で偏光量を変えることで、青空の濃度や水面の反射を調節可能。ガラス表面には耐久性に優れた撥水・撥油コーティングが施されているので、風景撮影で雨天時の様子を記録する場合にもおすすめです。

新開発の「デジタルマルチコートII」を採用しているのもポイント。PLフィルターとしては低い面反射率0.6〜1%を実現しています。ほかのLotusシリーズと同様、硬質アルマイト加工と耐腐食処理で耐久性も強化。過酷な自然環境でも安心して使えます。

超広角レンズでもケラレが発生しにくい薄枠設計で作られているのも魅力。枠には着脱時の操作性を高める潤滑加工とローレット加工も施されています。フィルター径の種類も多く、37〜95mmの16サイズを展開しています。

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ZX C-PL

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ZX C-PL 2017

優れたカラーバランスと超高解像を実現した高性能PLレンズフィルターです。新開発の「高透過偏光膜」を採用しており、PLフィルターの欠点だった黄色かぶりを低減。さらに、下位モデルと違って最大で1絞り分しか暗くならず、光量の少ないシーンでも使いやすいため、室内や夜間でも偏光効果を活用したい方におすすめです。

特殊弾性緩衝剤を使った独自機構「フローティングフレームシステム」でガラス面を保持しているのもポイント。ガラス面を押さえつけることなく平面性を高く保てるので、高級レンズの解像力はそのままに偏光効果を発揮できます。

低反射コート「ZRコート」の採用も魅力。PLフィルターとしては最高クラスとなる片面反射率0.3%以下を実現しています。超広角レンズでも使いやすい薄枠設計や、耐候性とメンテナンス性を高める撥水・撥油コーティングも適用。フィルター径は49〜95mmの11種類を展開しています。

ハクバ(HAKUBA) XC-PRO エクストリーム サーキュラーPLフィルター

ハクバ(HAKUBA) XC-PRO エクストリーム サーキュラーPLフィルター 2015

多機能でコスパの優れたPLレンズフィルターです。高透過率の「エクストリームコーティング」を採用することで超低反射率0.6%を実現。初心者でも入手しやすい手頃な価格ながら、レンズ性能を良好に引き出しつつ偏光効果を適用できます。

素材にドイツのショット社が製造した高品質なガラス材を採用しているのもポイント。表面には、優れた「撥水・防汚機能」を持つコーティングが施されています。雨天や水辺でも積極的に撮影を楽しみたい方や、お手入れの手間を減らしたい方におすすめです。

日本製ならではの精密加工による薄枠設計で作られているのも魅力。超広角レンズでもケラレを心配することなく偏光効果の適用が可能です。フィルター径は37〜82mmの13サイズを展開しています。

ニシ(NiSi) SWIFT TRUE COLOR CPL

ニシ(NiSi) SWIFT TRUE COLOR CPL 2023

着脱のしやすさと優れた色再現性で人気の高性能PLレンズフィルターです。押し込むだけで重ね付けできる独自機構「SWIFTシステム」を採用。対応のNDフィルターや可変NDフィルターとスムーズに併用できるので、動画クリエイターにもおすすめです。別売りのアダプターリングを使えば、単体でもレンズに装着できます。

各波長の透過率の差を最小限に抑えられる新開発の偏光膜を搭載しているのもポイント。PLフィルターの課題だった黄緑色の色かぶりが低減されており、被写体本来の色調を保ったニュートラルな色再現を実現しています。

対応フィルター径のラインナップは67〜95mmの5種類を用意。ガラス表面には、撥水・撥油コーティングが施されており、ホコリ・指紋・水滴などが付いても簡単に拭き取れます。

レンズフィルターのおすすめ|クロスフィルター

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO1D R-トゥインクル・スターW

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO1D R-トゥインクル・スターW 2019

光条を控えめに添えられるクロスレンズフィルターです。独自の製法によって、強い点光源でもクロスの線が長く出過ぎないように設計。木漏れ日やイルミネーションなどをさりげなく上品に煌めかせたい場合におすすめです。

回転枠を採用しているのもポイント。クロスの角度を変えることで、煌めきの印象をアレンジできます。弱めのソフトフィルターとして代用できるのも魅力。玉ボケに網目状のパターンが現れるため、花や小物の接写で表現のアクセントになります。

デジタルマルチコートで面反射率が0.5%以下と低く抑えられているのも特徴。枠は超広角レンズでも安心して使える薄枠設計で作られています。フィルター径は49〜82mmの9種類を展開しています。

マルミ光機(MARUMI) DHG 8xクロス

マルミ光機(MARUMI) DHG 8xクロス 2015

光条を華やかに装飾できるクロスレンズフィルターです。一般的なモノと比べて2倍となる8本の光線で光源を輝かせられるのが特徴。夜景のイルミネーションや水面のキラキラなどを撮影する際に豪華な雰囲気を演出したい場合におすすめです。

ガラス表面に反射防止コーティングが施されているのもポイント。夜景撮影の際に強い光源が画面内に入る場合でもゴーストやフレアの発生を低減でき、クリアな光条効果が得られます。

フィルター径のラインナップは37〜77mmの11種類。同シリーズに4本クロスと6本クロスの兄弟レンズフィルターもあり、表現目的に応じて使い分けが可能です。

レンズフィルターのおすすめ|ソフトフォーカスフィルター

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ブラックミスト No.05

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ブラックミスト No.05 2020

映画のワンシーンのように演出できる人気のソフトレンズフィルターです。微細な黒い拡散材が光学ガラスに挟み込まれており、明部と暗部のコントラストを弱めることで柔らかな描写を実現。通常のソフトフィルターと違って画面が白っぽくならないため、逆光や夜景のシーンをシネマ調に仕上げたい場合にもおすすめです。

ソフト効果が抑えられているのもポイント。街灯など強い光源が画面に入る場合でも光が拡散しすぎないので、より気軽に使いやすくなっています。雨の質感をしっとり表現したり、ポートレート撮影で肌の印象を滑らかに演出したりも可能です。

フィルター径のラインナップは49〜82mmの9種類。使用時は露出が1/3絞り分ほど暗くなります。

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ホワイトミスト No.1

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ホワイトミスト No.1 2022

レトロ調のエモい仕上がりが味わえるソフトレンズフィルターです。コントラストや彩度を強く抑える白い拡散材を使用。順光や強い光源がないシーンでは、70年代以前に作られた古いレンズで撮影したように柔らかく淡い色調が得られます。手持ちのレンズでオールドレンズテイストの描写を手軽に楽しみたい方におすすめです。

オールドレンズと同様、逆光や強い光源があるシーンでは光を柔らかく拡散するフレアが盛大に現れるのもポイント。芯となる解像感は保ちつつ、逆光をよりドラマチックに演出できるので、記憶のなかの風景のようにノスタルジックな雰囲気で画作りしたい場合にも重宝します。

超広角レンズでも使いやすい薄枠設計を採用しているのも魅力。フィルター径は49〜82mmの9種類を展開しています。

マルミ光機(MARUMI) DHGポートレート ソフト

マルミ光機(MARUMI) DHGポートレート ソフト 2019

ポートレート向けに作られた効果控えめのソフトレンズフィルターです。ソフト効果をわずかに適用可能。瞳にしっかりピントを合わせつつ、被写体を優しく明るい雰囲気で演出できます。子供や女性などをポートレート撮影におすすめです。

ソフト効果があまり強く出過ぎないため、夜景や星空などの撮影でも使いやすいのもポイント。夜景撮影では強い点光源が虹色に拡散される追加効果も楽しめます。

反射を抑えるデジタルコーティングや墨入れ加工も採用。薄枠設計なので、広角レンズでも安心して使用可能です。フィルター径は37〜77mmの11種類。価格が安いので、初心者の方でも手軽に導入できます。

レンズフィルターのおすすめ|光害カットフィルター

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) スターリーナイト

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) スターリーナイト 2019

街明かりによる夜空の色かぶりを抑える光害カットレンズフィルターです。ナトリウム灯や水銀灯などの光を吸収する物質を混ぜた特殊な色ガラスを使用。都市の近郊でも光害による色かぶりを抑えて夜空をクリアに描写できます。現像時の手間も減らせるので、後処理が難しい夜景や星景のタイムラプス撮影にもおすすめです。

光害で夜空が明るくなる場所でも、等級の低い星の光がかき消されるのを低減できるのもポイント。天の川に含まれる星も多く写せるため、満天の星を演出する場合にも重宝します。

薄枠設計を採用しているのも魅力。また、類似のレンズフィルターと違って使用時の焦点距離に制限がなく、広角レンズでも色転びの発生を心配せずに使えます。

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) スターリーナイト プロソフトン

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) スターリーナイト プロソフトン 2023

星景撮影のために開発された特殊な光害カットレンズフィルターです。スターリーナイトの光害カットと、プロソフトンの星座強調からなる2種類の効果を1枚で実現。重ね付けの手間や広角レンズでのケラレ発生を抑えつつ、星景撮影に必要な機能を手軽に付与可能です。利便性を重視する星景写真家に人気があります。

ソフト効果が通常のソフトフィルターと比べて約半分に抑えられているのもポイント。色を強調しつつ、星座を構成する星を適度に滲ませられます。地上の風景へのソフト効果はほとんど気にならないので、山や建造物と一緒に星空を撮影する場合にもおすすめです。

マルチコートや外周墨塗り加工によって、フレアやゴーストが抑えられているのも魅力。薄枠設計のため、超広角レンズでも問題なく使用可能です。フィルター径は49〜82mmの9種類を展開しています。

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