「望遠レンズ」はカメラ機材で1本は用意しておきたい交換レンズ。離れた位置にある被写体を引き寄せて画面いっぱいに大きく記録できるため、ポートレートから運動会や野鳥までさまざまな撮影シーンに役立ちます。

今回は、ミラーレス一眼用を中心に主要メーカーからおすすめの望遠レンズをご紹介。望遠レンズの特徴や選び方についても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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望遠レンズとは?

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望遠レンズとは、離れた位置にある被写体の撮影を得意とする交換レンズのこと。フルサイズ換算で焦点距離70mm以上の画角(撮影範囲)を採用しており、カメラに付属する標準レンズよりも被写体をピンポイントで大きく写し出せます。

焦点距離が長くなるほど遠近感が圧縮されるのも望遠レンズの性質。近くにあるモノと遠くにあるモノの距離感が消失して両者のサイズ比が小さくなるので、背景から被写体が迫ってくるような臨場感あふれる映像表現も可能です。

採用する焦点距離によって3種類に分かれるのも望遠レンズのポイント。焦点距離の短いモノから順に、中望遠レンズ・望遠レンズ・超望遠レンズと区別されます。

望遠レンズの使用シーン

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数m程度の中距離から10m以上離れた遠距離まで、望遠レンズはさまざまな撮影シーンに活用できます。特におすすめの用途がポートレート撮影。望遠レンズは標準レンズよりもピント位置以外が大きくボケやすくなります。圧縮効果と組み合わせることで、主題となる被写体を立体的に浮かび上がらせて印象の強調が可能です。

遠距離で動き回る被写体を画面いっぱいに大きく描写できるため、運動会をはじめとした子供の成長記録にも重宝します。さらに、物理的に近づけない場所にある被写体や、警戒心の強い被写体の撮影にも望遠レンズは活躍。乗り物や野生動物などの本格的な作品撮りにも使われています。

望遠レンズの選び方

レンズの種類で選ぶ

使いやすくオールマイティなズームレンズ

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ズームレンズとは、焦点距離を変えられる交換レンズのこと。カメラに付属するキットズームと同じように、1本で複数の画角をカバー可能です。さまざまなシーンや状況の変化に対応しやすいため、初心者でも比較的手軽に使いこなせます。

対応する焦点域の範囲内で画角を自在に変えられるのが望遠ズームレンズのメリット。その場から動かずに多彩な構図で記録できるため、運動会や鉄道の撮影のように撮影位置が制限される場合にもおすすめです。

ただし、画質や速写性は単焦点レンズに劣るのが望遠ズームレンズのデメリット。一般的に交換レンズの明るさを示す開放F値が大きく、取り込める光量が少ないので、暗所での画質や高速な被写体に対する捕捉力ではやや不利になります。

ボケを活かした撮影や暗所での撮影に適した単焦点レンズ

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単焦点レンズとは、1種類の焦点距離だけを採用する交換レンズのこと。ズーム機能を省略することで設計をシンプルにできるのが特徴です。同じ焦点域のズームレンズと比べて小型軽量に作れるので、より持ち運びやすくなっています。

開放F値の小さいモノが多いのが望遠単焦点レンズのメリット。明るさに余裕があるため、暗所でも鮮明に記録でき、背景や前景を大きくぼかした撮影も楽しめます。高速シャッターで被写体の動きを止められるので、動体撮影にもおすすめです。

ただし、撮影中に画角を調節できないのが望遠単焦点レンズの難点。自分の足で動いてよりよい撮影位置を探すなどの工夫が要求されます。また、中上級者向けのモデルが基本なので、ズームレンズより価格が高い傾向にあるのもデメリットです。

撮影シーンに適した焦点距離を選ぶ

ポートレートには中望遠(85〜135mm)

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「中望遠レンズ」とは、フルサイズ換算で焦点距離85〜135mmの画角を採用する望遠レンズのこと。50mm前後の標準レンズと比べて画角が約28〜18°とやや狭く、人間が対象物を凝視するときの視野に近い範囲を切り取れます。

被写体を威圧しない適度な距離感で撮影を進められるのもポイント。撮影対象になる人物とのコミュニケーションも取りやすく、ポージングなどの指示も円滑に伝えられるため、家族やモデルのポートレート撮影におすすめです。

標準レンズよりも被写体の前景や背景が大きくボケやすくなるのも中望遠レンズの魅力。遠近感も適度に圧縮されるので、ボケ表現と組み合わせることで、スナップや地域猫の撮影でも主題の存在感を印象的に強調できます。

風景の撮影には望遠(100〜400mm)

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「望遠レンズ」とは、フルサイズ換算で焦点距離100〜400mmの画角を採用する望遠レンズのこと。画角は約24〜6°と中望遠レンズよりも狭く、数10m以上離れた遠距離の被写体を引き寄せて画面いっぱいに大きく描写できます。

離れた場所にある被写体の一部をピンポイントで記録する場合にも望遠レンズが活躍。朝焼けの日光が当たった富士山の山体だけなど、風景の撮影で眼前に広がる光景から特に見せたい部分だけを切り取って強調する場合にもおすすめです。

400mm程度までの望遠レンズは鉄道の撮影でも人気。遠近感の圧縮効果が強く現れるため、車体の美しさを記録する編成写真に適しているのはもちろん、絶景のなかを疾走する列車も臨場感たっぷりに表現できます。

野鳥・スポーツ撮影には超望遠(400mm以上)

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「超望遠レンズ」とは、フルサイズ換算で焦点距離400mm以上の画角を採用する望遠レンズのこと。500mmで約5°、800mmで約3°と画角が極めて狭く、ごく限られた範囲をピンポイントで切り出して記録できます。

近づくのが物理的に難しい超遠距離にある被写体を撮影する場合に便利。観客席とフェンスで隔てられた場所で競技する選手を捉えたスポーツ撮影や、上空を航行する飛行機を地上から描写する航空撮影にもおすすめです。

体が小さく警戒心の強い被写体を遠くから記録する場合にも超望遠レンズは活躍。遠距離から撮影に臨むことで被写体を刺激することなく自然な表情を捉えられるので、野鳥や野生動物などのネイチャー撮影にも重宝します。

手ぶれ補正機能の有無をチェック

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望遠レンズを選ぶ際は手ぶれ補正機能の有無も重要です。手ぶれとは、手首や体の揺れが撮影時にカメラに伝わって画像全体が不明瞭になる現象のこと。周囲が暗くなってシャッター速度が遅くなる場合や、焦点距離が望遠になる場合ほど影響は強くなりますが、手ぶれ補正機能により軽減・防止できます。

ボディ内補正とレンズ内補正の主に2種類があるのがポイント。望遠撮影でおすすめなのは後者で、手ぶれ補正は対応レンズでのみ有効ですが、望遠域でも高い補正効果が得られます。また、超望遠撮影でもファインダー映像が安定するので、被写体の動きを追う場合にも比較的快適に対応可能です。

最近は、ハイブリッド補正に対応した望遠レンズも人気。カメラ側とレンズ側双方の補正機構を協働させることで、望遠撮影でもより高い補正効果を実現しています。

サードパーティ製を使うならズームリングの回転方向に注意

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ズームリングの回転方向も望遠レンズの快適性を決めるポイントです。各メーカーによって採用する回転方向が異なる点に注意。サードパーティ製の望遠ズームレンズを選んだ場合、ズームリングの回転方向が純正品と逆だと、操作の違いに混乱してしまい、咄嗟の反応で若干遅れてしまう場合があります。

大半のメーカーは回転方向に時計回りを採用。ソニー・ニコン・ペンタックス・富士フイルム・パナソニック・タムロン・トキナーが該当します。一方、反時計回りの採用メーカーはキヤノン・オーエムシステム(旧オリンパス)・シグマ。できるだけ使うカメラの純正レンズと同じ回転方向で作られた望遠レンズを選ぶのがおすすめです。

価格を重視するならAPS-C用やマイクロフォーサーズ用を検討

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予算を抑えたい場合は、APS-C用やマイクロフォーサーズ(M4/3)用の望遠レンズもおすすめ。同じ画角に対応する望遠レンズをフルサイズ対応モデルより安い価格で入手できるのが特徴。手軽に本格的な望遠撮影をはじめたい初心者はもちろん、ベテランユーザーでコスパ重視の方にも人気です。

軽量コンパクトな望遠レンズが多いのもAPS-C用やM4/3用のポイント。フルサイズ対応の望遠レンズを使う場合よりも、軽快なフットワークで望遠撮影が楽しめます。また、より強い望遠効果が得られるのも魅力。撮影時の画角がAPS-C用で焦点距離の約1.5倍相当、M4/3用で2倍相当になるので、遠くの被写体がより狙いやすくなります。

主要メーカーの望遠レンズ特徴

Canon(キヤノン)

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一眼レフとミラーレス一眼の両方で世界トップの市場シェアを保有しているキヤノン。最近の主力は、RFマウントを採用する高性能ミラーレス一眼の「EOS Rシリーズ」で、対応する望遠レンズのラインナップも続々と増えています。

個性的な特徴を持つモデルが多いのが、キヤノンが手掛ける望遠レンズのポイントです。ハーフマクロ撮影にも対応した中望遠レンズや、コンパクトに持ち運べる超望遠ズームなどが人気。オートフォーカス(AF)が高速なことでも定評があり、運動会をはじめとしたスポーツ撮影にもおすすめです。

Sony(ソニー)

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ソニーは東京の港区に本社を置く1946年創業の総合電機メーカーです。2013年に世界初のフルサイズミラーレス一眼「α7」を発表したことでも知られており、最近は同じEマウントを採用する初心者向けの動画機「VLOGCAMシリーズ」も人気。対応する望遠レンズにおいても、APS-C用とフルサイズ用の両方を豊富にラインナップしています。

AF駆動音が静かなのがソニーが手掛ける望遠レンズのポイント。録画時でも気になる操作音が動画に入り込みにくいので、鉄道や動物などの動画撮影で望遠レンズを活用したい方にもおすすめです。また、上位モデルのGレンズはボケ味の美しさも魅力。ポートレート撮影や物撮りなどでボケにこだわった演出を堪能できます。

Nikon(ニコン)

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ニコンは長きに渡って一眼レフで多くのシェアを持っていましたが、2018年以降はZマウントを採用する高性能ミラーレス一眼の「Zシリーズ」に事業の主軸をシフト。専用の望遠レンズにも注力しており、一眼レフ対応モデルと遜色ない本数が揃いつつあります。

リーズナブルな価格のモデルもラインナップ。開放F2.8通しの大口径望遠ズームや、最長600mmをカバーする超望遠ズームが比較的安い価格で入手できるので、コスパ重視の方にもおすすめです。また、上位モデルのS-Lineでは、優れた描写力とこだわりのボケ味も楽しめます。

SIGMA(シグマ)

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創業時からサードパーティ製レンズやOEMレンズを多く製造してきたシグマ。望遠レンズを含めた大半の製品は会津の自社工場で製造されており、Made in Japanを体現するブランドとして、最近は品質の高さでも世界的に人気があります。

シグマが手掛ける望遠レンズはコスパに優れているのがポイント。純正品と遜色ない画質と機能がリーズナブルな価格で入手できます。また、対応マウントが多種類で展開されているのも魅力。購入後でもマウント規格を有償サービスで変更できるため、将来的にシステムの乗り換えを検討している方にもおすすめです。

TAMRON(タムロン)

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サードパーティ製レンズやOEMレンズの製造で長い歴史と多くの実績を持つタムロン。最近は、ソニーEマウントやニコンZマウントに対応する互換レンズを事業の主軸にしており、個性的な特徴を持つ望遠レンズも積極的に開発しています。

携帯性にもこだわっているのがタムロンが手掛ける望遠レンズのポイント。広角端の焦点距離をやや長めに設定することで軽量コンパクトに設計した超望遠ズームもあり、野鳥・飛行機撮影の入門用としても人気があります。また、手頃な価格で入手できるモデルも多く、予算を抑えたい初心者にもおすすめです。

望遠レンズのおすすめ

キヤノン(Canon) RF85mm F2 MACRO IS STM

キヤノン(Canon) RF85mm F2 MACRO IS STM 2020

キヤノンRFマウントに対応するフルサイズ用の中望遠単焦点レンズです。家族やペットの撮影にも使いやすい焦点距離85mmを採用。手頃な価格ながら開放F2の明るさが作り出すボケ味も楽しめるので、ポートレート入門用の望遠レンズとしてもおすすめです。

小さな被写体も実物と比べて半分の大きさで記録できるハーフマクロ撮影に対応するのもポイント。ピントを合わせられる最短撮影距離も約35cmと短いため、スナップのほか、花・料理・雑貨などのテーブルフォト撮影にも重宝します。

ハイブリッド補正にも対応する高性能な手ぶれ補正機構を内蔵しているのも魅力。薄暗い室内での手持ち撮影も安定した状態で進められます。フルサイズ対応の望遠レンズとしては、重さ約500g、全長約90.5mmと携帯性も良好です。

▼撮影イメージ

キヤノン(Canon) RF100-400mm F5.6-8 IS USM

キヤノン(Canon) RF100-400mm F5.6-8 IS USM 2021

キヤノンRFマウントに対応するフルサイズ用の超望遠ズームレンズです。超望遠域の入口である400mmをカバーしながら、重さ約635g、全長約164.7mmと軽量コンパクト。運動会などのスポーツ撮影にも重宝する人気の望遠レンズです。

手の届きやすい価格ながら、画質にもこだわって設計されているのもポイント。特殊な補正レンズを巧みに使うことで、色にじみの少ない鮮明な描写を実現しています。手ぶれ補正機構も内蔵。望遠端でも安定したファインダー映像で撮影できます。

キヤノン純正のエクステンダーに対応するのも本製品の魅力。2倍のモノと併用すれば、最長で800mm相当の超望遠撮影も手軽に楽しめます。導入コストを抑えつつ、野鳥や飛行機の撮影に挑戦したい初心者にもおすすめです。

▼撮影イメージ

ソニー(SONY) FE 85mm F1.8 SEL85F18

ソニー(SONY) FE 85mm F1.8 SEL85F18 2017

ソニーEマウントに対応するフルサイズ用の大口径中望遠単焦点レンズです。ポートレート撮影で人気のある焦点距離85mmを採用。開放F1.8の明るさも備えながら、フルサイズ用としては価格が安いので、最初の望遠レンズとしてもおすすめです。

重さ約371g、全長約82mmと携帯性や取り回しに優れているのもポイント。防塵・防滴に配慮した設計によって、急な天候の変化にも対応可能です。任意機能の割り当ても可能な「フォーカスホールドボタン」も搭載しています。

AF駆動機構に「ダブルリニアモーター」を採用しているのも魅力。動画撮影でも静かで反応のよいAFが利用できます。なお、本望遠レンズをAPS-C機に装着すると127.5mm相当の画角になり、より物語性を強めたポートレート演出が可能です。

▼撮影イメージ

ソニー(SONY) FE 70-200mm F4 Macro G OSS II SEL70200G2

ソニー(SONY) FE 70-200mm F4 Macro G OSS II SEL70200G2 2023

ソニーEマウントに対応するフルサイズ用の望遠ズームレンズです。望遠撮影で使用頻度の高い焦点距離70〜200mmを採用。ズーム全域で開放F4通しの明るさを持ちながら、重さ約794g、全長約149mmと小型軽量なので軽快に使用できます。

Gレンズならではの美しいボケ味が堪能できるのもポイント。風景やポートレートの本格的な作品撮りにもおすすめの望遠レンズです。優秀な接写性能も備えており、ハーフマクロ撮影にも対応。登山中に見つけた高山植物の撮影にも重宝します。

高速かつ静かなAF駆動も本望遠レンズの魅力。ピント移動時の画角変動も抑えられており、動画用としても活躍します。流し撮りにも対応する強力な手ぶれ補正も採用。純正テレコンバーターを使えば、最長400mmの超望遠撮影も可能です。

▼撮影イメージ

ソニー(SONY) E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS SEL70350G

ソニー(SONY) E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS SEL70350G 2019

ソニーEマウントに対応するAPS-C用の超望遠ズームレンズです。フルサイズ換算で105〜525mmに相当する画角を採用しながら、重さ約625g、全長約142mmと軽量コンパクト。屋外スポーツや野鳥の撮影を身軽に楽しみたい方におすすめです。

補正レンズを最適に配置することで、全ズーム域で画面周辺部まで高画質を実現しているのも本望遠レンズのポイント。加えて、Gレンズの1本として、美しく柔らかなボケ味も実現しているので、野鳥などの存在感も印象的に強調できます。

手ぶれ補正機構を内蔵しているのも便利。超望遠域の撮影も快適に行えます。また、「XDリニアモーター」による高い動体捕捉力を持つAF性能も魅力。本望遠レンズには防塵・防滴に配慮した設計が採用されており、アウトドアでも活躍可能です。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

ニコン(Nikon) NIKKOR Z 85mm f/1.8 S 2019

ニコンZマウントに対応するフルサイズ用の大口径中望遠単焦点レンズです。焦点距離85mmで、開放F1.8が生み出すこだわりのボケ味を楽しめるのが特徴。ワンランク上の画質で本格的なポートレート写真の作品撮りを行いたい方におすすめです。

S-Lineの望遠レンズとして、優れた反射低減技術「ナノクリスタルコート」が施されているのもポイント。逆光のシーンでもクリアに撮影可能です。「マルチフォーカス方式」の採用によって、近接距離から無限遠まで高解像な描写を実現しています。

重さ約470g、全長約99mmと携帯性も良好。片手でも軽快に撮影できます。鏡筒の「コントロールリング」に任意の機能を割り当てることで、操作性のカスタマイズにも対応。また、防塵・防滴に配慮して設計されています。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) NIKKOR Z 70-180mm f/2.8

ニコン(Nikon) NIKKOR Z 70-180mm f/2.8 2023

ニコンZマウントに対応するフルサイズ用の大口径望遠ズームレンズです。望遠端を180mmとやや短くすることで、重さ約795g、全長約151mmを実現。大口径の望遠レンズながら携帯性に優れているほか、リーズナブルな価格も実現しています。

ズーム全域で開放F2.8の明るさが作るボケ味と望遠の圧縮効果が得られるのもポイント。ポートレートや風景などの作品撮りに重宝します。また、望遠側でも高速シャッターで被写体の動きを止められるので、室内スポーツの撮影にもおすすめです。

優秀な近接撮影性能を持つのも本望遠レンズの魅力。最短撮影距離27cmでハーフマクロに近い撮影が行えるため、自然の草花を撮影する場合にも活躍します。また、ニコン純正のテレコンバーターにも対応。最長360mmの望遠撮影も楽しめます。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR

ニコン(Nikon) NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR 2023

ニコンZマウントに対応するフルサイズ用の超望遠ズームレンズです。最長600mmをカバーする超望遠レンズとしては、重さ約1955g、全長約315.5mmと機動性は良好。手持ちでも十分に使えて価格も比較的手頃なので、野鳥・飛行機撮影用の入門レンズとしてもおすすめです。

強力な手ぶれ補正機構を内蔵しているのもポイント。スポーツや野鳥など、動きの変化が激しい被写体にも高い補正効果が得られる「SPORT」モードも利用可能です。防塵・防滴構造に加えて、汚れが付着しにくいフッ素コートも施されています。

「インターナルズーム機構」の採用も本望遠レンズの魅力。ズーミング時に煩わしい全長変化や前玉移動がありません。加えて、ズームリングの回転角が70°で設計されており、広角端から望遠端まで素早いズーム操作が行えます。テレコンバーターとの併用で最長1200mmの超望遠撮影も可能です。

▼撮影イメージ

シグマ(SIGMA) 56mm F1.4 DC DN | Contemporary

シグマ(SIGMA) 56mm F1.4 DC DN

APS-Cミラーレス一眼用に設計された大口径中望遠単焦点レンズです。フルサイズ換算で84mm相当の画角に対応。重さ約285g、全長約57.5mmと小型軽量なので、スナップやポートレートなど普段使い用の望遠レンズとしてもおすすめです。

開放F1.4の明るさが作り出す豊かなボケが手軽に楽しめるのもポイント。優れた光学技術とカメラ内収差補正機能を併用することで、画質特化のArtレンズに匹敵する描写力も体感可能です。ワンランク上の高画質がリーズナブルに楽しめます。

対応マウントが豊富なのも魅力。APS-Cミラーレス用はソニーE・ニコンZ・富士フイルムX・ライカLなどから選択できます。さらに、マイクロフォーサーズ対応モデルの用意もあり、換算112mm相当の中望遠レンズとして使用可能です。

▼撮影イメージ

シグマ(SIGMA) 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary

シグマ(SIGMA) 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

フルサイズミラーレス一眼用に設計された超望遠ズームレンズです。「ライトバズーカ」の異名を持っており、最長400mmをカバーしながら、重さ約1135g、全長約197.2mmと小型軽量。風景や鉄道などの撮影で超望遠レンズを軽快に活用したい方におすすめです。

「ステッピングモーター」による快速AFが使えるのもポイント。超望遠撮影に欠かせない強力な手ぶれ補正機構も内蔵しています。AFの有効範囲を制限できる「フォーカスリミッターボタン」も便利。撮影距離に適した効率的なピント合わせが行えます。

対応マウントはライカL・ソニーE・富士フイルムXの3種類を用意。APS-C機では換算150〜600mm相当の超望遠ズームとして使用できます。Eマウント用とXマウント用はズームリングの回転方向が純正品とは逆になりますが、本望遠レンズでは直進ズーム機構による素早い操作も可能です。

▼撮影イメージ

タムロン(TAMRON) 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD Model A057

タムロン(TAMRON) 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD Model A057 2021

フルサイズミラーレス一眼用に開発された超望遠ズームレンズです。広角端をやや長めにすることで、最長500mmに対応しながら、重さ約1725g、全長約209.6mmと高い機動性を実現。また、超望遠レンズとしては価格がリーズナブルなので、手軽さとコスパを重視する初心者にもおすすめです。

補正レンズを効果的に配置することでズーム全域で高画質を発揮しているのもポイント。高速・高精度なAF駆動を実現するリニアモーター「VXD」や、強力な手ぶれ補正機構も内蔵しています。超望遠レンズながら最短60cmからの近接撮影も可能。野鳥を待つ間に足元で咲く花も撮れます。

選べる対応マウントはソニーEとニコンZの2種類。Eマウント用は手ぶれ補正モードを、Zマウント用はフォーカスリングのレスポンスを切り替え可能です。

▼撮影イメージ

オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8

オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 2013

マイクロフォーサーズに対応する大口径望遠単焦点レンズです。換算150mm相当と、135mmの中望遠レンズに近い画角を採用。開放F1.8の明るさを備えながら、重さ約305g、全長約69mmと小型軽量なので、本格的なポートレート・舞台・屋内スポーツなどの作品撮りを身軽に楽しみたい方におすすめです。

最上位ラインのPROレンズに匹敵する高画質が堪能できるのも本望遠レンズのポイント。画面周辺部でも柔らかで美しい円形ボケが得られます。反射防止技術「ZEROコーティング」も適用済み。逆光で自然の草花を撮影する場合にも重宝します。

高品位な金属外装の採用も魅力。金属製の専用レンズフードと専用レンズキャップも別売品として用意されており、組み合わせることで上質なデザインをより深く楽しめます。MF時に使うピントリングの心地よい操作感も人気です。

▼撮影イメージ

オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II

オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II 2013

マイクロフォーサーズに対応する超望遠ズームレンズです。換算で150〜600mm相当の画角に対応しながら、重さ約423g、全長約116.5mmと軽量コンパクト。超望遠レンズとしては持ち運びやすく、価格も安いので、運動会で子供の活躍を捉えたい初心者はもちろん、野鳥撮影の入門用レンズとしてもおすすめです。

レンズ表面に反射防止技術「ZEROコーティング」が施されているのもポイント。逆光のシーンでも不要な光の写り込みを抑えつつ、クリアな画像に仕上げられます。高速かつ静かなAF駆動が可能な「MSC機構」も搭載。駆動音が入り込みにくいため、動画撮影にもストレスなく使えます。

▼撮影イメージ

パナソニック(Panasonic) LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S. H-HS043

パナソニック(Panasonic) LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S. H-HS043 2015

マイクロフォーサーズに対応する大口径中望遠単焦点レンズです。ポートレートや猫などの撮影に使いやすい換算85mm相当の画角を採用。重さ約130g、全長約50mmと小型軽量で価格も安いので、初心者向けの望遠レンズとしてもおすすめです。

開放F1.7の明るさを持つのもポイント。ボケにくいと言われるM4/3機でも、美しいボケ味が手軽に楽しめます。コンパクトボディには手ぶれ補正機構も内蔵。明るい開放F値と併用すれば、夜景を背景にしたポートレート撮影も手持ちで行えます。

最短撮影距離が31cmと短いのも本望遠レンズの魅力。カフェやレストランで提供された料理も椅子に座ったまま撮れるため、テーブルフォト撮影にも重宝します。

パナソニック(Panasonic) LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S. H-RSA100400

パナソニック(Panasonic) LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S. H-RSA100400 2023

マイクロフォーサーズに対応するプロ仕様の超望遠ズームレンズです。換算で200〜800mm相当の画角に対応。開放F値をF4〜6.3と少し高めに設定することで、超望遠レンズながら重さ約985g、全長約171.5mmの高機動ボディを実現しています。

ドイツが誇る高級カメラメーカーのライカが定めた厳しい光学基準をクリアしているのもポイント。ズーム全域で優れた描写性能を発揮可能です。本格的な動体撮影にも対応できる高速・高精度AFに加えて、カメラ側とも協働する強力な手ぶれ補正機構「Dual I.S. 2」も内蔵。野鳥や飛行機の作品撮りにもおすすめです。

防塵・防滴構造に加えて、-10℃でも動作が保証された耐低温設計も採用。別売の純正テレコンバーターと併用すれば、最長1600mm相当の超望遠撮影に加えて、実寸大と同じ等倍相当のマクロ撮影も楽しめます。

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