友人や家族との旅行、そして子供の学校行事などでビデオカメラは大切な思い出を映像で残してくれます。だからこそ納得いくカメラを選びたいもの。でもいざ購入となると用途によってもタイプが異なってきます。種類も豊富な上にどれも高機能で何を基準に選べばよいか...ホントに悩んでしまいますよね。

そこで今回は、初心者の方にもわかりやすい5つの選び方と、おすすめの機種をご紹介します!

ビデオカメラのタイプで選ぶ

ビデオカメラはタイプ別に大きく分けて「ハンディカメラ」「アクションカメラ」に分けることができます。用途に応じて使い分けてみましょう。

ハンディカメラ

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手に持ったり三脚に固定して使用するタイプのポピュラーなカメラ。カメラと記録媒体(HDD、DVD、Blu-ray)、画像処理・記録用のビデオデッキが一体となった可搬型の動画撮影機器です。通常ビデオカメラというとこのタイプ。多くは横型ですが縦型のものもあります。

アクションカメラ

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ウェエラブルカメラ、スポーツカムと言われます。例えば自転車ライディングやサーフィンといったスポーツ、子供と遊びながらの撮影といったアクティブなシーンを得意とするカメラです。遊び的な要素も強いのですが、その場にいるような臨場感ある映像を撮影することができます。また、工夫やアイデア次第では想像を超えるような映像ができあがります。

ハンディカメラやスマートフォンよりも小型で軽く、衝撃や振動に強く防水性もあります。しかし、ズーム機能や手ぶれ補正機能はついていないので、子供の運動会や学芸会での撮影は不向きです。

画質・性能で選ぶ

ポイント1:画質・画像

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次は、撮影できる動画の画質・画像をチェックしましょう。フルハイビジョン(207万画素以上)撮影ができれば家庭で使用する場合は十分なのですが、将来を見越して4K対応のカメラを選択するのもアリです。

・スタンダート(SD)画質:720×480
・ハイビジョン(HD)画質:1280~1440×720~1080
・フルハイビジョン(フルHD)画質:1920×1080
・4K画質:3840×2160

4K対応ビデオカメラの映像を100%クオリティで楽しむ場合、4Kに対応したディスプレイ・テレビで再生することが一番なのですが、従来のフルHDテレビであっても圧倒的に高繊細なフルHD画像を楽しむことができます。たとえ今4K対応のテレビを持っていなかったとしても、将来4Kのテレビ、ディスプレイを購入した際に改めて圧倒的な高画質画像を楽しむことができます。

なお、現状においては4Kの動画をDVDやブルーレイに保存することはできないのでこれらのメディアに保存しておきたいという場合は、一度PCを介してダウンコンバートを実行、フルHDに変換することで保存が可能となります。

ポイント2:センサ(撮像素子)

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撮像素子はレンズから入ってきた映像を感知する部品です。CCD/CMOS(シーモス)センサがそれにあたります。画質や暗いところの撮影に最も影響。基本的にCCD/CMOSセンサのサイズが大きいほど画質が良くなります。画質やズーム倍率が同じ機種であっても値段に差がある場合は、センサのサイズが異なる場合があります。

ポイント3:F値

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F値の値が小さいと暗いところでもきれいに撮影することができます。F値は明るさの基準で小さいと明るい、大きいと暗い映像となります。例えば合唱コンクールや授業参観など、室内で撮影する場合は、暗いところに強いカメラ、つまりより小さいF値を設定することができるカメラを選択するとよいでしょう。

ポイント4:手振れ補正

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手振れ補正には光学式と電子式がありますが、光学式の方が優れています。理由は3つあります。1つ目は残像の発生有無です。電子式の場合1/60秒後とにデジタルデータをプログラムが補正するのですが、補正中に発生した手振れは残像として残ってしまいます。一方光学式の場合はリアルタイム補正が可能なので、CCD/CMOS映像素子に到達する差異のブレが無い=残像が発生しません。

2つ目の理由は、光学式の場合はズーム中の手振れ補正可能、電子式はズーム中手振れ補正ができないからです。そして、最後の理由は撮像素子を光学式は有効に使えますが、電子式は有効に使える範囲が減ってしまうからです。なので、同じ値段だったら光学式を選択した方がいいですね!

ポイント5:ズーム

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ズームにこだわるのであれば、光学ズームの倍率を確認しましょう。光学ズームの場合はレンズ機能でズームを行う為、画質自体に影響を与えません。一方、デジタルズームはズームを行うと画質が荒くなってしまいます。パソコンで画像を拡大した場合に荒くなってしまうのと同じですね。デジタルズームはあった方が良いのですが、基本は光学ズームの倍率を基準に選択してください。

ポイント6:内蔵メモリ

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内蔵メモリは16GB~96GB程度で容量が多くなればなるほど、値段が高くなります。内蔵メモリは少なくてもSDカードなど外部メディアを購入すればよいので容量はあまり気にする必要はありません。最近はSDカードの値段も安くなっているので、買い足した方がリーズナブルです。

使い心地で選ぶ

ポイント1:重さ

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手に持って撮影することが多いビデオカメラ。特に長時間撮影の場合はカメラの軽さはとても重要になってきます。カメラ本体に加えバッテリー込みの重さとして350g以下が理想的です。女性が扱う場合は200g台のカメラが扱いやすいです。

でもある程度重量感が無いと手元が安定せずブレてしまうという場合は、店頭で実際に確かめて自身でしっくりくるカメラを選択してください。なお 高価格、高画質のカメラを選ぶと重くなる傾向があります。

ポイント2:バッテリーの持ち時間

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旅行や幼稚園行事などでは撮影時間が長くなる傾向があります。バッテリーの持ち時間について各メーカー差はほとんどなく、連続1時間~3時間といったところ。バッテリーの持ち時間は長ければ長いほど良いのですが、予備のバッテリーを持ち歩くことでバッテリー不足は解消することができます。あまりに短いバッテリー持ち時間の機種は選択すべきかどうか考えた方が良いのですが、最低限の時間をクリアしているのであれば、他のスペックより機種選びをしてください。

その他

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動画中静止画、Wi-Fi、3D動画、プロジェクタ機能等プラスαの独自機能を持ったカメラも販売されています。付加価値機能として必要に応じて選択してください。ちなみに買い時は5月GW,9月、秋の行楽シーズン、年末商戦時期となります。なお各社新モデルの発売は、11月~3月に集中する傾向があります。

記録メディアで選ぶ

ビデオカメラの記録メディアは、大きくは「SDカード」「ハードディスク」「Blu-ray/DVD」「miniDV」に分けることができます。それぞれのメディアの特徴について書いていきます。

SDカード

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SDカードはコンパクトで持ち運びしやすいので旅行では便利です。PCのSDカードスロットやカードリーダに差込むだけで容易に再生が可能です。ホコリや粉塵、衝撃に強いといった特徴もあります。容量が多くなればなるほど、記録メディアの値段が高くなっていきます。

使い方としてはSDカードは容易に交換が可能な為、記録で容量が一杯になったら別のSDカードに交換して記録を続行することができます。他のメディアにも移動しやすいのでスマートフォンやタブレット、PCなどで手軽に再生したい場合は便利な記録メディアです。

なお、SDカードは容量によって「SDカード(~2GB)」「SDXC(64GB~512GB)」「SDHC(4GB~32GB)」「microSDXC(64GB~128GB)」「microSDHC(4GB~32GB)」と分かれています。容量の他、転送速度やスピードクラス(動画撮影に必要な最低転送速度)も重要なパラメータとなります。

常に動画を書き込む必要のあるビデオカメラの場合、カードに一定レベル以上の転送速度が無いときちんとデータを書き込むことができません。どのクラスのSDカードを必要としているのか、購入時に確認してくださいね。フルHD動画の撮影ではクラス6以上をおすすめします。

ハードディスク

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たっぷりと記録映像を溜め込みたい場合は大容量ハードディスクでの長時間撮影が便利です。なおハードディスクが一杯になると外部メディアへ移動する必要があります。例えばPCへ取り込む場合、記録した映像と同程度のハードディスクの空き容量が必要となります。またハードディスクの特性上、衝撃に弱いので取り扱いには注意が必要です。

外部記録メディアの費用を節約したい、メディアの交換無しに連続長時間撮影したいユーザにはおすすめです。ハードディスクの容量は20GB~120GB程度と幅広いラインアップがそろっています。

Blu-ray/DVD

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撮影した後、ファイナライズを行えばそのままDVDレコーダでの再生が可能です。しかし8mmのDVDディスクでは最大撮影時間が30分程度と連続記録には不向きです。メディアの特性上、ホコリや指紋、振動にも弱いですが、DVDレコーダで簡単に再生することができます。記録した映像を再編集する手間を省きたいユーザにとっては便利ですね。但し、2008年以降新機種は発売されていないようです。

miniDV

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撮影コストが安く(DVテープ1本あたり12~13GB程度で500円以下)、画質も良いです。SDカードやハードディスク、Blu-rayなどの記録メディアは何かの拍子に全データが消えてしまうという危険性がありますが、miniDVの場合はテープなので一部が消えてしまうことがあっても全データが一気に消えてしまうことはほとんどありません。

しかし、他の記録メディアと比較すると、頭だしや巻き戻しに手間がかかります。PCへ取り込む場合、1倍速の転送しかできないので取り込みに時間がかかってしまいます。また、保存環境によってはカビが生える可能性があり注意が必要です。

オリジナル画像を長期保存したい場合にはおすすめです! 現在でもプロ用はテープが主流で実績や信頼性は他の記録メディアを凌駕しています。ハイビジョン映像のうち、HDV(High-Definition Video)フォーマットで記録するタイプのビデオカメラにて、miniDVテープを利用しています。

メーカーで選ぶ

パナソニック(Panasonic)

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ズーム機能に強いのがパナソニックの特徴です。光学50倍、iA90倍と高倍率ズームでの撮影が可能です。撮影者をサブカメラで一緒に撮影することができるワイプ撮りはアイデア機能ですね。自社のレコーダとの連携もスムーズで、DVD/ブルーレイメディアの作成も簡単! 記録から再生までをトータル的にサポートしています。
 

ソニー(SONY)

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シェアNo,1のビデオカメラメーカとしての地位を確立しています。強力な手振れ補正機能「空間光学方式の手ぶれ補正機能」は他社にはない超強力な補正機能です。またハイエンド機は4Kにも対応していて、プロ仕様並みの高スペックな機能を搭載しています。

ただ、全体的にクオリティの高い機器がそろっていますが、値段が高い傾向にあります。また、暗いところの撮影に向いているカメラが多いですね。

ジェイ・ブイ・シー(JVC)

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色がカラフルでスタイリッシュなカメラが多いですね。値段も全体的に安めに設定されています。女性でも扱いやすいよう軽量化されたモデルが多いのも特徴。撮影した映像の記録は、市販のPC外付けブルーレイディスクドライブと接続することで簡単にブルーレイディスクを作成することができます。

しかし、手振れに弱い電子式を採用していることや、ディスプレイがやや小さいのでタッチ操作がしにくいといったデメリットもあります。

キヤノン(CANON)

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カメラメーカーだけあって、色彩やボケを綺麗に表現することができるビデオカメラに仕上がっています。プロ機に迫る高画質、高い表現力を売りにしています。スタンダード・エントリモデルからハイエンドモデルまで全体のバランスがよく、入門機器としてベターですね!

ゴープロ(GoPro)

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ウェラブルのアクションカメラが人気となるきっかけを作ったメーカーです。過酷な環境でも使用可能な防水、防塵性を備えていて水深40mでも使用可能です。ドローンへの搭載もでき、マリンスポーツから高度なシステムへの展開と幅広く利用できます。豊富なアクセサリのラインアップも充実しています。

ブラックマジックデザイン(Blackmagic Design)

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ブラックマジックデザインは総合機器メーカーでありオーストラリアに本社を置いています。特徴はシネマカメラ。まるでフィルムで撮影した劇場映画のようなクオリティでの撮影が可能です。ドキュメンタリー、テレビ番組制作、テレビCM、インディーズ映画をデジタルフィルムで撮影できます。ビデオカメラで映画作成をしたいというユーザーには要チェックですね!

初心者にもおすすめのビデオカメラ
エントリーモデル(価格:~3万円台)

「使いやすさ」と「画質の良さ」を両方の希望を満たすカメラを見つけることはなかなか難しいです。何を重視するかをよく考えてカメラを選んでみてください!

パナソニック(Panasonic) HDビデオカメラ HC-V360M-W

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商品価格 ¥ 32,858

本体の重さはわずか213gとコンパクトサイズ。カバンに忍ばせどこでも手軽に撮影できるカメラです。光学50倍、iAズームでは90倍の高倍率ズームが可能。有効画素数は220万画素で高倍率ズーム時や暗いところでも明るく撮影することができます。他の機能も多彩でエントリー機器としての費用耐効果は非常に高い機種ですね!

JVCケンウッド(KENWOOD) ビデオカメラ GZ-R300-D

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商品価格 ¥ 33,000

野外でアクアィブに使用したい場合にオススメの機種です。大容量バッテリーを内蔵していて、連続5時間の撮影を行うことができます。プロテクト機能(防塵、防水、耐衝撃、耐低温)により雨や砂埃にも強い構造設計。光学ズーム40倍、ダイナミックズーム60倍でのズームが可能です。タッチパネル表示が大きくて見やすいのもこの機種の特徴です。

キヤノン(Canon) デジタルビデオカメラ IVISHFR62BR

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商品価格 ¥ 41,897

入門モデル。内蔵メモリは搭載されておらず、記録メディアはSDカードとなっています。有効画素数207万画素フルHD高画質動画。明るいシーンをより明るく撮影するのが得意です。ズームは光学32倍、アドバンストズーム57倍で運動会でのズーム撮影にも問題なく対応可能。本体重量も235gと女性にも優しい設計です。その他デコレーション機能やベビーモードといった子育て世代向けの機能が満載です。

ゴープロ(GoPro) ウェアラブルカメラ CHDHS-101-JP

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商品価格 ¥ 39,285

小型で軽く、ボタンひとつで操作可能なアクションカメラです。耐久性・耐水性があり、水深10mまでの防水機能が付いています。上下左右を認識しているので上下逆さまにマウントしても自動的に正しい向きで撮影を行うことができます。臨場感ある映像を撮影することができます。

初心者にもおすすめのビデオカメラ
ミドルクラス(価格:4~6円万台)

パナソニック(Panasonic) デジタル4Kビデオカメラ HC-VX980M-W

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商品価格 ¥ 58,127

高画質4K30pの記録に対応していて、フルHDとは違った高精細画像を楽しむことができます。また、オートフォーカス機能も充実していて、4Kで撮影した早い動きの画像にもなめらかにオートフォーカスすることができます。光学ズーム20倍、iAズーム25倍(4K)、40倍(フルHD)。面白い機能としてビデオカメラの映像とスマートフォンで撮影した映像を合成することができる「ワイプ撮り」があります。同時に複数のメディアの画像を合成して保存するというのは新しい発想ですね。

ソニー(SONY) ビデオカメラ Handycam HDR-CX675-B

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商品価格 ¥ 45,490

「空間光学手振れ補正」技術よりズームしてもブレない強力な手ぶれ補正を実現しています。高速・高精度にピントを合わせてくれる「ファーストインテリジェントAF」でカメラの向きを変えてもすばやいポント合わせが可能です。有効画素数は229万画素、光学ズーム30倍、全画素超解像60倍。手振れ補正に強い高画質カメラです。

初心者にもおすすめのビデオカメラ
ハイエンドモデル(価格:6万円台~)

ソニー(SONY) 4Kビデオカメラ Handycam FDR-AX55-B

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商品価格 ¥ 121,979

米国向けに開発した4Kハンディカム「FDR-AX53」の国内モデル版。4K撮影に加えレンズやセンサ、空間光学手振れ補正ユニットを更新したカメラです。XAVC S 4K/HD動画とMP4動画の同時撮影、高画質フルハイビジョン対応のAVCHD動画とMP4動画の同時録画が可能。有効画素数は829万画素、ズームは光学20倍、全画素超解像40倍(HD)、30倍(4K)と非常に完成度の高いモデルです。

ブラックマジックデザイン(Blackmagic Design) シネマカメラ

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商品価格 ¥ 124,034

動画用に設計されたシネマカメラ。見た目はほとんどコンパクトデジタルカメラなのですが動画RAW撮影が可能で1080HDの解像度のProRes 422(HQ) ファイルを高速SDカードに直接収録します。ドキュメンタリー、インディーズ映画、フォトジャーナリズム、ミュージックフェスティバル、抗議デモ、紛争地域のような撮影が困難な場所での撮影にて力を発揮します。

本格的な撮影を志すあなたにおすすめのモデルです。