大切なシーンを写真できれいに残したいと考えている方や、いつも同じような写真しか撮れず不満に思っている方は多いと思います。そんな問題は、高画質な写真を撮影できる一眼レフで解消しましょう。今回は一眼レフの選び方、メーカーごとの比較、そして主流メーカーのひとつであるキヤノンから、撮影レベルごとにおすすめの一眼レフと交換レンズをご紹介します。

キヤノン(Canon)について

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キヤノンを語るときにニコンとよく比較されます。ニコンは、光学機械器具の製造や販売を手がけています。設立当初は、レンズ専門の技術者が集まり、双眼鏡の開発・設計・製造や、顕微鏡の設計事業などを提供。終戦後は、双眼鏡や顕微鏡に加え、測定機、メガネレンズ等の民生用光学機器の生産事業に転換。その後、一眼レフカメラ「ニコンF」の発売を開始、高級一眼レフカメラ提供メーカーとしての地位を築いてきました。

キヤノンは、設立当初からカメラやビデオ、プリンタなどを開発してきたメーカーです。そのため、ニコンはファインダーを操作する人の気持ちを、キヤノンはでき上がった写真を見る人の気持ちを第一に考えたカメラを開発しているとも言われています。

ニコンは人間の目で見たままの色を表現し、キヤノンは人間の目で見たときに美しく見えるように、色を調整しているとか…。広告用の写真ではキヤノンで撮影した画像が好まれる傾向もあるようです。肌色を白っぽく撮影できるキヤノンは、人物がきれいに写せるという特徴があるため、ポートレートを撮影する場合におすすめ。

さらにキヤノンはオートフォーカスの速さに優れています。そのためスピード感と人物の表現にこだわるスポーツカメラマンに、キヤノンユーザーが多いことは有名です。これは性能や画像の優劣ではなく、メーカーごとにこだわりと特徴があるので、最終的には好みによってくるでしょう。

キヤノンをおすすめする理由

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一眼レフカメラのメーカーは国内でもたくさんありますが、一眼レフカメラの国内シェア率は、実はニコンとキヤノンが約90%を占めています。つまり必然的に、レンズやボディのラインナップが充実しているのもこの2つのメーカーということになります。

選択肢も豊富なのでプロからアマチュアまで愛好者も多く、同じメーカーのカメラ仲間でレンズの貸し借りをすることもできる楽しみがあります。カメラの設定や操作方法がわからない初心者にも心強いのは、こうした「仲間」の存在です。同じメーカーを使う人が多いほど、世の中に出ている情報の量も多くなります。そのため、ニコンとキヤノンは初心者にも扱いやすいカメラと言われています。

レンズの種類もこの2メーカーが圧倒的に多く、そのため同じ性能でも価格が比較的安いものが多いとも言えます。メーカー純正のレンズでは、ニコンよりもキヤノンは比較的安いです。またキヤノンのレンズマウントを採用したレンズ専門メーカーのレンズなら、さらに抑え目の価格のものが手に入ります。レンズの種類が豊富という点も、一眼レフカメラを購入する場合の大きなポイントになります。

メーカー選びが重要な理由

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一眼レフのメーカー選びは、一眼レフを選ぶ際に重要なポイントの1つです。上述したように、メーカーによって特徴も違うため、これから自分がどんな写真を撮りたいかで選ぶことをおすすめします。また、一眼レフの醍醐味とも言えるレンズ交換によっての写真撮影もメーカーによって変化します。一眼レフとレンズの接合部分をマウントというのですが、メーカーごとにマウントが違います。

そのため、ニコンのレンズをキヤノンの一眼レフに使用するのは、難しいのが現状。メーカーを選ぶ際は慎重に選ぶのをおすすめします。どうしても乗り換えたい場合は、大きなコストが生じることも頭に入れておくとよいでしょう。一度選んだメーカーと長くお付き合いしていくのが、一眼レフの特徴とも言えます。選び方を間違えないようにしましょう。

初心者におすすめのキヤノン一眼レフ

キヤノン(Canon) デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7

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商品価格 ¥ 38,970

エントリー機としては、1番人気のモデル。はじめて一眼レフを購入する人は間違いなく、こちらがおすすめです。発売当時は世界最軽量と言われた一眼レフ。とにかく軽く、持ち運びに便利です。普段から持ち歩いたり、旅行などに持って行ったりしようと考えている人にもおすすめできる一眼です。首から下げていても、さほど重さを感じずに持ち運ぶことができますよ。

スペックはエントリー機としては十分なスペックを持っているため、スマホなどとは比べものにならないくらいの写真撮影が可能ですよ。自動でピントを合わせてくれるAF機能も充実しているため、はじめてでも、簡単にピントを合わせることができます。

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キヤノン(CANON) EOS Kiss X80

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商品価格 ¥ 46,917

有効1800万画素のAPS-Cセンサーの9点AFセンサーにより、シャッターを押すだけで撮影できる全自動モード、シーンにダイアルを合わせて撮影するモードのようにい、いくつか種類があります。そのため、初心者の方にも扱いやすいですよ。

Wi-Fi・NFC対応によりスマートフォンやタブレットと簡単に接続できる便利機能が搭載されており、撮った写真をSNSにアップロードしたい人などにおすすめ。常用ISO感度は100〜6400で暗い場所でも手ブレを気にすることなく手持ちで撮影可能。

ISO感度を拡張すれば、ISO12800相当の高感度撮影もできます。フルHDの動画撮影機能もあるため、すぐ飽きてしまうということはありませんよ。

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キヤノン(CANON) EOS Kiss X8i

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商品価格 ¥ 69,872

有効2420万画素のAPS-Cセンサーとオールクロール19点AFセンサーを搭載し、先ほどご紹介した「EOS Kiss x80」より高画質で撮影できます。常用ISO感度は100〜12800(拡張ISO25600)、高感度撮影時にノイズを低減する機能もあり暗いシーンでも美しい写真が撮れますよ。撮影モードは全自動、撮影シーンを選択するモード、シャッター速度や絞り値を設定するモードを搭載。

Wi-Fi・NFC対応、フルHD動画撮影・編集機能もあり、いろいろな楽しみ方ができます。キヤノンのキャッチコピーのように一眼レフの入門機としておすすめです。

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キヤノン(CANON) EOS 8000D

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商品価格 ¥ 88,688

イメージセンサー、映像エンジン、AFシステム、ファインダー、ISO感度、撮影モード、Wi-Fi・NFC対応、動画撮影と基本性能は上記「EOS Kiss X8i」と基本性能に変わりはありません。大きく違うのは操作性で「EOS Kiss x8i」は従来のEOS Kissシリーズと同じくシンプルな操作性で、「EOS 8000D」はこれ以降にご紹介する上位機種に似た操作性を採用したことです。

具体的には、サブ液晶とサブ電子ダイヤルを搭載。背面の液晶を見ることなく、サブ液晶でさまざまな情報を確認できます。機能面でも電子水準器の表示、HDR動画撮影、動画撮影中のデジタルズームが可能。将来的に上位機種を購入したい方におすすめです。

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ミドルユーザーにおすすめのキヤノン一眼レフ

キヤノン(CANON) EOS 80D

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商品価格 ¥ 125,300

オートクロス45点AFセンサーと有効2420画素のAPS-Cセンサー搭載のミドルクラス入門機。ファインダー内で測距エリア選択や傾き・構図確認に役立つ電子水準器のような、撮影情報を確認できる「インテリジェントビューファインダー」を搭載。ファインダー視野率は約100%を実現し、ファインダー撮影に最適です。

液晶モニターはバリアングル液晶を採用。上から見下ろすアングルや地面すれすれのアングルなど、無理のない姿勢で撮影できます。その他の機能として常用ISO感度は100〜16000(拡張ISO25600)、フルHD動画撮影、Wi-Fi対応。昔のEOS Kissシリーズから買い換える予定で、少し上のレベルの一眼レフをお探しの方におすすめ。

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キヤノン(Canon) デジタル一眼レフカメラ EOS 6D

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商品価格 ¥ 190,060

フルサイズの一眼レフは、イメージセンサーのサイズが、「APS-C」サイズの機種に比べて重くなる傾向にあります。一眼レフが重くなると、持ち運ぶ人にとっては大きな負担に。きれいに撮影できる反面、旅行には適しません。今までのフルサイズにはそう言ったデメリットがありましたが、こちらの機種は別。

発売当時、フルサイズの一眼レフとしては、世界最軽量としてデビューしました。本体重量は約680g。機動力と画質の良さ両方を兼ね備えたハイスペック一眼レフです。軽いですがGPSやWi-Fi機能などが搭載されているため、便利に使用することができます。旅行にもおすすめの一眼レフです。

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キヤノン(CANON) EOS 5Ds R

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商品価格 ¥ 435,460

世界最高5060万画素を誇るEOS 5Ds R。センサーサイズはフルサイズで圧倒的な高画質を実現します。カメラ内部の振動ブレを低減する「ミラー振動制御システム」などを採用し、高画素のメリット最大限に引き出しています。

AFシステムはキヤノン最高の61点高密度レティクルAF。画像の保存はCFカードとSDメモリカードを同時に使用できるデュアルカードスロットを装備。撮影時に2枚のカードに同時に保存したり、カードごとに記録画質を振り分けできたりと、4種類の記録方式を設定できます。風景写真をできるだけきれいに撮影したい方におすすめです!

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プロフェッショナルユーザーにおすすめのキヤノン一眼レフ

キヤノン(CANON) EOS-1D X Mark II

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商品価格 ¥ 659,010

4年ぶりに販売されたフラッグシップモデル。有効2020万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載し、オートフォーカスは新開発した61点レティクルAFを採用。ISO感度は常用で100〜51200、拡張で50〜409600に対応し、より自由な撮影が可能になっています。フェンダー撮影時には最高14コマ/秒、ライブビュー撮影は最高16コマ/秒を実現し、狙った瞬間を逃すことなく撮影できます。

動画撮影は4K動画に対応し、写真のみならず動画も高画質で撮影可能。画像保存はデュアルスロットで4つの保存形式を選択できます。Wi-Fiには対応していませんが、有線LANには対応しています。

スマートフォンと同じようにGPSを内蔵しており、画像に位置情報を記録できます。重量は1530gと重く、旅行に持って行くには不便ですが、予算に余裕があり長く同じ一眼レフを使いたい方におすすめです。

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キヤノンのおすすめレンズ

キヤノン(CANON) EF50mm F1.8 STM

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商品価格 ¥ 14,137

2015年販売のEOSシリーズ単焦点レンズ。25年ぶりにリニューアルしたレンズは、人間に視覚に近い50mmの画角とF1.8と明るい開放絞り値で大人気の単焦点レンズです。価格が1万円台ということで比較的手に入れやすい点も人気のひとつです。APS-Cセンサーを搭載したEOSシリーズに装着した場合は、35mm判換算で焦点距離が80mm相当になるので、注意が必要です。

全てのキヤノンユーザーのおすすめのレンズですが、特に初心者はこのレンズを最初に購入し、いろいろ撮影し勉強することをおすすめします。

キヤノン(CANON) EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

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商品価格 ¥ 59,749

新開発のナノUSMを搭載した標準ズームレンズ。新しい超音波モーター搭載で今まで以上に早くピントが合うようになっています。レンズ内に手ブレ補正があり、写真撮影だけでなく動画撮影でも安心して撮影できます。

18mmー135mmの焦点距離は散歩撮影や旅行撮影など、これひとつで対応可能。一方で、開放絞り値がF3.5ーF5.6なので背景のボケがあまりなくポートレート写真などにはおすすめしません。

キヤノン(CANON) EF100mm F2.8L マクロ IS USM

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商品価格 ¥ 91,170

ハイブリッドISを搭載した中望遠マクロレンズ。ハイブリッドISとはカメラを軸にレンズがブレる場合とカメラ本体がブレる場合、どちらのブレにも対応した機能で手持ちで高精度なマクロ撮影ができるようになりました。

マクロとは被写体に対する最大撮影倍率のこと。最初にご紹介した「EF50mm F1.8 STM」が0.21倍に対して、このマクロレンズは1倍(等倍)で撮影できます。そのため、人物や風景などの撮影ではなく、花や昆虫を大きく撮影することに適しています。花をきれいに撮影したい方におすすめです。

キヤノン(CANON) EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

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商品価格 ¥ 233,988

ミドルユーザー向けの一眼レフ本体と価格は変わらないですが、大人気の望遠ズームレンズ。前モデルから16年ぶりの後継機で最新の光学設計により、焦点距離100ー400mmの全域において、画面の隅々まで高画質を実現しています。

レンズ内の手ブレ補正機能は、モータースポーツや鉄道写真の撮影でよく使う流し撮りに対応。スポーツの激しい動きに対応したモードなどがあります。価格は高いですが、運動会や各種スポーツ、鉄道写真・・・遠くのものを撮影したい方におすすめ。

一眼レフの選び方

ポイント1:イメージセンサーサイズをチェック

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一般的に一眼レフで撮影した画質はよいと言われています。これはレンズから入った光を、電気信号に変換するイメージセンサーのサイズがコンパクトデジカメやスマートフォンに比べ大きいためです。デジタルカメラのイメージセンサーサイズとしては、下は1/2.3型(6.2mmx4.6mm)から中判(44mmx33mm)まであります。

一眼レフでの主流サイズはAPS-C(23.7mmx15.7mm)かフルサイズ(36mmx24mm)になり、フルサイズになれば本体も大きくなり価格も高くなります。iPhone6は6.1mm×4.8mm、一般的なコンパクトデジカメは7.6mmx5.7mmで、一眼レフに比べて何倍も大きさが違うことがわかります。

ポイント2:オートフォーカス性能をチェック

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オートフォーカス(AF)は被写体に自動的にピントを合わせる機能です。オートフォーカスでピントを合わせる場所は、ファインダーを使った撮影と液晶モニターを使った撮影で操作方法が違ってきます。ファインダーを使った撮影では、ポイントを絞ったオートフォーカス、カメラが全て被写体を判別してピントを合わせるオートフォーカスなどがあります。

液晶モニターを使った撮影では、ターゲット追尾オートフォーカス、顔認識オートフォーカスも可能です。何をメインに撮影するかによって、オートフォーカス性能をチェックしましょう。

ポイント3:ISO感度をチェック

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早い被写体や暗い場所などの撮影に関係するのがISO感度です。ISO感度は光をとらえる能力を表す値で、ISO100やISO200などの数字で表現し、数字が高いほど光をとらえる能力が高くなります。早い被写体の場合ではISO100に比べ、ISO200なら2倍速いシャッタースピードで撮影可能。被写体のブレを抑えて撮影できます。

暗い場所での撮影では、感度を上げることにフラッシュを使用しなくても明るく写せます。ISO感度を上げれば、上記のようなメリットがありますが、感度を上げれば上げるほど写真にノイズが増え、ざらついた写真になるという問題もあります。スポーツ写真や夜景をメインで撮影するなら、ISO感度が高く設定できるカメラを選びましょう。

ポイント4:機能をチェック

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動画を撮影できるもの、Wi-Fi機能が搭載されタブレットに写真を取り込めるものなど、写真の撮影以外にもさまざまな機能があります。写真撮影でもカメラまかせで簡単に撮影できる機能や連写機能、カメラ本体で特殊な加工をした写真を撮影できる機能もあります。機能がたくさんあれば価格も高くなりますので、最低限自分が必要な機能を洗い出して、選ぶことをおすすめします。また、最大撮影枚数や時間、バッテリーも確認しましょう。

ポイント5:大きさや重量をチェック

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一眼レフ本体の重量だけで、一番軽いものから一番重いものまで3倍以上の重さの差があります。また、交換レンズを装着すると重量も増えサイズも大きくなります。旅行できれいな写真を撮りたくて、1.5Kgある高機能の一眼レフを購入。そのうえ交換レンズも持って行くことになると重量も場所も取り、持ち運びに不便。次回から持って行かなくなる可能性も…。使用するシーンを想定し大きさや重量を十分チェックしましょう。

ポイント6:交換レンズをチェック

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一眼レフの最大の魅力はレンズを交換できることです。しかし、レンズと一眼レフ本体はカメラメーカーごとに規格があり、他のカメラメーカーのレンズを装着することができません。ほとんどの一眼レフは交換レンズ付きで販売していますが、ズームレンズになります。

撮りたい被写体に合わないレンズなら最初から一眼レフ本体のみ購入し、別に交換レンズを購入することをおすすめします。また、一眼レフメーカーの純正品レンズではなく、価格が安いレンズメーカーのレンズを購入することも選択肢のひとつです。